スコット・ローレン
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スコット・ローレン Scott Rolen トロント・ブルージェイズ No.33 |
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基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | インディアナ州ジャスパー |
生年月日 | 1975年4月4日(33歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193.0cm 240 lb =約108.9kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
守備位置 | 三塁手 |
プロ入り | 1993年 ドラフト2巡目 |
初出場 | 1996年8月1日 カージナルス戦 |
年俸 | $11,625,000[1](2008年) |
経歴 | |
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■Template ■ウィキプロジェクト 野球選手 |
スコット・ブルース・ローレン(Scott Bruce Rolen , 1975年4月4日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州ジャスパー出身の野球選手。内野手(三塁手)、右投右打。MLBトロント・ブルージェイズに所属している。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] フィリーズ
高校時代はバスケットボールでも活躍。いくつかの大学から奨学生として入学を打診されたが[1]、1993年ドラフト2巡目でフィラデルフィア・フィリーズに入団。1996年はAA級で開幕を迎え、5月に打率.352、7本塁打、19打点を記録し月間MVPを受賞した[2]。6月12日にAAA級へ昇格し45試合に出場したのを経て8月1日にはメジャーデビューを果たした[2]。メジャー初本塁打は8月21日のドジャース戦で野茂英雄から。しかも1試合2本塁打を記録した[2][3]。9月7日のカブス戦で死球を受け骨折してしまったが、新人王受賞資格は野手の場合、前年まで通算130打数以下でローレンは130打数だったため来シーズンも新人資格を持ったままシーズンを終えた[2]。
1997年は156試合に出場し、1984年のダリル・ストロベリー以来となる22歳以下で90打点を上回り、打率.283・21本塁打・92打点はリーグ新人3冠王となり、新人王の投票では満票(ナリーグ史上7人目)で選出された[4]。守備では三塁手としてリーグ最多の459回の守備機会を記録している[4]。
翌1998年も打率.290・31本塁打・110打点を記録し、で球団史上最年少(1900年以降)で100打点を記録した[5]。一方、守備ではリーグ最多の468回の守備機会と135刺殺を記録し、三塁手として史上3番目の若さで、球団史上マイク・シュミットが1986年に受賞して以来12年ぶりにゴールドグラブ賞した[5]。
1999年はオールスター開催までに19本塁打を記録したが、シーズン終盤、故障のため欠場した。2000年も5月24日から6月8日にかけて故障者リスト入りとなったが、3年ぶりにゴールドグラブ賞を受賞し、本塁打は球団史上2番目の若さで100を超えた[6]。2002年7月29日にカージナルスへトレードで移籍した。
[編集] カージナルス
2003年から8年総額9,000万ドルで契約延長した[7]。
2004年には開幕から2か月で53打点をマークするなど、いずれも自己最高の打率.314・34本塁打・124打点を記録し、ジム・エドモンズやアルバート・プホルスとともに "3割・30本塁打・110打点トリオ" として地区優勝に貢献。リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第7戦では逆転の2ランを放つなどチームをリーグ制覇に導いたが、レッドソックスとのワールドシリーズでは15打数0安打と絶不調。4連敗で敗退後に人目を憚らず涙を流した。
2005年は左肩などを痛め2度の手術を経験し、オールスターも辞退するなど56試合出場に留まった。しかし2006年は開幕戦でマーク・マグワイア(1998年)以来球団史上2人目となる満塁本塁打を放ち[8]、チーム最多の48本二塁打を記録するなどの活躍でカムバック賞にノミネートされた[1]。ワールドシリーズにも出場し、19打数8安打と活躍。2004年の雪辱を果たし、自身初の世界一の美酒を味わった。タイガースのジム・リーランド監督は「歴代でも最高の三塁手をカーディナルスは抱えている」と絶賛した[1]。
2007年は古傷の左肩の痛みに悩まされ、8月に手術を受けてシーズンを終えた。
[編集] ブルージェイズ
球団、トニー・ラルーサとの確執が原因で[9]、2008年1月14日、同じ三塁手のトロイ・グロースとの交換トレードでトロント・ブルージェイズへ移籍した。
[編集] 特筆すべき点
2007年終了時点で三塁手として7度のゴールドグラブ賞を誇る。ローレンより三塁手としての受賞回数が多いブルックス・ロビンソン(16回)とマイク・シュミット(10回)は「我々よりもローレンの方が上だ」と言っている[1]。
[編集] 獲得タイトル
- ナショナルリーグ新人王 1997年
- シルバースラッガー賞 1回:2002年
- ゴールドグラブ賞 7回:1998年、2000年 - 2004年、2006年
- MLBオールスターゲーム選出 5回:2002年 - 2006年
[編集] 年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 長打率 | 出塁率 | OPS |
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1996 | PHI | 37 | 130 | 10 | 33 | 7 | 0 | 4 | 52 | 18 | 0 | 2 | 0 | 2 | 13 | 0 | 1 | 27 | 4 | .254 | .400 | .322 | .722 |
1997 | PHI | 156 | 561 | 93 | 159 | 35 | 3 | 21 | 263 | 92 | 16 | 6 | 0 | 7 | 76 | 4 | 13 | 138 | 6 | .283 | .469 | .377 | .846 |
1998 | PHI | 160 | 601 | 120 | 174 | 45 | 4 | 31 | 320 | 110 | 14 | 7 | 0 | 6 | 93 | 6 | 11 | 141 | 10 | .290 | .532 | .391 | .923 |
1999 | PHI | 112 | 421 | 74 | 113 | 28 | 1 | 26 | 221 | 77 | 12 | 2 | 0 | 6 | 67 | 2 | 3 | 114 | 8 | .268 | .525 | .368 | .893 |
2000 | PHI | 128 | 483 | 88 | 144 | 32 | 6 | 26 | 266 | 89 | 8 | 1 | 0 | 2 | 51 | 9 | 5 | 99 | 4 | .298 | .551 | .370 | .921 |
2001 | PHI | 151 | 554 | 96 | 160 | 39 | 1 | 25 | 276 | 107 | 16 | 5 | 0 | 12 | 74 | 6 | 13 | 127 | 6 | .289 | .498 | .378 | .876 |
2002 | PHI/STL | 155 | 580 | 89 | 154 | 29 | 8 | 31 | 292 | 110 | 8 | 4 | 0 | 3 | 72 | 4 | 12 | 102 | 22 | .266 | .503 | .357 | .860 |
2003 | STL | 154 | 559 | 98 | 160 | 49 | 1 | 28 | 295 | 104 | 13 | 3 | 0 | 7 | 82 | 5 | 9 | 104 | 19 | .286 | .528 | .382 | .910 |
2004 | STL | 142 | 500 | 109 | 157 | 32 | 4 | 34 | 299 | 124 | 4 | 3 | 1 | 7 | 72 | 5 | 13 | 92 | 8 | .314 | .598 | .409 | 1.007 |
2005 | STL | 56 | 196 | 28 | 46 | 12 | 1 | 5 | 75 | 28 | 1 | 2 | 0 | 1 | 25 | 1 | 1 | 28 | 3 | .235 | .383 | .323 | .706 |
2006 | STL | 142 | 521 | 94 | 154 | 48 | 1 | 22 | 270 | 95 | 7 | 4 | 0 | 8 | 56 | 7 | 9 | 69 | 10 | .296 | .518 | .369 | .887 |
2007 | STL | 112 | 392 | 55 | 104 | 24 | 2 | 8 | 156 | 58 | 5 | 3 | 0 | 7 | 37 | 2 | 5 | 56 | 13 | .265 | .398 | .331 | .729 |
通算 | 12年 | 1505 | 5498 | 954 | 1558 | 380 | 32 | 261 | 2785 | 1012 | 104 | 42 | 1 | 68 | 718 | 51 | 95 | 1097 | 113 | .283 | .507 | .372 | .879 |
※数字は2007年までのもの。
[編集] 脚注
- ^ a b c d 村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版、2007年、320項。ISBN 978-4-331-51213-5。
- ^ a b c d "Player Profile: Scott Rolen (1996 Career Highlights). (英語)" MLB.com. 2008年2月13日閲覧.
- ^ "August 21, 1996 Philadelphia Phillies at Los Angeles Dodgers Play by Play and Box Score (英語)" Baseball-Reference.com. 2008年2月13日閲覧.
- ^ a b "Scott Rolen 1997 Career Highlights (英語)" 2008年5月3日閲覧.
- ^ a b "Player Profile: Scott Rolen (1998 Career Highlights). (英語)" MLB.com. 2008年2月13日閲覧.
- ^ "Scott Rolen 2000 Career Highlights (英語)" 2008年5月3日閲覧.
- ^ "Rolen, Cardinals agree to an eight-year contract (英語)" ESPN.com. 2008年2月13日閲覧.
- ^ "Scott Rolen 2006 Career Highlights (英語)" 2008年5月3日閲覧.
- ^ 村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、78項。ISBN 978-4-331-51300-2。
[編集] 外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、The Baseball Cube
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投手 | 49 ジェレミー・アッカード / 34 A.J.バーネット / 57 ショーン・キャンプ / 43 ジェシー・カールソン / 37 スコット・ダウンズ / 54 ジェイソン・フレイザー / 32 ロイ・ハラデイ / 44 ケイシー・ジャンセン / 22 ブランドン・リーグ / 51 ジェシー・リッチ / 30 ジェーン・マチ / 28 ショーン・マーカム / 29 ダスティン・マゴワン / -- ビル・マーフィー / 25 デビッド・パーシー / 50 デイビス・ロメロ / 52 B.J.ライアン / 56 ブライアン・タレット / 40 ブライアン・ウルフ |
捕手 | 20 ロッド・バラーハス / 7 カーティス・シグペン / 9 グレッグ・ゾーン |
内野手 | 8 ラス・アダムズ / 11 デビッド・エクスタイン / 2 アーロン・ヒル / 1 ジョー・イングレット / 6 ジョン・マクドナルド / -- ケビン・メリーロ / 17 ライル・オーバーベイ / 33 スコット・ローレン / 19 マルコ・スクータロ |
外野手 | 21 バック・コーツ / 26 アダム・リンド / 36 ケビン・メンチ / 15 アレックス・リオス / 23 シャノン・スチュワート / 10 バーノン・ウェルズ / 35 ブラッド・ウィルカーソン |
指名打者 | 14 ロビンソン・ディアス / 24 マット・ステアーズ |
監督・コーチ | 5 ジョン・ギボンズ(監督) / 38 ブラッド・アーンスバーグ(投手コーチ) / 47 ゲイリー・デンボ(打撃コーチ) / 55 ブライアン・バターフィールド(ベンチコーチ) / 45 マーティ・ピービー(三塁コーチ) / 53 ブルース・ウォルトン(ブルペンコーチ) / 12 アーニー・ウィット(一塁コーチ) |
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2008年6月8日更新 |
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3 プレストン・ウィルソン / 4 ヤーディアー・モリーナ / 5 アルバート・プホルス / 7 ロニー・ベリアード / 12 アーロン・マイルズ / 15 ジム・エドモンズ / 16 クリス・ダンカン / 22 デビッド・エクスタイン / 23 アンソニー・レイエス / 26 スコット・スピージオ / 27 スコット・ローレン / 28 ゲイリー・ベネット / 29 クリス・カーペンター / 32 ジョシュ・ハンコック / 34 ランディ・フローレス / 36 ジェフ・ウィーバー / 37 ジェフ・スーパン / 41 ブレイデン・ルーパー / 43 フアン・エンカルナシオン / 48 ブラッド・トンプソン / 50 アダム・ウェインライト / 52 ジョシュ・キニー / 53 ジョン・ロドリゲス / 61 タイラー・ジョンソン / 99 田口壮 監督 トニー・ラルーサ |