ブーベ島
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ブーベ島 | |
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ブーベ島南東海岸 |
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座標 | 南緯54度26分 東経3度24分 |
面積 | 58.5km² |
海岸線長 | 29.6km |
最高標高 | 935m |
所在海域 | 大西洋 |
所属国・地域 | ノルウェー |
ブーベ島 (ノルウェー語:Bouvetøya, 英語:Bouvet Island) は、南極海に浮かぶノルウェー領の火山島。無人島。
周りには他に島は無く、絶海の孤島。南極海からの流氷が流れ着く。島のほとんどは氷河に覆われており、猛烈な強風が吹き荒れ、樹木は育たない。ペンギンやゾウアザラシが生息している。 港湾設備はない。無人気象測候所がある。1971年に発令された王国令によって島全体が自然保護区に指定されている。ブーべ島は、普段はノルウェーの自然科学遠征隊の足場となっている。
1739年にフランスの海軍将校ジャン=バティスト・シャルル・ブーヴェ・ド・ロジェ(Jean-Baptiste Charles Bouvet de Lozier)によって発見されたが、上陸はおろか再確認すら極めて困難で一時は存在すら疑われていた。1770年代になってようやく数例の再発見が報告され、1925年にイギリスのノリス一行が初めて上陸した。
その後1927年にノルウェー隊が再上陸し小屋を建設、これが先占と認められ1930年にノルウェー領となった。
アマチュア無線の世界では交信が困難なエンティティーとして知られ、日本で交信に成功した者は僅かしか存在しないという[要出典]。