仙台 - 築館・栗駒線
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仙台 - 築館・栗駒線(せんだい - つきだて・くりこません)は、宮城県仙台市と栗原市を結ぶミヤコーバスが運行する高速バスである。
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[編集] 概要
仙台 - 築館間にはかつて宮城交通が国道4号経由の急行バスを運行していたが、慢性的な渋滞のため定時運行ができず、東北新幹線のくりこま高原駅が開業したこともあって利用者は減っていった。いっぽう、1980年代に国道4号経由で運行されていた国鉄バス(当時)・東日本急行の仙台 - 一ノ関・中尊寺線が仙台 - 築館間を東北自動車道経由に変更すると、それにあわせ宮城交通でも仙台 - 築館線の1往復を東北自動車道に乗せ替え「特急バス」として運行し、さらに栗駒までの延長をはかった。その後運行回数や経路の変更、往復割引運賃の設定等を経て現在に至る。
[編集] 運行経路
仙台駅前(西口バスプール) - 電力ビル前 - (仙台西道路) - (仙台宮城IC) - (東北自動車道) - 高速三本木 - (築館IC) - 栗原市役所前 - 築館駅前(※築館町) - 築館営業所 - 宮野 - 芋埣 - 三ツ橋 - 尾松農協前 - 田町駅前 - 栗駒駅前
[編集] 運賃
- 仙台 - 三本木間:大人片道700円、回数券(4枚綴り)2,500円 ※仙台 - 古川線と共通
- 仙台 - 築館間:大人片道1,730円、往復2,000円
- 仙台 - 栗駒間:大人片道2,160円、往復2,200円
[編集] 歴史
- 1985年頃 - 仙台 - 築館間特急バス(泉IC~築館IC間東北自動車道経由)1日1往復で運行開始。
- 198x年 - 築館 - 栗駒間路線延長。
- 2000年7月1日 - 往復割引を導入(仙台 - 築館間2,000円、仙台 - 栗駒間3,000円)。
- 200x年 - 宮城交通本体から宮交栗原バスの運行に変更。
- 2005年4月1日 - 1日4往復に増便(栗駒行2往復、築館行2往復)。
- 2006年4月1日 - 仙台宮城IC経由に変更。仙台 - 栗駒間の往復運賃を2,200円に値下げ(これにより片道運賃と往復運賃の差がほとんどなくなる)。
- 2007年1月1日 - 子会社再編により、運行事業者がミヤコーバスに変更。
- 2007年3月1日 - 1日2往復に減便。
[編集] 関連項目
- 仙台 - 金成線(東日本急行の路線/仙台~築館町間はほぼ同じ路線)
- 仙台 - 村田・蔵王町線(間合い運用で充当)