ドイツ零年
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ドイツ零年 Germania anno zero |
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監督 | ロベルト・ロッセリーニ |
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製作 | ロベルト・ロッセリーニ |
脚本 | ロベルト・ロッセリーニ カルロ・リッツァーニ マックス・コルペット |
音楽 | レンツォ・ロッセリーニ |
撮影 | ロベール・ジュイヤール |
編集 | エラルド・ダ・ローマ |
公開 | 1948年12月1日 1952年6月5日 |
上映時間 | 78分 |
製作国 | イタリア |
言語 | イタリア語・ドイツ語・英語・フランス語 |
allcinema | |
IMDb | |
『ドイツ零年』(Germania anno zero)は1948年のイタリア映画。監督はロベルト・ロッセリーニ。「無防備都市」「戦火のかなた」に続くロッセリーニの戦争三部作の1つといえる。
[編集] キャスト
- エドモンド・メシュケ:エドモンド
- エルンスト・ピットシャウ:父
[編集] あらすじ
第二次世界大戦直後、廃墟のベルリン。12歳の少年エドモンドは、病弱な父、母、姉、元ナチ党員であることが発覚することを恐れ、定職につかず引きこもっている兄と生活している。兄が働かず収入の乏しい一家にとってはエドモンドも貴重な働き手であった。エドモンドは、街でかつて小学校の担任だった元ナチ教師と再会する。教師はヒトラーの演説の録音されたレコードをヤミで進駐軍に売りさばく仕事をしており、エドモンドに仕事を与える。再度仕事を求めたエドモンドに教師は、弱い者は滅ぶべきと言う。教師のナチ思想に感化されたエドモンドは自らの父を毒殺してしまう。