ダークライ
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ダークライ | |
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全国
マナフィ - ダークライ (#491) - シェイミ |
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全般 | |
英語名 | Darkrai |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | なし |
世代 | 第4世代 |
ポケモン学 | |
分類 | あんこくポケモン |
タイプ | あく |
高さ | 1.5 m |
重さ | 50.5 kg |
特性 | ナイトメア |
ダークライは、ポケットモンスターシリーズに登場する492種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
黒い衣を纏った幽霊のような姿をしたポケモン。頭部からは白い髪のようなものが伸びる。首の周りには赤い牙のような突起を持つ。細長い脚を持つが、普段は収納した状態で宙に浮いている。新月の夜に悪夢を見せると言われる。
2007年2月15日に公式サイトにおいて存在が明らかにされた。ミュウやセレビィ、ジラーチなどと同様、幻のポケモンに位置付けられている[1]。
[編集] ゲームでのダークライ
『ダイヤモンド・パール』の通常のプレイでは出現せず、悪夢を見ていたミオシティの少年のうわごとからその存在を予見できるのみである。ファンサイト等に見られる裏技、バグを利用した入手方法はデータ破損の原因となる。
幻のポケモンの中では、唯一のあくタイプである。とくこうは全ポケモンの中でもトップ10に入る。ダークライのみが持つ特性「ナイトメア」は「ねむり」状態の相手のHPを徐々に減らす効果を持ち、専用技「ダークホール」は「ねむり」状態にする効果を持つ技では唯一、ダブルバトルで相手2匹に有効な技である。
2007年7月14日から9月9日の間、映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の上映中に各映画館で『ダイヤモンド・パール』版を対象にワイヤレス通信により劇場でダークライが配布された[2]。これは劇場内で「ふしぎなおくりもの」を選択すると自動的にダークライが転送される仕組みとなっている。このダークライは本来ディアルガ・パルキアの専用技である「ときのほうこう」・「あくうせつだん」をそれぞれ覚えているほか、通常のプレイでは入手出来ないきのみ「ナゾのみ」を持っている[1]。また、特別なボール『プレシャスボール』に入っており、『クラシックリボン』を所持する関係でGTSに出すことはできない。
また、『ポケモンレンジャー・バトナージ』にて、2008年4月26日から2008年6月15日までの期間限定で、『みんなのタワーをかいほうせよ!』のスペシャルミッションがニンテンドーWi-Fiコネクションにて配布されており、これをクリアするとゲーム中で仲間になったダークライを、『ダイヤモンド・パール』へ転送する事ができる。
『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』では、世界を暗黒に変えようとする真の黒幕として登場。ディアルガが司る時限の塔に細工をし、星の停止に向かうように仕向けた張本人である。しかし主人公とジュプトルが星の停止を食い止めようと未来からやってくると聞き、タイムスリップ中に攻撃した。クレセリアに扮して主人公とパートナー、パルキアらの夢に現れ、主人公を消そうとしたり、主人公に「私と手を組まないか」と持ちかけたりした。断られると配下のポケモン6匹(ドサイドン、ブーバーン、マグカルゴ、ムウマージ、ボスゴドラ、アーボック)を従えて主人公らに襲い掛かるなど、徹底した悪役として描かれている。
倒された後もなお逃げおおせようとするがパルキアに阻止され、以後は主人公と同じく記憶を失い、各地のダンジョンを彷徨い始める。
[編集] ポケモンカードでのダークライ
悪タイプのたねポケモン。初登場はポケモンカードDP 拡張パック「ひかる闇」。「スリープホール」はダメージと同時に相手を「ねむり」状態にする。既に「ねむり」状態の相手には追加ダメージを与える。
同パックにはLv.Xのものも同時に収録されている。ポケボディー「ダークシャドー」は自分の悪ポケモンについている悪エネルギー(基本エネルギー)に悪エネルギー(特殊エネルギー)の効果(相手バトルポケモンへのダメージを+10する)を与える効果を持つ。「えいえんのやみ」はダメージと同時に相手を「ねむり」状態にする。この「ねむり」状態はコイントスを2回行って両方表が出ない限り解除されず、また両方裏が出た場合は即座に「きぜつ」扱いとなる。
また、映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の入場者に先着でダークライのカードが配布された。このダークライは技「あくうせつだん」と「ときのほうこう」に加え、道具「ナゾのみ」を持っているなど、映画館で配布されたダークライの特徴が再現されている。
拡張パック「月光の追跡」にも収録されている。「やみのついげき」は通常は50ダメージだが、相手がクレセリアの場合は100ダメージとなる。同商品のパッケージにはクレセリアの背後に迫るダークライが描かれている。
[編集] 映画でのダークライ
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
2007年7月14日公開の映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』に登場。声優は特別出演の石坂浩二。
庭園に住み着いている。滅多に人前に姿を見せなかったが、アラモスタウンに異変が起こるようになってから頻繁に現れ、人々に出て行くように訴えているが、それはアラスモタウンがディアルガとパルキアの戦いに巻き込まれる事を、ダークライはいち早く感づいていたためであり人々に警告をしようとしていた。街が戦いに巻き込まれた後は必死に街を守ろうとするが、ディアルガとパルキアに何度も攻撃されて最後には死んでしまう。その後、パルキアが街を元に戻した際にダークライも一緒に復活した。 ゲーム等ではあくタイプであるために悪役として描かれているダークライだが、この映画では悪いポケモンに誤解されているだけで、人々に警告を送ったり、かつて助けてくれた人間の孫と庭園を守るポケモンとして描かれている。
以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] その他におけるダークライ
- 『メンバーズカード』を使用して新月島にてゲット出来るとされている。劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ公開時にメンバーズカードを配布されると思われたが、ワイヤレス通信によって直接受け取る形式に変更された。理由は不明だが、解析や改造によってメンバーズカードによる入手が衆知の存在となったことで、改造ROM対策に配布方法を変更。メンバーズカードによる入手方法事態を非合法化することで、一種のトラップ扱いにしたとの説がある(似たような説にエメラルドでのオーロラチケットが存在する)。
[編集] 関連項目
[編集] 註
- ^ a b 公式サイト内 特集ページ
- ^ ◆ポケモン映画公式サイト「ディアルガVSパルキアVSダークライ」◆(2007年5月15日確認)