フランス国鉄141R形蒸気機関車
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フランス国鉄141R形蒸気機関車(フランスこくてつ141Rがたじょうききかんしゃ)は第二次世界大戦後に米国で作られたフランス国鉄(SNCF)の蒸気機関車。
第2次大戦後、フランスでは輸送力が逼迫していた。しかし、製造基盤は打撃を受けていた為、米国とカナダから輸入される事になった。 ボールドウィン社ではこの申し出に対し、既に米国内での実績のある蒸気機関車を改造する事によって対応した。改造箇所は除煙板の取り付け、運転席を左に設置する等、フランスの基準に合わせた。
1945年2月、1~700号機が機関車がアルコ社、ボールドウィン社、ライマ社に発注された。700~1340号機がカナダのモントレー社に発注された。
"141R"の名称は、軸配置が1-4-1(1D1)であることから付けられたものである。"R"は、アメリカから輸入された機関車であることを示す(フランス国鉄の蒸気機関車は、軸配置+アルファベット1文字の形式番号が付けられている)。