ヴィクトリアス (空母)
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艦歴 | |
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発注 | 1936年 |
起工 | 1937年5月4日 |
進水 | 1939年9月14日 |
就役 | 1941年5月14日 |
退役 | 1968年3月13日 |
除籍 | |
その後 | 1969年にスクラップとして廃棄 |
性能諸元 | |
排水量 | 竣工時:29,500 トン 改装後:35,500 トン |
全長 | 竣工時:205 m 改装後:230 m |
全幅 | 竣工時:29 m 改装後:31.4 m |
吃水 | 竣工時:8.5 m 改装後:9 m |
機関 | 111,000 shp, 3軸推進 |
最大速 | 30.5 ノット (57 km/h) |
航続距離 | 14 ノットで11,000カイリ |
兵員 | 士官、兵員2,200 名 |
兵装 | 連装4.5インチ砲8基 2ポンド(40口径)8連装ポムポム砲6基 40mm対空砲21基 20mm機銃45基 |
搭載機 |
ヴィクトリアス (HMS Victorious, R38) は、イギリス海軍のイラストリアス級航空母艦の2番艦。同型艦はイラストリアスとフォーミダブル。
イラストリアス級空母は格納庫を2段から1段に減じ、飛行甲板に装甲をした事で知られている。その影響で搭載機数も少なく、同時期の日米の空母から見ると見劣りする。
[編集] 艦歴
ヴィクトリアスは第二次世界大戦中に、アメリカ海軍の空母が日本海軍の攻撃で損傷・損失した事で、太平洋方面の空母の不在期間を埋める為にアメリカ海軍に貸し出され、アメリカ海軍の部隊に所属して行動した事があり、イギリス海軍からアメリカ海軍に貸し出された唯一の艦船である。
第二次世界大戦末期には、イギリス海軍の艦艇として沖縄戦で日本軍の特攻機の攻撃を受け大きな損傷を受けたが、致命的な結果は免れている。
大戦終結後の1947年には予備役に編入されたが、1950年にジェット機に対応する為の近代化改装を受け、アングルド・デッキなどの装備を追加している。東洋艦隊に所属した事もあり、日本にも来航している。
1967年の火災事故がきっかけとなり、1968年には除籍されスクラップとして売却された。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
イラストリアス級航空母艦 |
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