シナンジュ (機動戦士ガンダムUC)
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シナンジュ（MSN-06S SINANJU）は、福井晴敏の小説『機動戦士ガンダムUC』に登場する反地球連邦組織「袖付き」の保有するモビルスーツ。パイロットはフル・フロンタル。
[編集] 機体解説
| シナンジュ | |
| 型式番号 | MSN-06S |
| 生産形態 | 実験機 |
| 全高 | 22.6m |
| 本体重量 | 25.2t |
| ジェネレーター出力 | 3,240kw |
| スラスター総推力 | 128,600kg |
| センサー有効半径 | 23,600m |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金 |
| 武装 | ビームライフル ビームサーベル バルカンガン 頭部ガトリング砲 |
| 主な搭乗者 | フル・フロンタル |
RX-0ユニコーンガンダムにも搭載されているNT-Dの実験用にムーバブルフレームの一部にサイコ・フレームが搭載した試作MS。ただし、MSN-04サザビーやRX-93νガンダムと違い、ファンネルは搭載していない。背部の翼のような推力偏向スラスターを始め多数のスラスターを搭載しており、高い機動性を誇る。その性能はインダストリアル7から脱出したネェル・アーガマを攻撃する際に、周りに無数に漂うスペースデブリをまったく意に介することなく回避している事からも伺える。
この機体で検証されたデータを元にユニコーンガンダムが開発された。いわばシナンジュはユニコーンガンダムと兄弟機に当たるわけだが、U.C.0094年にアナハイム・エレクトロニクス社から「袖付き」に強奪され、皮肉にもユニコーンガンダムと刃を交えることとなった（この強奪事件は強奪に偽装した譲渡という噂もある）。
「袖付き」では、最高司令官であるフル・フロンタルが搭乗し、赤く塗られた機体と機動性から「赤い彗星の再来」と呼ばれ、総帥シャア・アズナブルを失い士気の低下したネオ・ジオンの崇拝と士気高揚の対象となり、敵からは恐怖の対象となっている。
