ダニエル・ラドクリフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| ダニエル・ラドクリフ Daniel Radcliffe |
|
 |
|
| 本名 | Daniel Jacob Radcliffe |
|---|---|
| 別名 | ダン |
| 生年月日 | 1989年7月23日（18歳） |
| 出生地 |  イングランド ロンドン フラム |
| 国籍 |  イギリス |
| ジャンル | 俳優 |
| 活動期間 | 1999年 - |
| 活動内容 | ドラマ、映画、舞台 |
| 主な作品 | |
| ハリー・ポッターシリーズ | |
ダニエル・ジェイコブ・ラドクリフ（Daniel Jacob Radcliffe、1989年7月23日 - ）は、イギリスの俳優。ロンドン南西部のフラム出身。一人っ子。身長174.5cm。
目次 |
[編集] 略歴
北アイルランド出身の父親とユダヤ系イギリス人の母親の間に生まれる。父は元著作権エージェントで現在は彼の世話役、母はキャスティングディレクター。二人とも過去に俳優のキャリアがある。
子役として活動していた頃、ちょうど世界的ベストセラー小説『ハリー・ポッターと賢者の石』の映画化にあたり、主役ハリー・ポッター役のオーディション選考が行われていたが、なかなかハリーのイメージに合う少年が見つからなかった。そんな中ダニエルが両親と芝居を見に行っていた時に偶然映画スタッフが同席していて、そのスタッフがダニエルを見てオーディション参加を打診、見事ハリー役を射止めた（当時11歳）。
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』は世界的メガヒットになり一躍有名スターに。その後のシリーズでも引き続きハリー役を務めている。日本でも大ブームとなり、2002年12月に彼が初来日した際には空港に多くのファンが押し寄せた。その際にハリー・ポッターのふん装をしたファンを「ポッタリアン」と呼んだ。本来ハリー役はシリーズ2作目以降は本人の成長に伴って代役を立てる予定だったが、あまりにハリー役がはまっていたことや、ストーリーに伴ってキャラクターもきちんと年を取っているシリーズであること、原作者の強い意志などからそのまま続投されている。
映画ハリー・ポッターシリーズの第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』・第7作『ハリー・ポッターと死の秘宝（仮題）』に、今までと同じハリー・ポッター役として出演が正式に決まった。
2007年には舞台『エクウス』に出演。この作品で全裸姿で演技を披露し話題を呼んだ。ダニエルは「非常にすばらしい役」と語っている。また『エクウス』の共演者であるローラ・オトゥールとの交際が報道され、写真も撮られている。だが2008年の1月、オトゥールとの破局が明らかになった。理由は、「互いに現実的にならなければいけない、別々の道を歩まなければならない」とのこと。だが別れた後も、友達として付き合っているようだ。
『エクウス』は2008年秋にブロードウェイでの上演が決まっている。
[編集] 人物
当初、誕生日はJ・K・ローリングやハリー・ポッターと同じ7月31日と報道されたが誤り。宣伝効果を狙ったものと考えられている。
2匹のボーダーテリアを飼っており、名前は「ビンカ」"Binka"と「ナゲット」"Nugget"。
オーストラリア訪問中に朝のテレビ番組『トゥデイ・ショウ』に出演し、番組の司会者から『ずいぶん長い間『ハリー・ポッター』のダークな面と取り組んでいるけれども、君は信心深いの?』と聞かれ、『そんな事は無いです。母はユダヤ系、父はプロテスタント。とても（一瞬沈黙）宗教的に興味深い環境になっていますが、僕は全然信心深くないです。』と回答した。この発言で驚いたのはアメリカユダヤ系サイト『Interfaith Family com』である。アメリカの映画俳優は自分の血筋を公言する事が一般的ではないため、新聞紙で大スクープニュースになった。
ダニエルはセックスピストルズの大ファンであり、自らベースギターを演奏する。撮影の休憩時間を使って練習をしていたらしい。
イギリスの俳優ゲイリー・オールドマンの大ファンであり、映画『ハリー・ポッター』シリーズでは共演している。また、アイシュワリヤ・ライ、キャメロン・ディアス、スカーレット・ヨハンソン、ナタリー・ポートマン、ベン・スティラーのファンでもある。
イギリスのロックバンド、McFLYについて「マクフライみたいな自分で曲を作らないバンドは嫌い」と言ったことからMcFLYのメンバーから嫌われているらしい。また、ダニエル・ラドクリフが、サン・オブ・ドークについてコメントした内容が、不評を買っている。これに対し「サン・オブ・ドーク」のボーカル、ジェームズ・ボーンは、「ダニエルはまったく馬鹿げたことを言っている！他人の才能のことばかり話していないで、自分の才能を見返したほうがいいんじゃないのか？マクフライと一緒に、やつの尻を蹴りに行ってやる！」と逆襲。バンドの仲間も、「あいつはひどい俳優だし、映画でも最悪のキャラクターだ」と語っているそう。実際のところ、マクフライもサン・オブ・ドークも全曲の作詞作曲を自分たちで行っているうえに、マクフライは演奏の技術も高く評価されている(英国最大の音楽賞Brit Awardsを始め、数々のイギリスの音楽賞を受賞している)ので、ダニエルは単に個人的にマクフライとサン・オブ・ドークが嫌いなだけだと思われる。
[編集] 主な出演作品
[編集] 映画
- テイラー・オブ・パナマ The Tailor of Panama (2001)マーク・ペンデル役
- ハリー・ポッターと賢者の石 Harry Potter and the Sorcerer's Stone (2001) ハリー・ポッター役
- ハリー・ポッターと秘密の部屋 Harry Potter and the Chamber of Secrets (2002) ハリー・ポッター役
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 Harry Potter and the Prisoner of Azkaban (2004) ハリー・ポッター役
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット Harry Potter and the Goblet of the Fire (2005) ハリー・ポッター役
- ディセンバー・ボーイズ December Boys (2006)マップス役
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 Harry Potter and the Order of the Phoenix (2007) ハリー・ポッター役
- ハリー・ポッターと謎のプリンス Harry Potter and the Half-Blood Prince (2008年公開予定) ハリー・ポッター役
- Harry Potter and the Deathly Hallows (2010年公開予定) ハリー・ポッター役
[編集] テレビ
- デビッド・コパーフィールド David Copperfield (1999) デビッド・コパーフィールド役（少年時代）
- エキストラ:スターに近づけ! Extras (2006) 本人役
[編集] 舞台
- The Play What I Wrote ※秘密のゲストで出演。
- 『エクウス』 ピーター・シェーファー原作の舞台。2007年2月よりロンドンで上演。
[編集] 外部リンク
- Daniel Radcliffe - Internet Movie Database（英語）
- DanRadcliffe.co.uk Unofficial site, works directly with Warner Bros. and Daniel's family
- DanRadcliffe.com: Unofficial site, works directly with Warner Bros. and Daniel's family
