グラニュー糖
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グラニュー糖とは、細かい粒状に結晶させた、精製糖の一種。「グラニュー」とは英語のgranulated(粒状にした)が転訛した名である。
[編集] 特徴
世界で最も使用量の多い砂糖であり、海外では、ふつう「砂糖」といった場合はグラニュー糖のことを意味する。しかし日本では上白糖の方がより一般的で、使用量も多い。
グラニュー糖は最高純度の糖液からつくられる無色結晶状の砂糖の蔗糖純度が高く、転化糖をほとんど含まないため通常の砂糖よりサラサラしている。また非常に溶けやすいため、コーヒーや紅茶に入れる甘味料として使われることが多い。 このグラニュー糖に空気を含ませ顆粒状にすると、フロストシュガーになる。フロストシュガーはグラニュー糖より溶けやすいため、ヨーグルトのような半固体状の食品の甘味付けや、製菓材料に使用される。
GI値(食後の血糖値の上がりやすさ)やカロリーは、糖類の中で最も高い。100g あたりで、グラニュー糖は GI値=110、387 kcal である
(上白糖 - GI値=109、384 kcal、黒砂糖 - GI値=99、354 kcal、蜂蜜 - GI値=88、294 kcal、メープルシロップ - GI値=73、257 kcal)。