マイバッグ運動
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マイバッグ運動(まいばっぐうんどう)とは、小売店での購買時には買い物袋の持参を呼びかける環境保護運動である。
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[編集] 概要
小売店が渡すレジ袋を使わず、消費者が持参した袋やバッグを使用しようという運動である。一人ひとりが実行できる、もっとも身近な環境保護活動の一つであるとも言える。
いわゆるレジ袋に対し、買い物客が持参するマイバッグは「エコバッグ」とも呼ばれる。スーパーマーケットを中心に、マイバッグ持参者に「スタンプがたまると100円引き」等の特典も行われ、企業のノベルティや懸賞賞品に、繰り返し使えるトートバッグを用意することも増えてきている。在、エコバッグがブームとなっており、洒落たものや、セレブ・富裕層の愛用するものなどもテレビなどで特集されたりしている。
[編集] 普及状況
[編集] 日本
2007年2月でのダスキンの調査[1]によると、滋賀県では86.0%が「いつも買い物袋を持参」もしくは「買い物袋持参が多い」と回答している。この数値は、2位の京都府に20ポイント以上の差をつけて全国一位となっている。また、山形県では、「いつも買い物袋を持参」との回答率が全国で最も高く44.0%となっている。
[編集] エコバッグ
- 宮城県仙台市
- 仙台市役所、仙台商工会議所などが行うマイバッグ運動では、荒木飛呂彦、荒川静香、MONKEY MAJIK、伊坂幸太郎、平間至、劇団四季らが無償で協力し、デザイナーズエコバッグが製作された。荒木がデザインしたエコバッグには、荒木の作品である『スティール・ボール・ラン』の登場人物「ルーシー・スティール」の描き下ろしイラストがデザインされている。
[編集] テーマソング
- 茨城県ひたちなか市
- ひたちなか市役所の職員有志によりバンドが結成され、イベントなどでテーマ曲『持ち歩こうマイバッグ』を演奏している[2]。
- 演奏は『持ち歩こうマイバッグ - YouTube』を参照。
- 静岡県三島市
- テーマ曲『みんなで使おう! マイバッグ』が製作され、CD化もなされている[3]。このCDは、市内の幼稚園や保育園に配布されている。
- 歌詞は『みんなで使おう! マイバッグ〜未来の三島のために〜』を参照。
- メロディーは『05065090_mp3_2008417_radA29F5』を参照。
- 静岡県掛川市
- 一般市民の手により作成されたテーマ曲『いつも持っているマイバッグ』が、掛川市役所の公式ウェブサイトやマイバッグ運動に参加する各店舗で流されている[4]。
- 歌詞、および、メロディーは『マイバッグソング』を参照。
- 熊本県菊池市
- 菊池市役所の職員が自ら作詞、作曲し、職員の長女がボーカルを務めたテーマ曲が発表されている。
[編集] 脚注
- ^ 「全国マイバッグ調査」『全国のユニークな「マイバッグ」運動をご紹介|株式会社ダスキン』ダスキン。
- ^ ひたちなか市役所市民生活部廃棄物対策課「マイバッグ運動推進フォーラムを開催しました」『マイバッグ運動推進フォーラム/廃棄物対策課/ひたちなか市』ひたちなか市役所。
- ^ 三島市役所企画部広報広聴課「レジでの第一声は『レジ袋、いりません』(マイバッグ持参運動)」『レジでの第一声は「レジ袋、いりません」(マイバッグ持参運動)|三島市』三島市役所、2008年4月18日。
- ^ 掛川市役所環境保全課環境企画係「掛川発マイバッグソング『いつも持っているマイバッグ』」『マイバッグソング』掛川市役所、2008年2月21日。