ペリカン (企業)
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ペリカン（Pelikan）はドイツの総合文房具メーカー。日本では老舗の万年筆メーカーとして知られる。代表的な製品はスーベレーン(Souverän)シリーズなど。
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[編集] 概要
1832年にドイツ人化学者カーネル・ホフマンにより絵の具製造メーカーとして創業された。その後、インクメーカーとして発展。1878年からペリカンの親子をかたどった商標を使用し始める。1929年には筆記具の製造を開始し、独自のインク吸い入れ方式が人気を博した。現在でも人気の高い緑縞のデザインは筆記具製造当初からのものである。1978年に有限会社から株式会社に転換する。その後もオフィス、教育現場用の文房具などに事業を拡大、1980年代にはプリンターやプロジェクター、玩具、ゲーム、化粧品部門に進出。現在ではドイツ有数の総合文房具メーカーである。
[編集] 主な商品
- 万年筆
- トレド - 軸全体に彫金が施されている。最高級品の一つ。サイズ違いでM900とM700がある。
- スーベレーンシリーズ - ペリカン社を代表する製品。サイズ違いで大きい順にM1000、M800、M600、M400、M300などがある。
- レベルペン - 通常の3倍のインクを補充可能で長時間筆記が可能。専用インク壺を使い、尻軸から直接インクを注入する。
- トラディショナルシリーズ - 廉価品のシリーズ（プラスティック部品を多用し軽量）
- 世界の都市シリーズ[1] - 限定生産品、M600がベース
- 世界の史跡シリーズ - 限定生産品、M600がベース
- 世界の七不思議シリーズ - 限定生産品、M1000がベース
[編集] トピック
- 高級筆記具の分野では同じドイツのモンブラン社と並び人気のあるブランドである。近年モンブラン社がアクセサリー類に重点を移し、筆記具は高級品に製品を絞り込んでいるのに対し、筆記具生産を軽視せず頑固に廉価品から高級品に亘る良質のクラシカルな万年筆を生産し続けているメーカーである。
- 万年筆のインクの補充方法としては大部分の商品に、現在の主流であるカートリッジ式ではなく、回転吸入れ式を採用している。
- 東京の万年筆専門店フルハルターで調整されたスーベレーンM1000およびM800の3Bペン先は愛好家の間で森山モデルと呼ばれ、大変人気のある商品となっている。
[編集] 脚注
- ^ 都市名や史跡名を用いるのは商標の問題をクリアーするためと考えられる。これらは商標として登録することは出来ず、世界中で商標に関わる法的問題を避け販売することが出来る。
[編集] 外部リンク
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