フォッカーD21
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フォッカー D-21は第二次世界大戦初期のオランダの戦闘機である。1936年3月に初飛行した。胴体は鋼管溶接骨組みに前半は金属外皮、後半は羽布張り、木製主翼に固定脚という構成である。
オランダ空軍用には36機が生産され、第二次大戦開戦時には30機ほどが配備されていたが、ドイツ軍にたいして、抵抗できる戦力とはならなかった。
フィンランドに輸出されたD-21は、ソ連との冬戦争で、フィンランド空軍の主力機となった。
[編集] スペック
- 全長: 7.92 m
- 全幅: 11.00 m
- 全高: 3.00 m
- エンジン: ブリストル マーキュリーVI S 星型9気筒エンジン 645HP
- 最高速度: 395 km/h
- 航続距離: 900 km
- 最高高度: 9000 m
- 空虚重量: 1225 kg
- パイロット: 1
- 武装: 7.92mm機関銃×4