レオポン
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レオポンはヒョウの父親とライオンの母親から生まれた雑種。頭はライオンに、体はヒョウに似る。
最初のレオポンは1910年にインドマハラシュトラ州のコラプールで誕生した。2匹が生まれ、うち一匹は2ヶ月半で死亡した。その後兵庫県西宮市の甲子園阪神パーク、ドイツハンブルクのハーゲンベック動物園、またイタリアでも誕生した。
[編集] 日本のレオポン
その中で、阪神パークでのレオポン計画は最も成功した例である。
ヒョウの「甲子雄」(かねお)を父親、ライオンの「園子」(そのこ)を母親として1959年11月3日に最初の2頭が誕生した。兄は「レオ吉」、妹は「ポン子」と名づけられた。
1961年6月29日に3頭の兄弟が誕生し「ジョニー」「チェリー」「ディジー」と名づけられた。
1967年頃、トラの父親とレオポンの母親から「タイポン」をつくる計画があったが、生殖能力の低さなどから実現しなかった。
5頭すべてが剥製にされた。阪神パーク閉園後、「レオ吉」と「ポン子」は国立科学博物館に、「チェリー」と「ディジー」は天王寺動物園に、「ジョニー」は西宮市に引き取られた。また同時に「ジョニー」はリゾ鳴尾浜で展示されることになった。
[編集] 外部リンク
- リゾ鳴尾浜 ※レオポンの剥製については「周辺施設」のページに記載。