リック吉村
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リック吉村（りっく よしむら、1965年2月12日 - ）は、プロボクサー。本名はフレデリック・ロバーツ。アメリカ合衆国ニューヨーク市生まれ。
[編集] 来歴
12歳でボクシングを始める。20歳で空軍に入隊し、同年に米軍三沢基地に配属という形で来日。1992年、横田基地勤務となる。
三沢基地勤務時代にプロボクサーとなり、1990年、日本スーパーライト級王者になる。3度目の防衛には失敗し無冠になるが、1993年9月に1階級下のライト級に下げて王座に返り咲き、同時に日本王座2階級制覇を果たすが、初防衛戦で坂本博之に敗れまたも無冠になるも、1995年1月に王座に再び返り咲く。以来、2001年11月に王座を返上するまで（※理由は畑山隆則戦の交渉が始まり、指名試合を期限内に行うことが不可能になったため）、5年10ヶ月の間日本王座に君臨し、22回防衛という日本最多防衛記録を打ち立てる。しかし、21度目の防衛戦の直後にフロリダ州ハールバート・フィールド基地に転属が決まり、慣例により引退の危機に瀕するなど決して順調なものではなかった（最終的には、日本王者最多防衛記録達成の功労者として例外が認められた）。
2001年2月、WBA世界ライト級王者である畑山隆則に挑戦。判定は引き分けで王座奪取に失敗。クリンチによる消極姿勢によって減点があったため、これがなければ勝利をしていた可能性もある。
2002年2月に規定（定年制ルール）により、プロボクサーの地位を引退するも、横田広明・西澤ヨシノリの活動により定年制ルールが改正、また2003年1月に再び横田基地に転属となり国内活動に支障がなくなったこともあり、現役復帰。
その後、佐竹政一や長嶋健吾らと試合をして、いずれも判定負け。2003年に正式に現役引退を表明した。
通算戦績は45戦38勝（20KO）5敗2分
[編集] 人物
- 漫画「はじめの一歩」のジェイソン尾妻のモデルとされている。
