グレコ
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Greco | |
本社所在地 | 日本 |
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設立 | 1960年 |
業種 | 製造業:その他の製品 |
事業内容 | ギターおよび関連製品の製造。「フェンダー・ジャパン」ブランドとしてフェンダーギターモデルも製造。 |
主要株主 | 神田商会 |
外部リンク | http://www.kandashokai.co.jp/greco/ |
グレコは1960年に設立された日本の楽器メーカーで、親会社は楽器総合卸問屋である神田商会。
目次 |
[編集] 概要
1960年に設立された楽器ブランド。本格的なギターの製作は1963年からで、神田商会が一貫して販売・マーケティングを担当し、設立初期には製造を富士弦楽器製造(株)が行なっていた。
1960年代後半から1970年代にかけては良質のコピーモデル、VBシリーズ(カール・ヘフナー社製500-1のコピーモデル)や、EGシリーズ(ギブソン製レスポールのコピーモデル)を続々と生産。低価格でありつつも、しっかりとした作りと音を実現したEGシリーズは当時トーカイが販売していたレスポールコピーモデルであるLSシリーズと人気を2分した。また、EGシリーズ以外のシリーズとしては、主にフェンダー社製ストラトキャスターのコピーモデルを展開していたSEシリーズなどがある。 21世紀に入るとEGシリーズへの再評価が高まり、上位モデルにおいては本家ギブソンのレスポールと同等、又はそれ以上の値段で取引されることもあり、いわゆるジャパニーズヴィンテージの一角を担っている。
1980年頃からコピーモデル製作だけでなく、自社オリジナルモデルにも注力しており、1981年発売のBoogieシリーズ(BG800)、GOシリーズを初め、ミック・ラルフスモデル等アーティストモデルも製作、2005年には高級ギターメーカーとして知られるゼマティス(Zemaitis)との正規ライセンス契約によりグレコ・ゼマティス(Greco Zemaitis)なるシリーズを展開、これからの動向が非常に注目される。
特筆すべきグレコの特徴は、多くの楽器メーカーが価格競争や経費削減の為、生産拠点を日本からアジア諸国(韓国や中国など)へ移す中、グレコは低価格ながらも高品質な楽器を現在でも日本国内で生産し、提供し続けている(2006年現在)。
[編集] 使用ミュージシャン
- KENTARO(Gargoyle)
- TOSHI(Gargoyle)
- 和嶋慎治(人間椅子)
- 鈴木研一(人間椅子)
- 中山加奈子(VooDoo Hawaiians)
- 奥野敦子(ジューシィ・フルーツ)
- 斉藤律(LOOPUS)
- 成毛滋
- 浅野孝已
- 土屋昌巳
- 鮫島秀樹
- 真島昌利(元THE BLUE HEARTS、元THE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズ)
- ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)
- ROLLY
- マルコム・ヤング(AC/DC)
など