マルティナ・ゲデック
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マルティナ・ゲデック(Martina Gedeck, 1961年9月14日 - )は、ドイツの女優。
[編集] 経歴
卸売業を営む父と母のもと、三人姉妹の長女としてミュンヘンに生まれる。ランツフートおよびベルリンで育つ。1981年にアビトゥアに合格、ベルリン自由大学に入学しドイツ語学および歴史学を専攻するが、1982年にベルリン芸術大学に転じて演技を学ぶ。卒業した1986年から女優として本格的に活動を開始する。テレビドラマや映画に数多く出演。
24歳年上の俳優と暮らしていたが1999年に彼は死去。2005年以降は仕事で知り合ったスイス人の映画監督と暮らしている。
代表作は、イタリアの名優セルジオ・カステリットと共演した2001年の映画『マーサの幸せレシピ』(ドイツ映画賞最優秀主演女優賞他受賞。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演で『幸せのレシピ』としてハリウッドでリメイク)、およびウルリッヒ・ミューエ主演の2007年度アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作品『善き人のためのソナタ』。この映画のヒットにより、活躍の場を外国にも広げている。新作『Clara』ではクララ・シューマンを演じる。
[編集] 主な出演作品
- Das Leben ist eine Baustelle (1997)ヴォルフガング・ベッカー監督・脚本、トム・ティクヴァ脚本
- マーサの幸せレシピ Bella Martha (2001)
- 素粒子 Elementarteilchen (2006)
- 善き人のためのソナタ Das Leben der Anderen (2006)
- グッド・シェパード The Good Shepherd (2006)