キングソフトインターネットセキュリティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キングソフトインターネットセキュリティ | |
開発元: | キングソフト |
---|---|
最新版: | U / 2008年6月4日 |
評価版: | U / 2008年4月22日 |
対応OS: | Microsoft Windows 98SE/ME/2000(SP4)/XP/Vista |
プラットフォーム: | x86 |
種別: | インターネットセキュリティスイート |
ライセンス: | プロプライエタリ |
公式サイト: | kingsoft.jp |
Kingsoft Internet Security(キングソフトインターネットセキュリティ、中国名:金山毒覇)とは、キングソフト社(中国名:金山軟件有限公司)が提供するWindows専用の無料および低価格帯の総合セキュリティソフトである。 現在は「Kingsoft Internet Security」の後継版である「Kingsoft Internet Security U」が公開されている。
目次 |
[編集] 製品の概要
このソフトは以下の5つのプログラムから成り立つ。
- キングソフトインターネットセキュリティランチャー
- 他のプログラムの起動状況を一目で把握できる、包括的なソフト。
- キングソフトアンチウィルス
- ウイルス駆除ソフト。ウェブサイトの検査も可能。
- キングソフトパーソナルファイアウォール
- パーソナルファイアーウォール。フィッシングサイトの検査も可能。
- キングソフトアンチスパイ
- スパイウェア駆除ソフト。クレジットカード番号などの個人情報保護や、プロセスマネージャやファイルの完全削除機能もある。
- キングソフトセキュリティアナリシス
- OSの脆弱性を検査し、修復やアップデートを促したりする。アカウント管理などの機能も。
[編集] 製品の価格
価格は税込。
- フリー版:無料
- 1年毎の更新版:980円
- 無期限版:2980円(3ユーザーは3880円)
- Windows98SE、2000、Me、XP、Vistaでの利用において、ソフトウェア・更新料が無期限に行える。
- 新製品へのアップグレード費用も無料。
[編集] 製品の特徴
- 無料(広告が表示される)
- 980円/年という低価格と、2980円で無期限に利用可能な無期限版がある。
- 他社の製品に比べて、ソフト自体のサイズが小さく、軽いと言われている。
- 中国国内で流行したウイルスに強い。
- 中国では1000万人が、全世界では1800万人が利用しているという。
- 1日約3回の定義更新が行われる。
- 小・中・高校で使用するパソコンに対して無償ダウンロードを提供。
[編集] 問題点
- 一部機種で不具合が発生したが現在は解消済みである。
- 新版の「Kingsoft Internet Security U」はWindows 98/MEに非対応であるため旧版を使わなければならない。
[編集] 歴史
- 2005年9月14日から提供開始。大手数社の寡占状態では新規参入が難しいとの理由から、通常は6ヶ月の無償期間を1年に延長した特別版を100万本限定で提供した。
- 2006年2月13日に100万本に達成したとしている。
- 2006年5月17日社会貢献の一環として、小中高学校の利用に対して、無償提供を開始。
- 2006年12月31日までは無期限版を1980円で販売を行った。通常は3980円。
- 2007年6月29日から3ユーザー用(ゼロバイスリー)を3,880円で提供。1ユーザー用無期限版(3,900円)の販売価格を2,980円に改訂。
- 2007年6月29日から2007年7月15日は、バージョン2007無期限版 1ユーザー用 ダウンロード版2,980円を1,980円の特別キャンペーン価格で販売。
- 2007年7月19日から従来の機能がすべて利用可能な無料版を提供。製品版と同じ機能が利用可能。ソフト上および更新完了時のポップアップ通知上に広告が表示される。広告が配信されることに抵抗のあるユーザーを考慮し、従来の製品版は継続して提供される。
- 2007年8月29日に、2ちゃんねる検索(Find 2ch)にて「Kingsoft Internet Security free」のパートナー版を初めて提供。
- 2007年9月3日からバージョン2007では、従来の6ヶ月試用版の変わりに無料試用版が同梱されるようになった。
- 2008年4月22日「Kingsoft Internet Security U」のベータ版を公開。
- 2008年6月2日「Kingsoft Internet Security U」を公開。