ジャズ・ロック
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ジャズ・ロック(jazz rock)とは、音楽のジャンルにおいて、ジャズより発展した一つの演奏スタイルである。
1960年代に、アート・ロック、ブラス・ロックなどの、演奏技巧を主体としたロックミュージックが台頭した。それらの影響を受け、ジャズにおいても電気楽器(エフェクトを多用したエレクトリック・ギターや、エレクトリック・ピアノ)の使用によるロック風な奏法を取り入れ、新しい演奏スタイルが生まれた。これをジャズ・ロックと分類した。
スタンダードなジャズで既に名声のあった、マイルス・デイヴィスやチック・コリア、ハービー・ハンコックなどが先鋭的な試みとして、演奏に取り入れた。さらに、これが受け入れられてクロスオーバー、そしてフュージョンへと発展した。
ロック系のアーティストで最も盛んにジャズ・ロックの作品を発表したのはソフト・マシーンなどのカンタベリー系アーティストで、他にコロシアム、チェイスなどの名が挙げられる。ジャズ系アーティストからのアプローチは先述したようにその後の発展があったのに対し、ロック系からのそれは1970年代後半に衰退した。
[編集] 代表的なアーティスト
- マイルス・デイヴィス
- チック・コリア
- ハービー・ハンコック
- パット・メセニー
- アート・ブレイキー
- クインシー・ジョーンズ
- マハヴィシュヌ・オーケストラ
- ソフト・マシーン
- コロシアム
- チェイス
- スティーリー・ダン