マイク・シノダ
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マイク・シノダ(Mike Shinoda、本名:Michael Kenji Shinoda、1977年2月11日 - )は、アメリカ合衆国のロックバンド、リンキン・パークのボーカル兼ギター兼キーボード奏者。最近はプロデューサーの仕事もしている。
カリフォルニア州ロサンゼルス出身。父親は日系アメリカ人、母親はネイティブアメリカンの血をひくアメリカ人。
インタビューでも"I'm half Japanese"と言及している。彼自身は日本語を話せないが、弟のジェイソン・シノダは京都の同志社大学に留学して日本語を勉強したようで、今でもある程度日本語は話せる。日本でのライブで挨拶するときのカタコトの日本語は彼に教えてもらったものらしい。チャイコフスキーの遠縁という説もあるが、MySpace上で本人は否定している。
Art Center College of Design卒。この大学は学費が高いことで有名で、バンドメンバーのJoe Hahnをはじめ、学費が払えず中退していく人たちを目の当たりにしていたことから、マイクは自身がデザインしたスニーカーの収益金で母校の奨学金制度を設立。また日系アメリカ人の組織やエイズ基金、インドネシア津波基金等にも積極的に寄付している。
バンドでは曲作りの中心的メンバー。日本に繋がりを感じているらしく、ビデオクリップでは日本人アニメーターを起用したり、ガンダムのプラモデルが登場したりする。
妻は児童文学作家のアンナ。2003年に結婚。
2005年、サイドプロジェクトとしてフォート・マイナー(Fort Minor)を立ち上げ1stアルバム『ザ・ライジング・タイド』(The Rising Tied)を発表。このアルバムに収録されている『ケンジ』(Kenji)という曲の中で、第二次世界大戦時に、彼の家族が日本人というだけで強制収容所に収容された事を歌っている。