シャイニング・フォース ネオ
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ジャンル | ピュア・ファンタジーRPG |
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対応機種 | プレイステーション2 |
開発元 | ネバーランドカンパニー |
発売元 | セガ |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM 1枚 |
発売日 | 2005年3月24日 |
価格 | 7,140円(税込) |
対象年齢 | CERO:全年齢対象 |
『シャイニング・フォース ネオ (Shining Force NEO)』は、2005年3月にセガから発売されたプレイステーション2 (PS2) 用アクションRPG。
開発はネバーランドカンパニー、キャラクターデザインは西山優里子が担当。
目次 |
[編集] 概要
- 新・シャイニングプロジェクトの第3弾。比較的シビアなアクションRPGであり、これまでのシャイニング作品のなかでは異色とも言える。
- 敵との戦闘に特化したゲームシステムであり、大量に出現し続ける敵をバッサバッサ倒しまくる快感がある反面、装備やスキルの相性が悪いと頻繁に0ダメージや一撃死も起こる。「選択」が直にダメージに反映されるシステムが熱烈な中毒者を産む一方、人を選ぶゲームでもある。
- 主人公や敵施設の名前、仲間の種族など『シャイニング・フォース』(1992年 メガドライブ)を意識した面があるが、世界観・システム的なつながりはない。
- 『月刊マガジンZ』(講談社)の2005年3月号から12月号にかけて『シャイニング・フォース ネオ』(作画:渋染かずき 原作:和智正喜)が連載されていた。
- 同じ開発元のシリーズとして、『シャイニング・フォース イクサ』(2007年1月18日 PS2)がある。
[編集] 特徴
- 戦闘特化のゲームシステム - ストーリーは涙あり笑いありの王道を行くものとなっており秀逸だが、プレイ時間のほとんどはバトルに費やすことになる。
- 大量に現れる敵 - ひとつのモンスターゲートから数十体のモンスターが出現するのもザラ。一時間で数百体倒すのも普通のこと。大量に出現し続ける敵をバッサバッサ倒しまくる。
- 敵の強さ - 装備やフォースアートの相性で一撃死もよく起こる。何度もゲームオーバになっても試行錯誤しながら進むゲームであるが、現在地点とセーブポイントを自由に行き来でき、ストレスの少ないシステムになっている。
- 大量の装備品 - モンスターは一時間で数十個入手できるほど装備品を落とす。それぞれに特殊能力がランダムに1~2種類付加している。装備品の取捨選択も魅力のひとつ。
- 明快なシステム - 試行錯誤を推奨するようなシステムでありながら、合成や調合などの「書籍やサイトで調べないと絶対分からない」というものがなく、誰でも本作の要素の全てを知ることができる。
- フル3Dグラフィックによるリアルで美麗な表現能力。
[編集] ストーリー
[編集] プロローグ
世界は「光の結晶」の力によって繁栄を誇っていた。しかし13年前、「月の眷属」と呼ばれる者たちが光の結晶を破壊し、月を覆う巨大な眼から生物兵器「レギオン」を次々と召還した。激しい戦いによって、10ある国々のうちの7つと多数の「フォースの戦士」を犠牲にしながらも、人々は「月の眼」を閉じることに成功する。レギオンたちは眠りにつき、戦いは終結した。
そして、今。滅亡をまぬがれた3つの国のひとつ「ユークリトス」。フォースの戦士になるため「ラーカイルの砦」で修行を重ねていた少年「マックス」は、2年ぶりに故郷の街「グリーンスリーブス」に帰ってきた。
[編集] システム
- 戦闘
- プレイヤーは主人公を操り、オートで動く2人の仲間とともに戦う。
- 仲間
- 仲間になったキャラクターは本陣と呼ばれる待機所におり、自由に入れ替えることができる。主人公とレベル差がある仲間ほど経験値が多く入る。仲間に装備品やフォースアートの着脱はできない。
- 武器
- 主人公は片手剣、両手剣、弓、杖(魔法)の4種類の武器を扱える。攻撃力アップに必要な能力値はフォースアートで上昇させる。
- スペシャルパワー
- 装備品には200種類近くの特殊能力の内からランダムに1~2種類が付加している。その効果が非常に大きいこと、倒した敵が装備品を大量に落とすシステムであることなどから、装備品の取捨選択はキャラクターの生死を左右するほど重要である。
- フォースアート
- 一般的に言うスキルにあたる。敵出現の拠点となるモンスターゲートを破壊すると入手する。フォースアート屋でフォースフレームと呼ばれる秘石に刻むことで、様々な能力を手に入れることができる。
- フォースエナジー
- 言い換えるなら、スキルの経験値。敵やモンスターゲートを倒すことで手に入る。ファースアート屋でフォースアートのレベルを上げることができる。
- レギオンハイヴ
- 世界のあちこちに点在する魔物の巣窟。それぞれに特定の種族のモンスターがレベルを問わず山のように詰め込まれている。相応のレベルと入念な準備が必要となる。
[編集] 登場人物
[編集] パーティーメンバー
- マックス(声:森久保祥太郎)
- 前向きで熱血漢の主人公。人間。
- メリル(声:堀江由衣)
- 勝気でしっかり者の、マックスの幼馴染。人間、魔法使い。
- グラハム(声:飯塚昭三)
- マックスの師匠であり、騎士の鏡である。ケンタウロス、騎士。
- チキティータ(声:金田朋子)
- 犬に似た容姿で小柄であるが、正義感の強い女性。キャントール、僧侶。
- ライノス(声:江川央生)
- タフさが売りの巨漢戦士。クインシーヌ聖域警護団元団長。タイタン、重戦士。
- バロン(声:置鮎龍太郎)
- スピードが命のクールな戦士。クインシーヌ聖域警護団団長。ウルフリング、拳闘士。
- ドリュウ(声:鎌田梢)
- 神竜の末裔だが、まだ頼りない。ドラゴン、ドラゴン。
- マリエル(声:白石涼子)
- グラハムの娘、回復もできる万能型。ハイアット聖域警護団の団長。ケンタウロス、騎士。
- クライン(声:子安武人)
- 誇り高い無口な戦士。バードリング、アーチャー。
- フレイア(声:林原めぐみ)
- 美麗な鳥人女性。バードリング、ウイングナイト。
- アダム(声:渡辺武彦)
- 古代のロボット、現在故障中。ガーディアン、機械兵。
[編集] その他の登場人物
- ガイア(声:田中秀幸)
- マックスの父親。現役のフォースの戦士。
- マリア(声:藤田淑子)
- マックスの母親。13年前の戦いの中で亡くなったという。
- カイン(声:緑川光)
- マックスの兄。3年前に内乱鎮圧へ赴いたまま行方不明。
- レベッカ(声:江森浩子)
- ユークリトス国の議長。マックスを暖かく見守る老婆。
- リーベンハイム(声:麻生智久)
- フェルドランド国の統治者。静かな賢老。
- ケイオス(声:郷里大輔)
- エラノーラ国の王。未だ気概を失わぬ発掘王。
- 仮面の男(声:緑川光)
- 主人公たちの前に何度も立ちふさがる。行方不明のカインによく似ているが…
- ヴァンドルフ(声:保志総一朗)
- 中盤以降の物語の要。月の眷属。
[編集] スタッフ
- キャラクターデザイン:西山優里子 - 漫画家。代表作に『Harlem Beat』、『DRAGON VOICE』(共に週刊少年マガジン)など。
- モンスターデザイン:玉木美孝 - デザイナー。主なシャイニングシリーズのキャラクター・モンスターデザインを担当。
- 音楽:鷺巣詩郎 - 作曲家・音楽プロデューサー。多岐に渡る分野において第一線で活躍し続けている。
- 開発プロデューサー:下里陽一 - セガ・ゲームプロデューサー。本作や『シャイニング・フォース 黒き竜の復活』(GBA)など。
[編集] テーマ曲
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- SHINING FORCE 公式サイト
- SHINING FORCE NEO 公式サイト
- Shining World:シャイニングシリーズポータルサイト
- 株式会社ネバーランドカンパニー
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