乾坤院
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乾坤院 | |
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山門 | |
所在地 | 愛知県知多郡東浦町大字緒川字沙弥田4 |
山号 | 宇宙山(うちゅうざん) |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 大通智勝如来 |
創建年 | 文明7年(1475年) |
開基 | 水野貞守 |
正式名 | 宇宙山 乾坤院 |
札所等 | 四國直傳弘法大師 第十五番 |
文化財 | 山門など |
乾坤院(けんこんいん)は、愛知県知多郡東浦町にある曹洞宗の寺院で寺格は中本山別格地。山号は、宇宙山(うちゅうざん)。
目次 |
[編集] 由緒
室町時代中期の文明7年(1475年)、緒川城初代城主水野貞守によって水野家の菩提寺として建立された。徳川家康の生母である伝通院が4代水野忠政の娘であり、同寺でも供養されている事から、江戸時代には尾張徳川家の庇護を受けた。
[編集] 名の由来
乾坤とは八卦で言う所の西北と南西の方位を表わし、緒川城から見て西方(乾と坤の間)に造られた事からその名が付けられたと伝えられている。また、乾坤が「天と地」をも意味することから、山号を「宇宙山」としたと由来される。
[編集] 逆翁と川僧
貞守は開山にあたり、親交のあった逆翁宗順を迎えたが、逆翁は自らの師であり漢学者としても知られた川僧慧済を勧請開山として自らは二世となった。しかし川僧は開山の2ヶ月後に没し、実際には乾坤院に来る事は無かった。
[編集] 宇宙稲荷大明神
明応年間、出陣時の必勝祈願のために、伏見から緒川城内へと勧請された稲荷神で、現在は乾坤院のすぐ隣に位置している。なお、知多民話「狐の嫁入り」の発祥の元となったとも伝わる。
[編集] 文化財
総門は緒川城が廃城となった後に移築された、現存する唯一の遺構であると伝えられている。