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二本松城 - Wikipedia

二本松城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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二本松城
福島県
通称 霞ヶ城、白旗城
城郭構造 梯郭式平山城
天守構造 不明
築城主 二本松満泰
築城年 室町時代中期
主な改修者 丹羽光重
主な城主 二本松氏伊達氏蒲生氏上杉氏加藤氏丹羽氏
廃城年 1872年
遺構 天守台、石垣、堀
指定文化財 国史跡(戒石銘碑)
再建造物 箕輪門、附櫓
位置 北緯37度35分58.71秒
東経140度25分40.75秒
  

二本松城(にほんまつじょう)は、福島県二本松市郭内にある平山城)。日本100名城の一つ。別名、霞ヶ城・白旗城と呼ばれる。

目次

[編集] 概要

二本松城は二本松市街地の北に位置し、麓の居館と、標高345mの「白旗が峰」に築かれた城郭からなる梯郭式の平山城である。江戸時代二本松藩丹羽氏の居城となった。

現在は「霞ヶ城公園」として整備されており、石垣と再建された箕輪門がある。山上の本丸には天守台、石垣が近年になって再構築された。また、城の入り口には二本松藩7代藩主・丹羽高寛が、家臣で儒学者の岩井田昨非の献策により、一夜のうちに自然石に藩政改革と綱紀粛正の指針を刻ませた「戒石銘碑」があり、昭和10年(1935年)に国の史跡に指定されている。

城郭由来の建造物として、県指定文化財の茶亭「洗心亭」が、明治時代城内に再移築され現存する。

[編集] 歴史・沿革

[編集] 室町時代

室町時代初期の興国2年(1341年室町幕府より奥州探題に任ぜられた畠山高国は塩沢・殿地が岡(「田地が岡」とも)に最初の居を構え、地名を二本松と改称した。 二本松城の歴史は、畠山氏4代の畠山満泰が、応永21年(1414年)もしくは嘉吉年間(1441年 - 1443年)にこの地に城を築城したことに始まる。この頃、畠山氏は二本松氏と姓を改めた。

[編集] 安土桃山時代

二本松氏は陸奥岩代地方に定着していたが、戦国時代になると伊達政宗が勢力を伸長し争うこととなった。天正13年(1585年)9月、12代二本松義継は政宗に攻め立てられるが、政宗の父・輝宗に降伏を申し出て和議が成立した。輝宗のもとに出向いた義継は、あろうことか輝宗を拉致し二本松城へ取って返した。これを聞きつけた政宗は、輝宗もろとも義継を射殺した(粟之巣の変)。和議は破れ、政宗はすぐに二本松城の攻城を開始した。守備側は義継の子・国王丸(のち義綱)を継嗣に立て籠城した。城は政宗の猛攻によく耐えた。しかし、翌天正14年(1586年7月16日(新暦8月30日)、政宗への内通者も出たため相馬義胤の口添えにより義綱は火を放ち二本松城は落城した。ここに二本松氏は滅亡した。

伊達氏の統治する二本松城には片倉景綱、次いで伊達成実を城代とし、二本松氏旧臣を統治させた。天正18年(1590年)政宗は豊臣秀吉に会津地方を没収されると、二本松城は会津若松城に入った蒲生氏郷の支城となった。氏郷は蒲生郷成、町野重仍を城主に据えた。慶長3年(1598年蒲生氏に代わって上杉景勝が会津に入り下条忠親が城代となった。

慶長5年(1600年徳川家康に敵対した上杉氏関ヶ原の戦いの後、米沢城に移された。会津には蒲生氏郷の子・秀行が入部し、梅原弥左衛門と門屋勘右衛門が二本松城代となった。

[編集] 江戸時代

元和8年(1622年)、本山豊前・本山河内が城代となり、のちに外池信濃守が城代となった。

寛永4年(1627年)、蒲生氏が伊予国松山城に転封となり、会津には加藤嘉明が入った。二本松城には加藤氏与力の松下重綱下野国烏山城から5万石で入城した。翌寛永5年(1628年)重綱が没すると、その子・長綱三春城に移され二本松城には嘉明の二男・明利が入城した。

寛永20年(1643年)、嘉明の子・明成改易となり、明利の子・明勝も本家と同様に改易となった。代わって白河小峰城より丹羽長秀の孫・光重が10万700石で入城した。光重は二本松藩の藩庁としての偉容を備えるため大改修を行った。この際に、本丸に石垣が積まれ、3重の天守が築かれた。以後、明治維新まで丹羽氏の居城となった。

慶応4年(1868年)の戊辰戦争に際し二本松藩は奥羽越列藩同盟に参加して新政府軍と戦った。藩兵の大半が白河口に出向いている隙をつかれ、新政府軍が二本松城下に殺到した。手薄になった攻城戦においては「二本松少年隊」と呼ばれる少年兵も動員された。しかし、7月29日(新暦9月15日)の僅か1日の戦闘において落城した。藩主の丹羽長国米沢に逃亡し、9月に降伏、石高を半減され藩が存続した。この攻城戦において城の建物の多くが焼失した。

[編集] 近現代

明治5年(1872年)、廃城令によって残る建物も全て破却された。

昭和57年(1982年)箕輪門と附櫓が復元された。平成5年(1993年)から平成7年(1995年)にかけて本丸の修復、復元工事がなされ、天守台や本丸石垣が整備された。

平成18年(2006年)4月6日、日本100名城(11番)に選定され、平成19年(2007年)6月から全国規模の日本100名城スタンプラリーが開始された。

[編集] 構造

二本松城は二本松市街地の北に位置し、麓の居館と、標高345mの「白旗が峰」に築かれた城郭からなる梯郭式の平山城である。

頂上の城跡が時代的には古く、室町中期、畠山氏第4代畠山満泰によるものである。畠山氏の以前の居館は殿地が岡(「田地が岡」とも。現二本松市立塩沢小学校の敷地)であった。殿地が岡は平城であるが、周囲の平地から20mほどの微高地に築かれており、館的な要素が色濃い城である。観応の擾乱以降不穏になっている情勢にあわせ、城の南方1.5kmほどの「白旗が峰」に築城したと思われる。

山の頂上の本丸が置かれ、本丸と平地の比高は約120mである。本丸から北西・東・南にそれぞれ尾根が伸びており、東と南の尾根にそれぞれ曲輪が築かれている。唯一他の山につながっている北西の尾根は堀切で遮断されており、北方の尾根伝いに敵が侵入するのを防ぐ形となっている。

奥州仕置に伴って蒲生氏郷が入部すると、城域は拡大され、梯郭式の城へと変貌した。また、本丸直下に穴太積みによる大石垣が組まれ、織豊城郭としての形が整えられた。これと同時に城下も整備されている。蒲生氏の支配の後は加藤嘉明会津に入部し、加藤領となった。このときに山麓部分の高石垣が築かれている。

1643年、丹羽光重が二本松に入部すると、城下の大規模な改修を行った。まず、奥州街道を付け替えて直接城下を通らないようにし、城の南に東西につながる観音丘陵を城域に取り込んでいる。城と丘陵で囲まれた地域は武家地となり、丘陵には切通しが開かれた。このときの城域は「郭内」という地名に残っている。切通しには門が設けられ、城の外部の警戒線として機能させた。丘陵も含めた広大な城域は、東に口をあけた馬蹄のような形になっており、外部から城に侵入するには一旦丘陵と切通しを越えなければならないようになっている。この点は鎌倉と作りが似ている。また、城域外から本丸を除いた城の様子がまったくわからないという防御に有利な縄張りを持っている。

東側の開口部には水堀と門が築かれ、守りを固める形になっている。以前は堀の形に沿ってクランクがあったが、近年の道路改修で消失している。丘陵のうち北東方面(現在の二本松第一中学校付近)はなだらかだが、その北を流れる鯉川の段丘崖があったと考えられ、相応の防御力を持っている。

寺社は観音丘陵の南面と城の開口部で水掘より東に続く谷の両側に集中して配置されている。特に沢地形の奥に寺社が築 かれることが多く、外敵が進入したときに兵の駐屯場所と出撃拠点をかねるような形になっている。城下最大の寺社は二本松神社であるが、観音丘陵南面の尾根上に築かれており、独立した曲輪として機能するようになっている。

また、地形的な弱点である西側の搦手には、大隣寺・龍泉寺が配置され、防御力を補う形になっている。

丹羽氏が入部してから本丸はほとんど機能していなかった。これは城の中心が山麓に移ったことを示している。しかし、室町期から城として活用されてきただけあり、本丸周辺には年代が特定できないものを含めて無数の平場がそのまま残されている。

[編集] 関連項目

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