See also ebooksgratis.com: no banners, no cookies, totally FREE.

CLASSICISTRANIERI HOME PAGE - YOUTUBE CHANNEL
Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions
ヒュンケル - Wikipedia

ヒュンケル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヒュンケルは、三条陸(原作)と稲田浩司(作画)による漫画及びそれを原作とするアニメDRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場する架空の人物。声優堀秀行


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] キャラクター概要

魔剣戦士→戦士(剣士→槍術士)
アバンの使徒の一人。ダイと同様、怪物達に育てられた青年でアバンの最初の弟子だが、その後魔王軍のミストバーンにも師事し、暗黒闘気を用いた術を彼より学んでいる。初登場時の年齢は21歳。その雰囲気と態度からか高慢な人間だと思われがちだが、非常に繊細で素直な性格の持ち主。自分の気持ちに対して不器用なだけである。エイミの気持ちに気付いてはいるが、彼女の幸せを願ってわざと突き放している。アバンに対しても本当はその人柄を慕っていた。
怪物達に育てられたという経緯から、ダイはヒュンケルを自分の境遇と重ね合わせ、「もし自分もヒュンケルと同じ境遇になれば、アバンを恨んでいたかもしれない」と彼を敵として憎む事が出来なかった。又、ヒュンケルもバランの死の際に「竜の騎士は最強だから死ぬはずがない」と嘆くダイに、かつてバルトスが死んだ時の自分と重ね合わせていた。

[編集] 劇中での軌跡

赤子の頃、生まれ故郷の村が魔王軍に襲撃された折に捨て子となり泣いていたところを魔王軍の地獄の騎士バルトスに拾われ、彼によりかつて魔界を牛耳ったという剣豪の名を命名された。以後バルトスの元で心優しい少年へと成長していったが、アバンたち勇者一行がハドラーの城に攻め込んできたためにそれも長くは続かなかった。バルトスはアンデッドのため、産みの親であるハドラーと生死がリンクしていたが、ハドラーはアバンに討たれてしまう。バルトスの死を目の当たりにした彼は、ハドラーを殺したアバンをバルトスの仇と思い込み、一番弟子となってその技を学んだのち襲い掛かるが失敗。返り討ちにあって川に流されていたところをミストバーンに救われて魔王軍に加わり、不死騎団(ゾンビ系モンスターの軍団)長となった。人間であることに加え、宿敵であるアバンに師事したヒュンケルを軍団長にすることにハドラーは反対したが、復讐のためその相手に敢えて師事した根性と、自分以外の全てを憎みやり場のなさを巡らせた目付きの素晴らしさから大魔王バーンは彼を非常に気に入り、魔界の戦士の模範と評した。
養父をアバンに殺されたという恨みから彼は人間全てを憎むようになり、魔王軍のためよりもその憎しみから戦いを続ける。アバンとその弟子も皆殺しにするべく「アバンのしるし」を手掛かりとして持ち歩き、彼らの行方を追っていた。パプニカ王国を滅ぼした彼はその直後に、レオナ姫に会うためパプニカへとやってきたダイたちと対峙し、アバンの弟子を皆殺しにせんと刃を向け、その際に「アバンのしるし」も、もはや不要と投げ捨てた。そのさ中で、マアムが発見した「魂の貝殻」に残されたメッセージにより、養父・バルトスの死の真相を知る。ハドラーはアバンに倒されるもバーンの手で蘇生しており、そのときはまだバルトスも死んでおらず、蘇生した彼はバルトスを出来そこないとして殺したのだった。その事実を簡単には受け入れられない彼であったが、ダイに敗れたことと「アバンのしるし」を拾って自分を包んでくれたマアムの聖母のごとき慈愛に打たれ、改心する。ダイたちとの戦いで消耗したところをフレイザードに奇襲され、全員道連れにされかけるがダイたちを決死の覚悟で救いだす。その際に自分は死ぬかというところをクロコダインに救われ、バルジ島決戦に駆けつけダイたちの仲間となる。
バラン戦を経た彼は、ただ闘って相手を倒すだけの力では不十分であり、相手を止める力が必要だと気付く。そして、アバンの使徒の長兄として、また一方ではラーハルトの友としての自覚と責任を強く持ち、自分を厳しく律して「アバンの書」よりアバン流槍殺法を新たに修行する。その際も、アバンの書はかつて悪に染まった自分が持つには重く、アバンの正当な後継者であるダイたちが持つのが相応しいとして、読んだ内容を覚えるのみにして修行に臨んだ。修行を経てアバン流槍殺法の基本をマスターした彼は、魔影軍団戦において闇の師であるミストバーンと対峙し、過去との決別を試みる。その際にミストバーンから弱くなったと言われた(後述)彼は自分を見失い闇に溺れそうになるが、マアムの言葉で我に返りアバン流の空の技「虚空閃」を会得する。
最終決戦では新たな光の闘気を身につけ、またアバンが復帰したことにより、アバンの使徒の長兄役から一介の戦士に戻ってダイたちの後方支援に打って出る。魔界のモンスター軍団を無数に倒して消耗したところをヒムと戦って戦闘不能となり、以後武器を振るうことはなかった。それでもオリハルコン軍団の大半を丸腰同然の身で倒し、最後にはミストバーンを倒して過去との決別を果たした。
その後はライバルであり友でもあるラーハルトとともに旅に出ている。

[編集] 戦士としてのヒュンケル

武器は当初軍団長時代にバーンより賜った「鎧の魔剣」を振るっていたが、バランとの戦いで失われ、それ以後はバラン戦直前に戦い通じ合った戦友である陸戦騎ラーハルトより託された「鎧の魔槍」を振るうようになる。本来は槍は素人であるため、バラン戦後にアバン流槍殺法の修行に励み、戦いを経てこれをマスターするに至る。因みに、剣の実力はロン・ベルクも「剣を使えば俺に劣らない」と一目置くほど(ダイと二人がかりでもロンにあしらわれているが、この時は槍を使っている)で、アバン流槍殺法マスター後も剣の方が強いと見られていた。尚、彼は虚空閃を会得したことでアバンストラッシュを完璧に使えるようになったはずだが、作中は槍を使用した完全版のアバンストラッシュを使うことはなかった。その理由は先述のとおり、アバンストラッシュを継ぐのは正当なアバンの後継者たるダイであって、自分には重いと考え戒めているからである。
彼はアバンに師事することによって「光の闘気」を身につけ、その後ミストバーンに師事することによって暗黒闘気の使い方を教わったことから、体内に光の闘気と暗黒闘気を合わせ持つ異色の戦士となる。ダイたちの仲間に加わった彼の暗黒闘気は、光の闘気ばかりを用いて戦うようになったせいで弱くなり、善と悪の闘技を半端にかじった野良犬になり下がったとミストバーンは罵倒した。しかし、彼の操る暗黒闘気と光の闘気の強さは、実は両者を彼自身の中で対立させ反発させ合うことによる強さであった。それに気付いたヒュンケルは、ミストバーンの強大な暗黒闘気をあえてその身に取り込むことで、自らの光の闘気を爆発的に強力なものへ昇華させた。
ヒュンケルの魂の力は「闘志」であり、その命すら超える力により何度も死の淵から復活している。不死騎団の団長に相応しく「不死身」とすら呼ばれ、ダイの父・バランを庇って重症を負った際には彼から二度と戦えまいと告げられていたにもかかわらず僅かな休息を経て戦列に復帰している[1]。彼にとっては自分の命すら武器の一つにすぎない[2]。アバンやダイ、さらにはパプニカ等の人々に剣を向けた彼は、常にその罪悪感に苛まれ恐怖しており、生死をかけた闘いの中で感じる痛みや流す血だけがその罪の償いにつながると信じている。そのため彼の闘志には、どんな説明も妨害も受け付けない強固な信念がこもっており、鎧の魔槍をエイミに隠された際には満身創痍の身でありながら、丸腰で戦場に赴こうとした。最終決戦時の金属生命体との戦いにおいても、HP(ヒットポイント)が1しか残っておらず、刃物にかすっただけでも死ぬような状態(王・マキシマムのスキャン結果)でオリハルコン軍団の大半を倒す。この戦いで歩くことは出来ても二度と戦闘はできない程の傷を体に負ったものの、その後もアバンの使徒としての使命を忘れず、もう一人の師であるミストバーンに肉体を乗っ取られそうになった際は、武器を用いず体内に蓄積させておいた光の闘気による精神力で打ち払い、止めを刺すことが出来た。

[編集]

DRAGON QUEST -ダイの大冒険-の呪文・技も参照。

ブラッディースクライド
超回転の必殺の突きを敵に叩き込む。使用する武器が剣から槍に変わってもその刺突技という性質上威力は変わらない為、アバンストラッシュを封印したヒュンケルは槍を使用するようになってからも愛用した。光の闘気や暗黒闘気を込めて放てば実質的にアバンストラッシュと同等の威力を発揮する。
アバン流刀殺法の地・海の技
バラン戦以後は武器を持ち替えたために未使用。空の技は未修得(あるいは虚空閃習得後であれば使用できる可能性もあるが作中では使われていない)。
アバン流槍殺法地雷閃、海鳴閃、虚空閃
グランドクルス
本来は、武器使用が困難な位に追い詰められた場合の切り札として剣などから十字状の闘気を放出する技、本来は消耗を防ぐ為、岩を穿つ程度の小技であったが、自滅しかねない規模での決死の大技として多用した結果、最終決戦では極大出力でも数発放てる程になっていた。出力はダイのパーティーの中でも最大級。技自体は師のアバン譲りだが、アバンはヒュンケル程の威力を発揮しながら生き残る事は出来ない。
アバン流究極奥義無刀陣
アバン流の奥義。武器を手放して自身を無の状態にし、敵の攻撃を受け流して致命傷を避ける体勢を作る。敵の攻撃をあえて受けることで敵の隙を見つけてそこに必殺の一撃を叩き込む捨て身のカウンター技。ヒュンケルはバラン、ヒムに対してこの技を使った。但しヒム戦の際は、ヒムの強力無比な闘気を帯びたオーラナックルをあえて食らうことすら許されない状況であった為、敵の攻撃を受ける寸前でカウンターを繰り出し更に相手の攻撃の威力を利用して自分の拳に上乗せする技へと彼は昇華させた。

[編集] 補足

  • 名前の由来は「ヒュンと剣(けん)を振るう」から。
  • 魔王軍時代、他の軍団長たちを好意的に見ていなかったが、クロコダインとバランは騎士道精神を重んじる武人として尊敬していた。また人間を憎んでいたバランも彼を評価していた。彼を含めた三人は魔王軍を離れたあとも信頼関係を保っている。作者の話によると、軍団長六人のうち「カッコイイ系」であるこの三人をダイの仲間にし、「ズルイ&謎系」のミストバーン、フレイザード、ザボエラはそのまま敵方にしたとの事。なお、軍団長を束ねるハドラーに対しては、彼に十分な力があれば父が死ななかったのだという思いから全く尊敬しておらず、いずれその無力さを思い知らせてやろうと決めており、面と向かって皮肉も述べていた。
  • 単行本のおまけページでヒュンケル自身がアバンストラッシュを使うことを戒めている旨の発言をしている。ただし戒めを自らに課す前の魔剣戦士時代、アバン流刀殺法をマスターしていないダイへの当てつけとして、初期のダイとの戦いで剣を用いた『未完成のアバンストラッシュ』を放っている。
また、映画版では氷炎将軍ブレーガンをアバンストラッシュで倒している。

[編集] 脚注

  1. ^ とはいえ、さすがに万全の状態ではなく「立っているだけでも辛い」という言及があり、派手な大技を放ったりはしていない。
  2. ^ だからといって、決して生きることそのものに投げ槍になっているわけではない。一度は自暴自棄になって死んだ方がよいとこぼしたこともあったが、クロコダインやレオナ、エイミの言葉によって、彼は自分の生と向き合っている。特にエイミから「喜んで死にに行くような真似はやめて」と言われた後は、どんなに見苦しくても泥水をすすってでも生き抜くという決意を抱いている。

[編集] 関連項目

他の言語


aa - ab - af - ak - als - am - an - ang - ar - arc - as - ast - av - ay - az - ba - bar - bat_smg - bcl - be - be_x_old - bg - bh - bi - bm - bn - bo - bpy - br - bs - bug - bxr - ca - cbk_zam - cdo - ce - ceb - ch - cho - chr - chy - co - cr - crh - cs - csb - cu - cv - cy - da - de - diq - dsb - dv - dz - ee - el - eml - en - eo - es - et - eu - ext - fa - ff - fi - fiu_vro - fj - fo - fr - frp - fur - fy - ga - gan - gd - gl - glk - gn - got - gu - gv - ha - hak - haw - he - hi - hif - ho - hr - hsb - ht - hu - hy - hz - ia - id - ie - ig - ii - ik - ilo - io - is - it - iu - ja - jbo - jv - ka - kaa - kab - kg - ki - kj - kk - kl - km - kn - ko - kr - ks - ksh - ku - kv - kw - ky - la - lad - lb - lbe - lg - li - lij - lmo - ln - lo - lt - lv - map_bms - mdf - mg - mh - mi - mk - ml - mn - mo - mr - mt - mus - my - myv - mzn - na - nah - nap - nds - nds_nl - ne - new - ng - nl - nn - no - nov - nrm - nv - ny - oc - om - or - os - pa - pag - pam - pap - pdc - pi - pih - pl - pms - ps - pt - qu - quality - rm - rmy - rn - ro - roa_rup - roa_tara - ru - rw - sa - sah - sc - scn - sco - sd - se - sg - sh - si - simple - sk - sl - sm - sn - so - sr - srn - ss - st - stq - su - sv - sw - szl - ta - te - tet - tg - th - ti - tk - tl - tlh - tn - to - tpi - tr - ts - tt - tum - tw - ty - udm - ug - uk - ur - uz - ve - vec - vi - vls - vo - wa - war - wo - wuu - xal - xh - yi - yo - za - zea - zh - zh_classical - zh_min_nan - zh_yue - zu -