伊藤比呂美
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伊藤 比呂美(いとう ひろみ、1955年9月13日 - )は、日本の詩人、小説家。東京都出身。東京都立竹早高等学校、青山学院大学文学部日本文学科卒業。
目次 |
[編集] 略歴
詩人としてデビュー、性を赤裸々に語る特異な話法で人気を博す。ポーランド文学者の西成彦と結婚、子供を儲けて、育児関係のエッセイなどを書いていたが、のち離婚。小説を書き始める。1997年よりカリフォルニア在住。
- 1993年、『家族アート』で第6回三島由紀夫賞候補。
- 1998年、「ハウス・プラント」で第119回芥川龍之介賞候補。
- 1999年、「ラニーニャ」で第121回芥川龍之介賞候補、『ラニーニャ』で第21回野間文芸新人賞受賞。
- 2006年、『河原荒草』で第36回高見順賞受賞。
- 2007年、『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で第15回萩原朔太郎賞受賞。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『伊藤比呂美詩集』(1980年9月、思潮社)
- 『青梅』(1982年7月、思潮社/1988年8月、集英社文庫)
- 『感情線のびた』(1984年7月、弓立社)
- 『テリトリー論』(1985年4月、思潮社)
- 『週刊本34 知死期時 近松と馬琴と南北と』(1985年5月、朝日出版社)
- 『良いおっぱい悪いおっぱい』(1985年10月、冬樹社/1992年7月、集英社文庫)
- 『おなか ほっぺ おしり』(1987年9月、婦人生活社/1993年11月、集英社文庫)
- 『伊藤比呂美詩集』(1988年12月、思潮社、現代詩文庫)
- 『おなか・ほっぺ・おしりそしてふともも』(1989年2月、婦人生活社/1996年9月、集英社文庫)
- 『主婦の恩返し』(1990年12月、作品社)
- 『家族アート』(1992年7月、岩波書店)
- 『わたしはあんじゅひめ子である 伊藤比呂美詩集』(1993年9月、思潮社)
- 『コドモより親が大事』(1993年9月、婦人生活社/1997年6月、集英社文庫)
- 『居場所がない!』(1996年9月、朝日新聞社/1999年4月、朝日文庫)
- 『ラニーニャ』(1999年9月、新潮社)
- 『伊藤ふきげん製作所』(2000年8月、毎日新聞社/2003年12月、新潮文庫)
- 『またたび』(2000年11月、集英社)
- 『万事OK』(2002年7月、新潮社)
- 『日本ノ霊異ナ話』(2004年3月、朝日新聞社/2007年2月、朝日文庫)
- 『ラヴソング』(2004年7月、筑摩書房)
- 『おなか ほっぺ おしり トメ-末っ子のトメが加わって究極の最終完結編 』(2004年9月、PHP研究所)
- 『レッツ・すぴーく・English』(2005年5月、岩波書店)
- 『ミドリノオバサン』(2005年11月、筑摩書房)
- 『河原荒草』(2005年12月、思潮社)
- 『コヨーテ・ソング』(2007年5月、スイッチパブリッシング)
- 『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』 (2007年6月、講談社)
[編集] 共著
- 『靴をはいた青空〈3〉 詩人達のファンタジー』(1981年12月、出帆新社)田村隆一、岸田衿子、鈴木志郎康、岸田今日子、矢川澄子との共著
- 『女のフォークロア』(1986年11月、平凡社)宮田登との共著
- 『性の構造ーうれしい変態 たのしい淫乱』(1987年6月、作品社)黒木香との共著
- 『パパはごきげんななめ』(1989年3月、作品社/1992年7月、集英社文庫)
西成彦との共著
- 『恋愛微妙相談 男もつらいが、女もつらい』(1989年6月、徳間書店)荒川洋治、ねじめ正一との共著
- 『魔法の鏡のなかへ』(1989年7月、思潮社)平田俊子、榊原淳子、諏訪優、鈴木志郎康、さとう三千魚との共著
- 『のろとさにわ』(1991年12月、平凡社/1995年11月、平凡社)上野千鶴子との共著
- 『あかるく拒食ゲンキに過食』(1992年3月、平凡社)斎藤学との共著
- 『おなかほっぺおしり ポーランドゆき』西成彦(1994年10月、婦人生活社)
- 『家庭の医学』西成彦(1995年3月、筑摩書房)
- 『手・足・肉・体―Hiromi 1955』(1995年8月、筑摩書房)石内都との共著
- 『ハイパーヴォイス ジェンダー、ジャンルを越えて交差/融合する主体としての声』(1996年1月、ジャストシステム)有満麻美子、ミルキィイソベ、大原まり子、キャロリン・ガイアとの共著
- 『THE SLICES OF THE U.S.A. 9人の作家が描いたそれぞれのアメリカ』(1996年7月、バックアップパブリッシング)リチャード・ヘル、ジョエル・ローズ、辻仁成、ジョー・メイナード、駒沢敏器、デニス・クーパー、保田卓夫、カオリンタウミとの共著
- 『現代語訳 樋口一葉・にごりえ他』(1996年12月、河出書房新社/河出文庫)
- 『なにたべた?』(1999年10月、マガジンハウス)枝元なほみとの共著
- 『死を想う われらも終には仏なり』(2007年5月、平凡社)石牟礼道子との共著
[編集] 訳書
- 『ラ・フォンテーヌ寓話』(1981年5月、白泉社)
- 『きみの行く道』ドクター・スース(1999年6月10日、河出書房新社)
- 『キャット イン ザ ハット』ドクター・スース(2001年1月、河出書房新社)
- 『ビリー・ジョーの大地』カレン・ヘス(2001年3月、理論社)
- 『11の声』カレン・ヘス(2003年8月、理論社)
- 『ふしぎのたね』ケビン・ヘンクス(2007年5月、福音館書店)