クロマニヨン吉川
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クロマニヨン吉川( - よしかわ、本名:吉川 敏夫(よしかわ としお)、1958年 - )は、日本の元お笑い芸人。現在は宮崎県知事秘書。妻と子供2人の家庭を持つ。
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[編集] 来歴・人物
神奈川県出身。高校卒業後上京。劇団ひまわりに入団。テレビドラマ『翔んだライバル』(フジテレビ)にセミレギュラーで出演するなど役者として活動をする。にっかつロマンポルノ作品『ピンクのカーテン』などの劇場作品にも出演。ツービートの漫才とビートたけしに影響を受け、お笑いを志し、たけし軍団の門を叩く、1982年、ビートたけし率いるたけし軍団にラッシャー板前の2ヶ月遅れの9番目で入団し、たけし軍団セピアの名前の元ネタとなった(実際はたけし軍団セピアのメンバーではない)たけし軍団の一員として活動。
しかし当時のたけし軍団は太田プロの方針で8人を正式構成人数としたために自身が含まれぬ事に絶望し、自ら軍団を離脱。3人構成のコントグループ『サスガ』を結成する。これは、たけしに「さすが」と言わせることが狙いで付けられたコンビ名だったが、テレビ朝日系素人チャレンジ企画の番組に出演も審査員の横山やすしに酷評を浴び、間もなく解散。次に独楽芸を習得して、芸人三増紋之助と『クロマニヨン・チェン』として独楽芸のコンビを結成する。こちらのコンビは反響もあったのだが現在は解散している。 コンビ解散後も三増紋之助は独楽芸を続けており、北野武監督作品、『座頭市』に独楽回しの芸人役で出演もしている。
芸人を辞めた後は若手芸人の中沢健と『ナカよし』という合作で小説を創作するコンビを作り、小説家としても活動している。書籍化等は今の所されていないが短編小説やエッセイが雑誌『フィギュア王』やスポーツ新聞『内外タイムス』等に掲載されたことはある。(吉川が政務秘書となったことでこのコンビも解散したと思われがちだがナカよしは現在も活動中である)※2008年6月17日に東国原英夫の日常を吉川の視点で綴った『知事、まさか今夜もピザですか?』が双葉社から出版されることになった。これが吉川敏夫の記念すべき第一作目の書籍となる(ナカよし名義ではなく、吉川敏夫単独での著作もこの書籍が初めてとなる)。
たけし軍団在籍中からずっと親しい間柄だったそのまんま東とは、軍団を抜けた後も付き合いが続いており、東が知事選に立候補した時から選挙活動をバックアップ。宮崎県知事に就任してからは、知事の政務秘書となっている。
なお、吉川の政務秘書としての仕事は、多忙な東国原の身辺の世話やマスコミ取材の対応などであり、公務でのサポートは吉川とは別の秘書(県職員)が行なっている。 政務秘書の給料は、通常の場合、“特別公務員”として県が負担するが、吉川の場合は異なり、後援会事務所から支払われている。 また、吉川自身、今では宮崎では知られた存在となっており、彼を支持する声も多い。
フジテレビの報道番組『新報道プレミアA』や書籍化もされたブログそのまんま日記で東国原英夫宮崎県知事は、「政治の世界では疑心暗鬼になることがある。だから一番信用出来る人を傍に置いておいた方がいい。」とある人からアドバイスされたことを語り、知事としての職務を全うするためには吉川はなくてはならない存在なのだと語っている。なお、東にアドバイスをした「ある人」が誰であるのかは、番組やブログの中でも語られていない(大竹まこと、島田紳助ではないかと一部の週刊誌に書かれていたことはあったが、あくまでも推測である)。
『新報道プレミアA』では、東国原知事を支え、知事を誰よりも知る男として政務秘書吉川敏夫の特集をこれまでに5度放送している。
2008年4月より、ナカよしで吉川とコンビを組んでいる中沢健のオリジナルキャラクター達がUFOキャッチャーの景品用ぬいぐるみとして商品化されたが、そのキャラクター達の中の一体である『まんばる人』は中沢が努力家の相方である吉川をモデルに生み出したキャラクターであり、商品タグにも吉川に向けての言葉が印刷されている。 ※まんばるとは、『がんばる』以上にがんばっている人に送る言葉であるという設定。
[編集] テレビ
[編集] 著書
- 知事、まさか今夜もピザですか?
[編集] ラジオ
[編集] 映画
- ピンクのカーテン1982.07.23にっかつロマンポルノ