ナースエンジェルりりかSOS
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『ナースエンジェルりりかSOS』(ナースエンジェルりりかエスオーエス)は少女漫画雑誌『りぼん』1995年1月号から1996年6月号まで連載されていた秋元康原作、池野恋作画の漫画。またそれを原作とした1995年7月7日から1996年3月29日までテレビ東京系列で放送していたテレビアニメ。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] TVアニメ
放送期間:1995年7月7日~1996年3月29日毎週金曜日18:00~18:30(全35話)
※1996年3月15日から3月29日までの期間は、ミュージカル第1話から3話までを放送。
当時流行した「変身戦闘少女もの」のテレビアニメの中で、シリアスさという点で際だっており、最終話の結末はファンの間で議論を呼んだ。大地丙太郎のTVシリーズ初監督作品である。
[編集] あらすじ
森谷りりかは、私立白鳩学園に通うどこにでもいる普通の小学4年生の女の子。10歳の誕生日に、同学園に転校してきたクィーン=アースの戦士カノン(加納望)から「ナースエンジェル」として地球侵略を企むダークジョーカーと戦い、地球を救う「命の花」を探す使命を託される。
カノンの助けを得ながらダークジョーカーと戦っていくりりかだが、カノンはその身を黒のワクチンに蝕まれていた。残り少ない緑のワクチンを惜しむカノンは治療を拒否し、命を落としてしまう。
カノンの力を譲り受けた星夜をパートナーに迎え、戦いと命の花探しは続く。
すべて消費してしまった緑のワクチンはダークジョーカーから離反したデューイによって1度は補充され、りりかは星夜やデューイの助力のもとダークジョーカーの提督・ブロスを倒す。さらに、ブロスの力によって復活させられ操られていたカノンを救い出すことにも成功した。
ところが、デューイがブロスのもとからワクチンを盗み出す際に誤って黒のワクチンをばら撒いてしまった為、ブロスを倒した後もりりかは世界中に蔓延するワクチンが生み出すモンスターたちと戦わなければならなくなった。
緑のワクチンがダークジョーカーと戦う度に減る一方で、命の花は見つからない。
そんな中で迎えたりりかの誕生日の前日、カノンに代わってりりか達をサポートする為にやってきたクィーン=アースの第二王女ミミナがりりかの記憶を覗き、驚愕の真実が明らかになる。
遠い昔、りりかの前世である先代のナースエンジェルが、ダークジョーカーに悪用されそうになった命の花を自分の命に封じ込めてしまった。探し求めていた命の花はりりかの命の中にあり、命の花を解放するためにはりりかの命を犠牲にしなければならないのだ。
ミミナはカノンとヘレナに全てを伝え、カノンは命の花を咲かせる為に、りりかに辛い事実を告げに行く。
「自分の命」と「世界の命」が天秤に掛けられた事で苦悩するりりかだが、やがて「自分の力で大好きな人達を守ることができる」という結論に至った彼女は、11歳の誕生日パーティの後に星夜達の反対を押し切って命の花を復活させ、犠牲になるが...
[編集] 登場人物
- 森谷りりか:麻生かほ里
- 私立白鳩学園4年B組の明るく元気で優しい女の子。
- 加納(カノン)から地球とクイーンアースを守るために戦い、命の花を探す使命を託される。
- 加納に対して好意を持っているが、星夜のアプローチには極めて鈍感。
- 加納の死、その後の復活と裏切りを乗り越え、星夜やデューイと共に戦い続ける中で、大切な人々を守りたいという強い使命感を抱くまでに成長していく。
- 宇崎星夜:石田彰
- りりかのクラスメイトで幼馴染。りりかの家の隣にある宇崎医院の息子。自室の窓がりりかの自室の窓と向かい合わせになっているため、そこからりりかと言葉を交わすことも多い。医者の息子でありながら、血を見るのが苦手。
- お調子者だが、りりかを想う気持ちは誰にも負けず、何度もアプローチを仕掛けるが本人には全く伝わっていない。
- 初期は足手まといになることも多かったが、後にカノンの超能力を受け継ぎ、りりかと共にダークジョーカーと戦う立派な仲間となる。
- 加納望:菊池英博
- クイーンアースからの使者で、ヘレナ王女とは恋仲。ナースエンジェルを目覚めさせる使命を帯びてロンドンからの転校生としてりりかの前に現れる。白鳩学園では6年生。優秀な美少年で学校の人気者。
- りりかと共にダークジョーカーと戦うが、りりかを助けたいと望む星夜に自分の力と役目を託した後に命を落とす。だが、後にダークジョーカーとして復活し、りりかの恋心を利用して彼女を追い詰める。が、ブロスに憑依され自我を失った状態でりりか、星夜、デューイの3人と戦った末に元の自分を取り戻した。その後は、クイーンアースに帰還しヘレナ王女の補佐を続けた。
- 超能力や専用の剣で戦う。記憶を消す力を持ち、それが最終回で重要な役割を果たすことになる。
- 水原花林:鈴木薫
- 頼りになるりりかの親友。
- 趣味はスポーツマン系の美青年がいる店のリサーチ。
- りりかにいろいろアドバイスをし、星夜をからかうことが多いが、星夜のアプローチに鈍感なりりかに呆れ、彼を励ます一面もある。
- 風見安奈:仲尾あづさ
- 大人しく非常におっとりした性格のりりかの親友。アニメでは常に敬語で話す。
- 桑野みゆき:松岡恵美子(現:田口恵美子(元テレビ東京アナウンサー))
- 「加納望親衛隊隊長」を務める私立白鳩学園4年A組の生徒。大病院ゼネラルホスピタルクワノの院長の娘で、そのことを鼻にかける部分もあるが、本当は忙しい父にかまってもらえないことを寂しく思っている。高飛車な性格で、ライバルのりりかを野蛮人と呼んだりもするが、卑怯なやり方でライバルを蹴落とすようなことはしない毅然とした性格の少女である。
- 加納に失恋した事で親衛隊を解散してからは、デューイの事が気になっている。
- 鈴木栄子(えいこ):佐藤美佳子
- 加納望親衛隊隊員のひとり。茶髪で背が低い。加納望親衛隊には多数のメンバーがいることが第1話、第20話などで確認できるが、それ以外のエピソードでは彼女と美子以外のメンバーは登場しない。親衛隊が解散した後も美子と共に、みゆきにはどこまでもついていく。
- ミュージカル版では「杉山栄子(すぎやまえいこ)」という名前になっていた。
- 鈴木美子(びいこ):渕崎ゆり子
- 加納望親衛隊隊員のひとり。黒髪で背が高い。親衛隊が解散した後も栄子と共に、みゆきにはどこまでもついていく。
- ミュージカル版では「竹田美子(たけだよしこ)」、ノベライズでは「鈴木美子(すずきよしこ)」という名前になっていた。
- 森谷一等:藤原啓治
- りりかの父親。植物園で研究員をしている。犬が苦手だったが、りりかにハーブの散歩を押し付けられた甲斐あって克服する。
- 森谷賞:湯浅香織
- りりかの弟。少々生意気であるが、姉よりしっかりした幼稚園児(年長組)。
- 森谷まどか:天野由梨
- りりかの母親。優しくも厳しい一面も持ち、りりか曰く怒ると怖い。
- 森谷くるみ:三ツ矢雄二
- ハーブ:石田彰
- りりかの飼い犬。本来の飼い主は海外に転居したらしく、りりかの家に引き取られる事になる。ダークジョーカーの気配にも敏感で利口な犬。
- 首輪に英語で「HERB」と名前が書かれていたところから、星夜にはそのままローマ字読みした「へーブ」と呼ばれている。第14話から首輪がリボンに変更された。
- 宇崎宙:坂東尚樹
- 星夜の父で、宇崎医院の院長。熱心で善良な医者だが、ダークジョーカーの黒のワクチンに冒された人は治せないのでいつも四苦八苦している。
- 宇崎裕子:冨永みーな
- 星夜の母で、いつも息子やりりか達を気遣う優しい女性。
- 赤瀬川:大林隆之介
- 宇崎医院に入院する名物患者トリオの1人。
- 紅葉狩りの名所で天女伝説のある天峰山近くの診療所を皮切りに、入院歴はとにかく凄く長いらしい(第2話では「38年」、第5話では「52年」といった具合に、話数によって自称する入院歴の年数が違う)。
- 院長よりも院長らしい雰囲気で、通称は「院長」。何が原因で宇崎医院に入院しているのかは不明。
- 西所沢:柏倉つとむ
- 宇崎医院に入院する名物患者トリオの1人。
- 通称は「詩人」。いかにも文学青年といった風貌で、芝居がかった文学的な台詞が特徴的。
- 山崎:菊池英博
- 宇崎医院に入院する名物患者トリオの1人。通称は「グレート」で、いつもダンベルで身体を鍛えているが、注射が怖い。
- ヘレナ王女:天野由梨
- クイーン=アースの第一王女。りりかにそっくりの容姿を持つ。自らも病床に伏しながらも、クイーンアースを侵略する黒のワクチンを一人で食い止めている。おとなしそうに見えるが、芯は強い。
- 地球のカノンやナースエンジェルに対しても、テレパシーでサポートをする。
- 命の花を取り出そうとするりりかに対し、自分の残された力を全て与えた。それによって命の花が開花しダークジョーカーが消滅した為、元の体力を取り戻した。
- (最終話エンディングで、健康を取り戻した彼女の姿を確認することができる)
- ミミナ王女:並木のり子
- クイーン=アースの第二王女でヘレナの妹。カノンがクイーン=アースに帰還した後、ナースエンジェルのお目付け役として地球に来た。地球では、カノンの妹「加納ミミナ」を名乗る。姉のヘレナとは対照的に、常に明るく活発な性格。
- 星夜に惚れ、彼に何度もアタックを仕掛けるが星夜は嫌がっている。ダークジョーカーとの戦いにおいて、ナースエンジェルのコスプレに身を包んで戦う事があるが、無力(彼女が使用するエンジェルバトンの模造品については、「漫画」の項参照)。
- クイーン=アースにおいて唯一「人の心を読む力」を持つが、それはナースエンジェルと命の花の秘密が明かされるきっかけとなってしまう。
- マルル:嶋方淳子
- ミミナと共に地球にやってきたお付きの妖精。地球人の前ではぬいぐるみの振りをしている。
- シオン:高橋広司
- カノンの執事として地球にやってきたクイーンアースの人間。命の花の捜索や、カノンの学校への送迎も行い彼をサポートする。だが、ケトーの攻撃の前に倒れた。
- 原作には登場していない。
- ブロス:堀川亮
- ダークジョーカーを率いるボス。
- デューイやケトーと比べ体のサイズが一際大きい。また、中性的な喋り方が特徴。
- クイーンアースを黒のワクチンの力で壊滅寸前に追い込み、次はその姉妹星である地球への侵略を開始した。
- 自分に忠誠を誓うデューイを捨て駒にし、黒のワクチンによってカノンを復活させたりもした。りりか達によって倒される際、自分の力を全てカノンに与え、カノンは自我を失った状態でりりか達と戦った。だが、りりかがカノンを救った事でブロスの力は消滅した。
- 悪の意識体によって生み出された実体のない存在(作中のデューイの台詞による)で、黒のワクチンによって生み出された剣や邪悪な力を用いる。
- デューイ:渕崎ゆり子
- ダークジョーカーの一員で、幹部クラスの一人。りりかを倒す為にブロスによって「痛みを感じない身体」にされ、捨て駒として使い捨てられたところをりりかに救われた。
- ブロスの館から黒のワクチンを奪い、救援と共にりりかに渡した後、裏切り者としてブロスに追われていた所をりりかと星夜に救われる。以後、りりか達と共にダークジョーカーと戦う仲間となる。
- ダークジョーカーだった頃はケトーとは対照的に知性派で、嫌味な性格の人物として描写されていた。
- りりかの仲間になって以後は戦闘時を除き地球人の服で行動し、生活感のある描写も見られるようになった。
- カノンと同じく超能力、専用の剣を用いて戦う。
- りりかを「ナースエンジェル」と呼び、なかなか名前では呼ばなかったが…。
- ケトー:石井康嗣
- ダークジョーカーの一員で幹部クラスの一人。変装が得意でデューイへの対抗意識が強い。配下のダークジョーカーを使ってりりかを苦しめるが、失敗が重なる。
- 自分を軽んじたブロスとデューイへの恨みから狂気染みた攻撃をカノンに仕掛け、致命傷を負わせるものの自らも命を落とす。だが、憎しみに囚われた魂だけが残ってしまい、りりかが使用した緑のワクチンに救われ、昇華した。
- ナースエンジェルピュアホワイト:麻生かほ里
- かつて、地球でダークジョーカーと戦った「伝説のナースエンジェル」。全宇宙の愛と正義の心を担って誕生した少女。ピンクを基調としたりりかのナースエンジェルと違い、淡い青色が基調の衣装を身に纏い、緑色の目を持つ。
- ダークジョーカーの侵攻を止める為に自らの手で命の花を絶滅させ、その種を自らの命に封じ込め、彼女も命の花と運命を共にした。その後、ダークジョーカーの再度の侵攻に伴い森谷りりかとして生まれ変わった。
- 赤瀬川が入院した病院に近い天峰山に伝わる「天女伝説」は、彼女の事を指しているとも解釈できる。
- ミミナが覗いたりりかの前世の記憶に現れ、りりかが変身したナースエンジェルとヘレナ王女の力が融合した事で復活した。 その後、命の花を解き放ち眠るりりかを微笑みながら抱き、彼女と共に姿を消した。
- 「ナースエンジェルピュアホワイト」という名称は劇中では出ておらず、後に本作の脚本家である竹田祐一郎が伝説のナースエンジェルの公式呼称として一部に公開した。
- 原作には登場しない。
[編集] 用語
- 緑のワクチン
- ナースエンジェルの戦う力の源となるワクチンで、人や植物に活力を与え、黒のワクチンを浄化することができる。
- 黒のワクチン
- ダークジョーカーの力の源となるワクチンで、人や植物を弱らせる。ナースエンジェルには黒のワクチンを緑のワクチンに変える力が備わっているが、その際には激痛に耐えなければならない。
- 命の花
- 命あふれる星には必ず存在するとされる薬用植物。緑のワクチンと黒のワクチンは、どちらもこの花を原料にして作られる。
- クイーンアースの命の花は全てダークジョーカーに奪われ黒のワクチンにされてしまったため、カノンは地球のどこかにあるはずの命の花を探し求めていた。
- 植物学者であるりりかの父・一等によれば、すでに絶滅してしまったということだが…。
- クイーンアース
- 地球とは別の宇宙に存在するもうひとつの地球。ヘレナ王女はこの星と命を共有しており、クイーンアースの壊滅はヘレナ王女の死を意味する。
- ナースエンジェルのアイテム
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- エンジェルキャップ
- りりかがナースエンジェルに変身するときに使用するナースキャップ。もともとはヘレナ王女がナースエンジェルを探し出す使命と共にカノンに託したものだったが、カノンはこれをりりかの10歳の誕生日にプレゼントとして手渡した。
- 変身時に必ずりりかの手元になければならないというわけではなく、第9話では敵に奪われたキャップがりりかの念に反応して彼女の手元に戻るといった描写も見られた。
-
- エンジェルバトン
- ナースエンジェルの主戦力となる武器。中に緑のワクチンの入ったカプセルを装着することで、ダークジョーカーを浄化する必殺技「エンジェルシャインスクロール」「エンジェルエイドボムビーム」の発動、黒のワクチンに冒された者や重い怪我や病気を負った者の治癒を行うことができる。緑のワクチンが装着されていない状態でも、バトンの先から光線を放つ「エンジェルビーム」などの技が使用可能だが、威力は緑のワクチン装着時より弱まる。
-
- エンジェルハートカルテ
- ダークジョーカーや黒のワクチンに冒された者の居場所を突き止めることのできるアイテム。薄型の電子手帳のような形状で、タッチペンで操作する。カノンがダークジョーカーとなった際に、重要な役割を果たすことになる。
-
- メディカルボックス
- 小型のお医者さん鞄のような形状のアイテムで、大地のエネルギーを注入することにより傷ついた人を治癒したり、植物を芽吹かせたりすることができる。
-
- ナースヒーリングペン
- ペン型のアイテムで、軽い怪我や頭痛の治癒ができる。
[編集] スタッフ
- 原作:秋元康
- 漫画:池野恋
- プロデューサー:小林教子(テレビ東京)・松下洋子(NAS)
- キャラクターデザイン/総作画監督:渡辺はじめ
- 美術監督:小林七郎
- 美術監督補:加藤賢司・高橋久嘉
- 色彩設定:横井正人
- 撮影監督:羽山泰功
- 編集:松村正宏、伊藤裕
- 音楽:光宗信吉
- 音響監督:田中一也
- 音響効果:神保大介(サウンドガーデン)
- 調整:桑原邦男
- キャステング協力:柿原隆之、高倉順子
- 録音スタジオ:代々木アニメーション学院原宿校スタジオ
- 音響制作協力:ピーライン
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 背景:小林プロダクション
- 色彩設計:横井正人
- 特殊効果:完甘幸隆、前川孝、岡島雄二、村口冬仁
- タイトル:マキ・プロ
- 玩具:タカラトミー
- 広報:門司玲子→神宮綾(テレビ東京)
- 現像:東京現像所
- アニメーションプロデューサー:重松征史(ぎゃろっぷ)
- 監督:大地丙太郎
- 製作進行:菊川秀夫、山本晴子、高山昌義、小林功治、宮下勇治、香月雅、河村義治、城倉啓二、鮎田善史
- アニメーション制作、撮影:ぎゃろっぷ
- 製作:TV TOKYO・NAS
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
[編集] 放送リスト
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※ミュージカル放映リストは「ミュージカル」の項目に掲載
[編集] 放送局
- TXN系 - テレビ東京・テレビ大阪・テレビ北海道・テレビ愛知・テレビせとうち・TVQ九州放送
- NNN・NNS系 - テレビ岩手・秋田放送・山形放送・広島テレビ・南海放送
- JNN系 - 新潟放送・チューリップテレビ・熊本放送
- FNN・FNS系 - 仙台放送・福島テレビ・長野放送・石川テレビ・テレビ静岡・鹿児島テレビ・沖縄テレビ
- 県域独立UHF放送局 - 三重テレビ・岐阜放送・KBS京都・奈良テレビ
- CS - アニマックス・アニメシアターX(ともに数年後に放送)
[編集] アニメ関連商品
[編集] CD
- シングル
- 恋をするたびに傷つきやすく…:歌 / 翠玲(cutting edge:東芝EMI)
- りりかSOS:歌 / 麻生かほ里(キングレコード)
- どーにか こーにか:歌 / 南英子(コロムビアミュージックエンタテインメント)
- 笑顔を忘れない:歌 / 麻生かほ里(キングレコード)
- アルバム
- ナースエンジェルりりかSOS~ハート・エイド・ファースト~(スターチャイルド:キングレコード)
- ナースエンジェルりりかSOS~ハート・エイド・セカンド~(スターチャイルド:キングレコード)
[編集] LD
- ナースエンジェルりりかSOS 救急箱SET1(キングレコード)
- ナースエンジェルりりかSOS 救急箱SET2(キングレコード)
[編集] DVD
- ナースエンジェルりりかSOS DVD-BOX(SUPER VISION)
- 全7巻。1~6巻にアニメ本編、7巻にミュージカルダイジェスト版と映像特典を収録。各巻のジャケットは本作のキャラクターデザインを担当した渡辺はじめによる書き下ろし(LD-BOXのものとは異なる)。
- 各キャラクターの設定画、大地丙太郎・渡辺はじめ・桜井弘明・麻生かほ里によるDVD発売記念座談会を収録したブックレット付。
- ※初回特典:りりかフィギュア
- ※映像特典:ノンクレジットオープニング・エンディング(計4種)
- ナースエンジェルりりかSOS DVD(SUPER VISION)
- 全6巻。製品の仕様はDVD-BOXのディスクと同じ。
- ミュージカル、ノンクレジットOP&EDを収録した7巻は未発売。
[編集] パソコンソフト
- まるごとナースエンジェルりりかSOS(インナーブレイン)
- 作中の登場人物によるボイスデータ、じゃんけんゲーム、壁紙、スクリーンセーバー、キャラクターアイコン、カレンダーを収録
[編集] ノベライズ
- 『ナースエンジェルりりかSOS』(集英社コバルト文庫、1995年10月10日刊)
- 『ナースエンジェルりりかSOS~緑の光の章~』(集英社コバルト文庫、1995年1月10日刊)
- 『ナースエンジェルりりかSOS~裏切りの天使の章~』(集英社コバルト文庫、1996年3月10日刊)
- いずれも戸田博史著。数字による巻数表示はない。
- アニメ第26話までをベースにした内容で、ブロスを倒した段階でダークジョーカーとの戦いが終結するという結末になっている。
- 巻末にりりかと星夜の家(1巻目)、白鳩学園(2巻目)、ダークジョーカーのアジト(3巻目)の設定資料がコメント付きで掲載されている。
[編集] 漫画
- ナースエンジェルりりかSOS 全4巻(集英社:月刊「りぼん」連載・1996年6月号連載終了)
- 原作とアニメではストーリー・設定等に相違点が多い。代表的な例は以下の通り。
- ナースエンジェル
-
- 原作では3段階に分けてエンジェルバトンがパワーアップし、必殺技にも「ファイナルエイド・フラッシュ」という最上位のものがある。なお、アニメに登場するエンジェルバトンは原作の第2段階のもの。
- 星夜
-
- 星夜は原作ではブーメランを用いて戦い、1度だけクイーンアースの戦闘服を着ていた事もある。
- アニメでは星夜の家族は両親しか登場しないが、原作には美月という名の姉が登場する。
- カノン
-
- アニメ版でカノンが着ている白鳩学園の制服は「長袖・長ズボン」だが、原作では他の男子生徒と同じ「長袖・半ズボン」となっている。
- 原作では、加納望の所属学年が小学6年生であることが明示されている。
- アニメでカノンが地球で弱っていったのは黒のワクチンに冒されていたことが原因だったが、原作ではその主たる要因はクイーンアースの人間は地球上ではすぐに弱ってしまうという欠点があるためだった。ただし、ミミナ王女は原作でもアニメでも例外的に地球の環境にうまく適応していた。
- アニメではカノンの家に同居していたのは執事のシオンだったが、原作ではカノンは「仮の両親」とともに暮らしている。カノンの本当の両親は、クイーンアースで病床に伏している。
- ミミナ王女
-
- アニメでミミナ王女が使用するエンジェルバトンの模造品は、原作でりりかが使用する第1段階のものとデザインが同じである。
- ダークジョーカー
-
- 原作には、ブロスの弟・レギが登場する。
- デューイは当初アニメのみに登場するキャラクターだったが、アニメで人気が出たため原作版の後日談である短編「はるかなるクイーン=アース」でカノンの親友という独自の設定で登場することとなった。
- その他登場人物
-
- アニメでは安奈は常に敬語で話すが、原作ではりりかや花林に常体(タメ口)で話している。
- アニメでは加納望親衛隊の隊長を務めているのは桑野みゆきだったが、原作では加納と同学年のみゆきの姉が親衛隊長である。
- 原作ではマルルは「命の花探査生物」とされ、カノンと共に地球に来て当初からりりかをサポートする。なお、ミミナが初めて地球に来た時連れていたのは、「クルル」という同種の雌と思しき生物。
- 作品設定
-
- 原作においては、クイーンアースと地球の命の花はそれぞれ葉の形状が違う。この設定はアニメでも踏襲される予定だったが、最終的にはアニメではどちらの命の花も同じ姿となった。
-
- アニメのクライマックスではりりかの前世であるナースエンジェルピュアホワイトが登場するが、原作の最終話では「守護神・ナースエンジェル」と呼ばれる巨大な天使が登場し、りりかとヘレナ王女の命を救っている。また、守護神ナースエンジェルはりりかと星夜の幼少時代を舞台とした番外編でも、ふたりの前に姿を現している。
[編集] ミュージカル
- 本作はテレビアニメの放映と並行して、1995年12月15日~1996年1月7日に銀座博品館劇場において全2幕のミュージカル版を公演していた[1]。
- これは本作の前々番組「姫ちゃんのリボン」と前番組「赤ずきんチャチャ」が同劇場でミュージカル公演を行っていた形を受け継いだものであり、前2作同様ダイジェスト版がテレビ上で放映された。また、本作で主役を務めた入江加奈子は、「赤ずきんチャチャ」のミュージカル版でも主役を務めている。
- 登場人物こそアニメの設定を踏襲しているものの、ミュージカルの千秋楽がアニメ版の最終話よりも前のため、結末が異なっている。
- 千秋楽にはアニメ版でりりか役を担当し、入江加奈子とも親しい麻生かほ里が駆けつけ、会場が盛り上がった。
[編集] あらすじ
- りりかは10歳の誕生日に憧れの先輩・加納から誕生日プレゼント(ナースキャップ)を受け取る。その翌日、彼女は誕生日の記念に星夜とその両親、花林、安奈、更にりりかに誘われた加納と共に、星降り高原のキャンプ場に向かう。
- 一方、みゆきは執事のシューマッハの情報から加納がキャンプ場へ向かったことを知り、彼の後を追う。
- キャンプ場を満喫するりりか達。だが、ダークジョーカーのデューイと、その仲間であり執事のシューマッハとしてみゆきの傍にいたケトーは、りりかの仲間達の欲望を利用し、洗脳してしまう。命の花を探す加納も体力が弱まったところを襲われ人質となってしまう。
- ひとり残されたりりかは、ナースキャップを通じて語りかけるヘレナ王女の言葉によって、ナースエンジェルへ変身。加納や星夜達を救うため、ダークジョーカーと戦う。
[編集] キャスト
- 森谷りりか:入江加奈子
- 宇崎星夜:黒田勇樹
- 加納望(カノン):真矢武士
- デューイ:水谷誠伺
- 桑野みゆき:五条まい
- ケトー:荒川亮
- 杉山栄子:宮島依里
- 水原花林:鈴木真仁
- 風見安奈:樋口智恵子
- 竹田美子:玉置千砂子
- ヘレナ王女:佐野朗子
- アンサンブル:大浅裕介
- 宇崎宙:高橋広司
- 宇崎裕子:大原ますみ
[編集] スタッフ
- 原作:秋元康・池野恋(集英社 月刊『りぼん』)
- 企画:秋元康
- 演出:青井陽治
- 音楽:佐橋俊彦
- 原作脚色:三ツ矢雄二
- 台本・作詞:織田ゆり子
- 振付:堀内充
- 美術:二村周作
- 衣装:宇野善子
- 音響:大坪正仁
- 照明:林之弘
- 歌唱指導:実川俊晴
- 舞台監督:宮原修一
- アレンジシンセサイザープログラミング:玉麻尚一
- 製作:土肥隆至(テレビ東京)・熱田知(博品館劇場)
- 制作:朝賀定夫(テレビ東京)・樋口正太(博品館劇場)片岡義朗(ADK)
[編集] テレビ放送版
- アニメ最終話の翌週から3週間にわたり、全3話に再構成されたミュージカルダイジェスト版がテレビ上で放映された。オープニングとエンディングは第2期のものを使用。冒頭のタイトルには「ミュージカル」とテロップで付記され、各クレジットがミュージカルのスタッフ・キャストに変更されている。また、アイキャッチに使用される曲は、第1期のものを使用している。
- 編集された各所にはナレーションが挿入されており、状況を簡潔に伝えている。ナレーション担当は天野由梨。
- このダイジェスト版は、本作のDVD-BOX第7巻に収録されている。
[編集] ミュージカル放送リスト
-
- ミュージカル第1話 命の花はどこに(1996年3月15日)
- ミュージカル第2話 ねえ思い出して(1996年3月22日)
- ミュージカル第3話 いつもそばにいるから(1996年3月29日)
[編集] ビデオ編集スタッフ
- ビデオ制作:キティエンタープライズ
- ディレクター:栃谷仁
- プロダクションマネージャー:江川泉
- アシスタントディレクター:星野滋延
[編集] 脚注
- ^ エターナルファンタジー(ファミリーミュージカル公演情報サイト)より
[編集] 外部リンク
- 大地丙太郎Web E.T.T(監督を務めた大地丙太郎の公式サイト)
- Kaori Asoh official web site "Kyaaa! Kaorin"(主人公 森谷りりか役の麻生かほ里の公式サイト)
- ジャクリンの幻想の森(りりかトリビアを中心とする本作関連コンテンツのある個人サイト)
- Little Sophia's Cathedral(アニメ登場人物のひとり・デューイを中心とした本作関連コンテンツのある個人サイト。登場人物に関して参考資料)
テレビ東京系 金曜18:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ナースエンジェルりりかSOS
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