サントリーミステリー大賞
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サントリーミステリー大賞(サントリーミステリーたいしょう)は朝日放送、文藝春秋、サントリーが主催した公募のミステリーの新人賞である。 最終選考を公開で行うこと、読者賞を別に設けること、海外作品の応募を認めること、受賞作はテレビドラマ化(毎年12月にABCテレビ発の全国放送=通常の『土曜ワイド劇場』枠。当日はサントリーの1社のみが提供)するなどの特徴があった。1983年から始まり2003年に休止された。 なお、1983年~1986年は金曜日21:00~22:48(JST)で放送されていた。 その後、『素敵にドキュメント』のスタートや『ニュースステーション』の金曜日夜10時スタート編成に伴い、1987年~2003年は『土曜ワイド劇場』を1週分休止して放送された。
[編集] 受賞者一覧
- 第1回(1983年)
- 大賞 鷹羽十九哉『虹へ、アヴァンチュール』
- 読者賞 麗羅『桜子は帰ってきたか』
- 佳作賞 黒川博行『二度のお別れ』
- 第2回(1984年)
- 第3回(1985年)
- 大賞 土井行夫『名なし鳥飛んだ』
- 読者賞 保田良雄『カフカズに星墜ちて』
- 佳作賞 深谷忠記『一万分の一ミリの殺人』
- 第4回(1986年)
- 大賞 黒川博行『キャッツアイころがった』
- 読者賞 長尾誠夫『源氏物語人殺し絵巻』
- 佳作賞 ラルフ・ヤング『クロスファイア』
- 第5回(1987年)この年以降は「土曜ワイド劇場」枠での放送になる。
- 大賞・読者賞 典厩五郎『土壇場でハリー・ライム』
- 第6回(1988年)
- 第7回(1989年)
- 第8回(1990年)
- 大賞 モリー・マキタリック『TVレポーター殺人事件』
- 読者賞 関口ふさえ『蜂の殺意』
- 佳作賞 ふゆきたかし『暗示の壁』
- 第9回(1991年)
- 第10回(1992年)
- 大賞・読者賞 花木深『B29の行方』
- 特別佳作賞 マーガレット・パーク・ブリッジズ『わが愛しのワトスン』
- 佳作賞 山貞雄『天明殺人草紙―源内狂乱』
- 佳作賞 舞岡淳『バブル』
- 第11回(1993年)大賞作品が映像化不可能だったため、代わりに読者賞作品が映像化。
- 大賞 熊谷独『最後の逃亡者』
- 読者賞 祐未みらの『緋の風』
- 佳作賞 秋川陽二『殺人フォーサム』
- 第12回(1995年)
- 大賞・読者賞 丹羽昌一『天皇(エンペラドール)の密使』
- 佳作賞 高橋俊『シャドーランサーの男』
- 佳作賞 増田武宗『黄色い流砂』
- 第13回(1996年)
- 大賞 森純『八月の獲物』
- 読者賞 伊野上裕伸『火の壁』
- 佳作賞 伊坂幸太郎『悪党たちが目にしみる』
- 第14回(1997年)
- 大賞 三宅彰『風よ、撃て』
- 読者賞 高尾佐介『アンデスの十字架』
- 優秀作品賞 内田モトキ『パイロット・イン・コマンド』
- 第15回(1998年)
- 大賞 結城五郎『心室細動』
- 読者賞 司城志朗『ゲノム・ハザード』
- 優秀作品賞 川端裕人『夏のロケット』
- 第16回(1999年)
- 大賞・読者賞 高嶋哲夫『イントゥルーダー』
- 優秀作品賞 新井政彦『CATT―託されたメッセージ』
- 優秀作品賞 阿川大樹『天使の漂流』
- 第17回(2000年)
- 大賞・読者賞 垣根涼介『午前三時のルースター』
- 優秀作品賞 新井政彦『ネバーランドの柩』
- 優秀作品賞 結城辰二『暴走ラボ(研究所)』
- 第18回(2001年)
- 第19回(2002年)
- 大賞・読者賞 海月ルイ『子盗り』
- 優秀作品賞 義則喬『静かなる叫び』
- 優秀作品賞 藤村いずみ『孤独の陰翳』
- 第20回(2003年)
- 大賞 中野順一『セカンド・サイト』
- 読者賞 鈴木凛太朗『視えない大きな鳥』
- 優秀作品賞 藤森益弘『春の砦』