二酸化塩素
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二酸化塩素 | |
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IUPAC名 | |
別名 | |
組成式 | ClO2 |
式量 | g/mol |
形状 | 刺激臭のある橙色の空気より重い気体 |
結晶構造 | |
CAS登録番号 | 10049-04-4 |
密度と相 | 1.64 g/cm3, 液体(0℃) |
水への溶解度 | 0.8 g/100 mL (20 °C) |
融点 | -59 °C |
沸点 | 11 °C |
出典 |
二酸化塩素(にさんかえんそ)は、塩素の酸化物で、化学式 ClO2 で表される化合物。塩素の酸化数は+4。
目次 |
[編集] 物理的性質と番号
- 常温、常圧では、塩素やオゾンのような刺激臭のある橙色の空気より重い気体。光や熱に対しては不安定
- 融点 −59 ℃
- 沸点 11 ℃
- 溶解度 0.8
- 液体は赤褐色で比重 1.64 (0 ℃)
- 固体は橙黄色
- CAS登録番号 10049-04-4
[編集] 化学的性質
消臭作用がある。助燃性がある。
消毒などに使われる。塩素酸に、その他の酸を溶かして得られる。
[編集] 新型インフルエンザ対策に対する有効性
毒性の強いH5N1型鳥インフルエンザが人型に変異した場合人間は過去に感染していないため、世界的大流行(パンデミック)が懸念されているが、この新型インフルエンザに対する空間消毒薬として、2酸化塩素ガスが注目されている。2008年5月2日放送のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」によると、「クレペリン(2酸化塩素の商品名)」をガス化してエアコンから噴出させるよう電気メーカーが開発中であり、このエアコンに関しての問い合わせがホテル・オフィスから増加しているとのことである。