上杉房実
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上杉 房実(うえすぎ ふさざね、嘉吉3年(1443年) ‐ 永正5年(1508年)?)は、室町時代の人物。上杉氏一族で越後の上杉家の分家である上条上杉家出身(そのため、上条房実ともいう)。上杉清方の子。上杉房定の弟。上杉定実(のち越後守護)、上杉定明、積翠院(伊達尚宗室)、上条定憲らの父(ただし、定憲は孫であるともされる)。淡路守。
文安3年(1446年)、父が謎の死を遂げた後、兄の上杉房定が上条上杉氏を継いでいたが、宝徳元年(1449年)に従兄弟の越後守護上杉房朝が急死したために房定がその後継となり、代わりに房実が上条上杉氏を継ぎ、上条城を中心に刈羽郡上条の地を治めた。