コナカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
種類 | 株式会社 | |||
---|---|---|---|---|
市場情報 |
|
|||
本社所在地 | 244-0801 神奈川県横浜市戸塚区品濃町517-2 |
|||
設立 | 1973年11月28日 | |||
業種 | 小売業 | |||
事業内容 | 紳士服の販売 | |||
代表者 | 代表取締役社長 湖中謙介 | |||
資本金 | 53億0,569万4,000円 | |||
売上高 | 単体:487億1,849万円(2007年9月期) 連結:569億2,858万円(2007年9月期) |
|||
従業員数 | 1,158人(2007年9月) | |||
決算期 | 毎年9月30日 | |||
外部リンク | www.konaka.co.jp | |||
株式会社コナカ(かぶしきがいしゃコナカ)は、紳士服量販店「紳士服のコナカ」などを展開する日本の企業である。紳士服業界では、第3位の規模である。青森県から兵庫県迄、東日本を中心に展開している。
目次 |
[編集] 沿革
- 1952年9月 湖中久次が神戸市生田区(現在の中央区)にて個人営業として創業。
- 1954年1月 神戸百貨株式会社を設立。
- 1960年8月 系列の一文字屋と合併して、日本テーラー株式会社となる。
- 1973年11月 店舗小売の子会社(80%出資)として株式会社新紳を設立。
- 1978年9月 郊外型店舗1号店を南町田(東名横浜インター店)に出店。
- 1984年2月 日本テーラー株式会社はコナカ株式会社に商号変更。
- 1984年5月 株式会社新紳は株式会社コナカに商号変更。
- 1988年9月 オリジナルブランドドナートヴィンチを開発。翌年9月より販売開始。
- 1989年4月 カジュアル専門店1号店として南行徳店開店。
- 1989年10月 全店POSレジ設置。POSシステム稼動。
- 1991年2月 本社を横浜市戸塚区に移転。
- 1991年3月 東戸塚総本店開店。
- 1991年10月 株式会社コナカを存続会社として、コナカ株式会社、株式会社紳士服のコナカ、コナカ商事株式会社の4社が合併。店舗数186店舗となる。
- 1992年12月 横浜市戸塚区に物流センター竣工。
- 1994年6月 カジュアル専門店の屋号をバルボに変更。
- 1996年3月 店頭売買銘柄として登録し株式を公開。
- 1997年7月 東京証券取引所第2部に上場。
- 1997年10月 全店顧客管理システム導入。
- 1998年5月 コナカエンタープライズ株式会社を設立。フランチャイズ契約により、ベーカリーレストランサンマルクを経営。
- 1998年7月 ロンドンデザイナースブランドジョンピアースを開発し、同年10月より独占販売開始。
- 1999年12月 仙台市に紳士服のコナカ、カジュアルハウスバルボ、レストランサンマルクの複合店コナカワールド仙台西多賀店開店。
- 2000年3月 東京証券取引所第1部銘柄に指定。
- 2001年4月 ツープライスショップスーツセレクト21を横浜市に開店。
- 2002年9月 ザ・ウールマークカンパニーとの共同開発で夢の防シワスーツを発売。
- 2003年1月 株式会社フタタと資本・業務提携。
- 2003年6月 インターネット通販を開始。
- 2005年7月 株式会社フタタが自己株式を処分しその株式を取得して22.06%となり、持分法適用会社とする。
- 2006年6月 カスタムオーダーショップスマートクロージングO・S・Vを神田に開店。
- 2006年10月 ザ・ウールマークカンパニーとの共同開発でエアーフィットスーツを発売。
- 2006年12月 株式交換により株式会社フタタと経営統合。完全子会社とする。
- 2007年6月 JR東日本の電子マネーSuicaと提携、首都圏50店舗に導入する。
- 2007年10月 クリエイティブディレクターに佐藤可士和氏を起用し、SUIT SELECTをブランドリニューアル。
- 2007年11月 CMキャンペーンキャラクターに掘北真希を起用。
- 2007年11月 株式会社フィットハウスと業務資本提携を発表。
- 2007年12月 世界初、ニオイや汚れを簡単に洗い流せる「シャワークリーンスーツ」の発売を発表
[編集] 展開店舗及びグループ会社
- 株式会社コナカ
- 紳士服のコナカ
- スーツセレクト21(SUIT SELECT21)
- ジーンズ&カジュアル バルボ
- スマートクロージングO・S・V
- SUIT SELECT
- 株式会社フタタ
- 紳士服のフタタ
- スタジアム
- コナカエンタープライズ株式会社 - 飲食業の店舗運営を行う完全子会社。
[編集] CMキャラクター
[編集] 同社の残業代未払いに対する報道
2007年9月5日付の日本経済新聞は、コナカが330人の店長全員を管理監督者から外すと同時に、複数の店を統括する「エリアマネージャー」職を新設することを報じた。同社はこれまで330名の店長全員が管理監督者として扱うには疑義があるとして、6月に横浜西労働基準監督署から是正指導を受けていた。同社は店員の約4割が店長となっていた。同社は05年2月から約2年間で従業員約720人に支払うべき未払残業代など約9億円を07年5月に支払うなど労務環境の改善を急いでいる。
この問題に関しては、同社の元店長が2007年10月に、未払いとなっていた残業代約690万円の支払いを求めて横浜地裁に申し立てを行ったほか、2008年4月15日付けの読売、毎日、日経、産経の各朝刊及び4月14日夜のNHKニュースは、現役店長2人が同様に過去2年分の未払いの残業代約1280万円の支払いを求めて申し立てを行ったと報じた。一方同社は、2007年9月以前の店長は管理監督者であったと主張している。