ゲゼ
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ゲゼ(GEZE)は、アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したモビルスーツ(架空の兵器)。
[編集] 機体解説
ジャンクパーツによりハンドメイドで作成された、作業用MS。パイロットはゲモン・バジャック(1号機)、ヤザン・ゲーブル(2号機)、マシュマー・セロ(3号機、小説版のみ)。建造もゲモン自身の手による。そのため型式番号の類は無い。
グリプス戦役で稼動していたモビルスーツのジャンクパーツで構成されており、高出力ジェネレータやムーバブルフレーム、装甲の一部にガンダリウムを採用するなど技術水準だけで見れば一応第2世代MSに分類することができる。そのため格闘戦に限れば、戦闘用のMSに匹敵するパワーを発揮できるが、いかんせん作業用で一切武装していない(劇中使用したのは格闘戦用のステッキだけ)ために、戦闘用MSの相手にはなり得ない。
六本のアームを持ち、コクピットは胴体を一周するレールに沿って移動する事が可能で、作業に関して言えば便利である。しかし剥き出しのコクピットからも戦闘に関してはまったく考慮されていないことが窺い知れる。機構にも欠陥があり、ビームサーベルで斬られた際に、機器が故障しコクピットが高速回転してしまっていた。
[編集] 劇中での活躍
金儲けのためにネオ・ジオンに自分を売り込もうと画策していたゲモン・バジャックがアーガマの出港を妨害する為に使用。しかし劇中ではΖガンダムを転倒させるだけで終わっている。
小説版では3機登場し、それぞれ赤、黄、青に塗装された機体にゲモン、ヤザン、そしてマシュマー・セロが搭乗。「トリプル・ゲゼ」としてフォーメーションを組み、パイロットの技量もありTV版よりも活躍している。2号機(ヤザン搭乗)は、「赤い彗星」を意識して赤く塗ろうとしたものの、塗料が無くなってしまったというなんとも情けない理由で赤銅色になっている(そのためいかにも「中古機」然とした見かけになってしまった)。
ネオ・ジオンの地球降下作戦にあわせて地球へと降りるが、ロンメル隊が全滅した後の戦いでゲモン機を残してZに撃破されている。
[編集] 関連項目
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