チャック・リデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャック・リデル | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基本情報 | ||||||||
本名 | チャールズ・デビッド・リデル (Charles David Liddell) |
|||||||
通称 | ジ・アイスマン | |||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | |||||||
誕生日 | 1969年12月17日(38歳) | |||||||
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンタバーバラ |
|||||||
所属 | チーム・パニッシュメント →ザ・ピット |
|||||||
身長 | 188cm | |||||||
体重 | 93kg | |||||||
階級 | ライトヘビー級(UFC) | |||||||
スタイル | キックボクシング | |||||||
テーマ曲 |
チャック・リデル(Chuck Liddell、1969年12月17日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の総合格闘家。ザ・ピット所属。元UFC世界ライトヘビー級王者。
アメリカ合衆国を代表するファイターの一人。キックボクシング全米ヘビー級の頂点に立った豪腕で、総合格闘技イベントUFCでのデビュー戦以来多くの試合をKO勝ちで収めてきたストライカーである。
モヒカンヘアーに口髭という特徴的な風貌を持ち、母国アメリカではThe Iceman(ジ・アイスマン)のニックネームで呼ばれ、絶大な人気を持つ。試合勝利後に見せる、胸を突き出したマッスルポーズは有名。
目次 |
[編集] 来歴
キックボクサーとして活躍し、20戦18勝16KOの実績を残し、USMTA北米ヘビー級とIKF全米ヘビー級王者の座を手にする。
2000年1月23日、パンクラスで渋谷修身と対戦予定であったが、練習中に足首を捻挫したため、不戦敗と記録された。また、「クリス・ライデル」と表記されていた。
2001年5月4日、UFC 31でケビン・ランデルマンを1分18秒でKO勝ち。3週間後の5月27日にはPRIDE.14でPRIDEに初参戦し、ガイ・メッツァーに右フックでKO勝ち。
2002年にはUFCでアマール・スロエフ、ビクトー・ベウフォート、レナート・ババルに連勝。一気に王座へと近づくが、2003年6月6日、UFC 43の暫定王者決定戦でランディ・クートゥアにパウンドでTKO負けし、王座を逃す。
2003年8月10日、『PRIDE GRANDPRIX 2003 開幕戦』にUFCを代表して参戦。アリスター・オーフレイムを一発の左フックでふらつかせKO勝ち。
2003年11月9日、『PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦』の準決勝ではクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンと対戦。激しい打撃戦を繰り広げるも、TKO負け。またしても王座には届かなかった。
2004年4月2日、UFC 47でティト・オーティズをKOで破ると、8月21日のUFC 49でヴァーノン・"タイガー"・ホワイトにもKOで勝利する。
2005年1月~4月にかけて放送されたリアリティーショー「The Ultimate Fighter 1」でランディ・クートゥアと共にコーチを務めた。
2005年4月16日、UFC 52のUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチでランディ・クートゥアと再戦。KOで勝利し、第6代UFC世界ライトヘビー級王者となる。
その後、2005年8月20日のUFC 54でジェレミー・ホーンを破ると、UFC 57でランディ・クートゥア、UFC 62でレナート・ババル、UFC 66でティト・オーティズをそれぞれ降し、4度の王座防衛に成功した。
2007年5月26日、UFC 71でクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンと対戦。かつてPRIDEのリングで負けている宿敵との再戦であったが、1RにパンチによるTKOで敗れ、王座陥落。復帰戦となる9月22日のUFC 76ではキース・ジャーディン相手に僅差の判定負けを喫し、初の2連敗となった。
2007年12月29日、UFC 79でヴァンダレイ・シウバと対戦し、3-0の判定勝ちを収める。
2008年6月7日、UFC 85でマウリシオ・ショーグンとの対戦が予定されていたが、ショーグンの負傷欠場に伴い、対戦相手がラシャド・エヴァンスに変更された。その後、自身も練習中の右大腿屈筋損傷により同大会を欠場した[1]。
[編集] 戦績
総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
26 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
21 勝 | 13 | 1 | 7 | 0 | 0 | 0 |
5 敗 | 4 | 0 | 1 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | イベント名 | 開催年月日 |
○ | ヴァンダレイ・シウバ | 3R終了 判定3-0 | UFC 79: Nemesis | 2007年12月29日 |
× | キース・ジャーディン | 3R終了 判定1-2 | UFC 76: Knockout | 2007年9月22日 |
× | クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン | 1R 1:53 TKO(パンチ) | UFC 71: Liddell vs. Jackson 【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2007年5月26日 |
○ | ティト・オーティズ | 3R 3:59 TKO(パウンド) | UFC 66: Liddell vs. Ortiz 2 【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年12月30日 |
○ | レナート・ババル | 1R 1:35 TKO(パウンド) | UFC 62: Liddell vs. Sobral 【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年8月26日 |
○ | ランディ・クートゥア | 2R 1:28 KO(パンチ) | UFC 57: Liddell vs. Couture 3 【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年2月4日 |
○ | ジェレミー・ホーン | 4R 2:46 ギブアップ | UFC 54: Boiling Point 【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2005年8月20日 |
○ | ランディ・クートゥア | 1R 2:06 KO(パンチ) | UFC 52: Couture vs. Liddell 2 【UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2005年4月16日 |
○ | ヴァーノン・"タイガー"・ホワイト | 1R 4:05 KO(右ストレート) | UFC 49: Undisputed | 2004年8月21日 |
○ | ティト・オーティズ | 2R 0:38 KO(右ストレート) | UFC 47: It's On! | 2004年4月2日 |
× | クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン | 2R 3:10 TKO(タオル投入) | PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦 【ミドル級GP 準決勝】 |
2003年11月9日 |
○ | アリスター・オーフレイム | 1R 3:09 KO(左フック) | PRIDE GRANDPRIX 2003 開幕戦 【ミドル級GP 1回戦】 |
2003年8月10日 |
× | ランディ・クートゥア | 3R 2:40 TKO(マウントパンチ) | UFC 43: Meltdown 【UFC世界ライトヘビー級暫定王者決定戦】 |
2003年6月6日 |
○ | レナート・ババル | 1R 2:59 KO(左ハイキック) | UFC 40: Vendetta | 2002年11月22日 |
○ | ビクトー・ベウフォート | 3R終了 判定3-0 | UFC 37.5: As Real As It Gets | 2002年6月22日 |
○ | アマール・スロエフ | 3R終了 判定3-0 | UFC 35: Throwdown | 2002年1月11日 |
○ | ムリーロ・ブスタマンチ | 3R終了 判定3-0 | UFC 33: Victory in Vegas | 2001年9月28日 |
○ | ガイ・メッツァー | 2R 0:21 KO(右フック) | PRIDE.14 | 2001年5月27日 |
○ | ケビン・ランデルマン | 1R 1:18 TKO(左ストレート) | UFC 31: Locked and Loaded | 2001年5月4日 |
○ | ジェフ・モンソン | 3R終了 判定3-0 | UFC 29: Defense of the Belts | 2000年12月16日 |
○ | スティーブ・ヒース | 2R 5:39 KO(キック) | IFC WC 9 | 2000年7月18日 |
× | 渋谷修身 | 不戦敗 | PANCRASE 2000 TRANS TOUR | 2000年1月23日 |
○ | ポール・ジョーンズ | 1R 3:53 TKO(カット) | UFC 22: Only One Can be Champion | 1999年9月24日 |
× | ジェレミー・ホーン | 1R 12:00 肩固め | UFC 19: Ultimate Young Guns | 1999年3月5日 |
○ | ノエ・エルナンデス | 1R終了 判定3-0 | UFC 17: Redemption | 1998年5月15日 |
[編集] 獲得タイトル
- 第6代UFC世界ライトヘビー級王座(2005年)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ CHUCK LIDDELL INJURED; FORCED TO WITHDRAW FROM UFC® 85 UFC公式サイト 2008年4月21日
前王者 |
第6代UFC世界ライトヘビー級王者 2005年4月16日 - 2007年5月26日 |
次王者 |