ジャック=イヴ・クストー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャック=イヴ・クストー(Jacques-Yves Cousteau, 1910年6月11日 - 1997年6月25日)は、フランスの海洋学者。
1930年にフランス海軍に参加。潜水用の呼吸装置スクーバ(商品名:アクアラング)の発明者の一人として知られる。水中考古学を始めた人物でもある。
調査船カリプソ号で海やそこに住む生物の研究を行う一方、それを書籍、記録映画にして一般への啓蒙活動も行った。 深海を扱ったドキュメンタリー映画『沈黙の世界』(1956年、ルイ・マルとの共同監督)はカンヌ国際映画祭で最高の栄誉であるパルムドールを受賞した。日本では、1970年代から1980年代にかけてのテレビドキュメンタリー番組『驚異の世界・ノンフィクションアワー』(日本テレビ系列)で放送された、自身も出演する『クストーの海底世界』シリーズでつとに知られる。
1957年、海軍を退役し、モナコ海洋博物館長に就任。 1992年の地球サミットで環境破壊・海洋汚染を警告し、母国フランスの核実験再開を激しく批判。
赤いニット帽がトレードマーク。「海の恋人」と呼ばれ死が惜しまれた。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
前任 エミール・リットレ |
アカデミー・フランセーズ 席次17 |
後任 ガストン・パリ |