カワサキ・ZRX
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カワサキ・ZRX(ゼットアールエックス)とは、川崎重工業が製造しているオートバイであり、シリーズ車種として排気量別に数車種がラインナップされている。
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[編集] ZRX/II
ZRXは1994年に発売された。その頃、既にベストセラーとなっていたゼファーとは別に、走りに重点を置いた400ccネイキッドとしてデビューし、Z1000Rローソンレプリカを彷彿とさせる直線基調のデザインや大柄な車体デザインと相まってベストセラーになる。翌年にはビキニカウル等を取り外し、オーソドックスなマルチリフレクター丸目1灯ヘッドライトと砲弾型メーターのZRX-IIが発売される。
1998年に大々的なマイナーチェンジが行われ、400ccで唯一の6ポッドキャリパーを装備し、タイヤがラジアル化され、マフラーはメガホンタイプからオーソドックスなスポーツタイプへと変更された。また2004年にはシリーズ初の特別仕様車として社外マフラーを取り付けたARK特別仕様車が100台限定で発売。この車種のカラーはライムグリーンであり、またストライプが通常モデルと異なる。 2004年モデルからイモビライザーが標準装備され盗難防止効果を高めている。 また、2005年モデルからは、ビキニカウルをZRX1200Rと同一の物とし、デザイン上の差異を少なくしている。
主なライバル車種としては、
- ホンダ・CB400スーパーフォア
- ヤマハ・XJR400R
- スズキ・GSXインパルス
などが挙げられる。
[編集] ZRX1100/II
ZRX1100は1997年に発売された。1996年の秋に行われたケルンショーにて初お目見えとなった。
[編集] 概要
先行発売されていた400ccの人気と、市場からの水冷リッターネイキッドを望む声に応えて市販化。これで空冷のゼファー、水冷のZRXというネイキッド2本構えの図式は完成した。
1998年にライムグリーンのカラーリングを追加。以降、ZRXの伝統色となる。2001年のZRX1200へのフルモデルチェンジまでの4年間、目だった基本スペック・仕様の変更は無く、毎年のカラーリング変更のみで熟成を重ねた。
[編集] エンジン
ZZR1100、GPZ1100のエンジンをベースに、中低速域を重視したものにリセッティング。国内仕様の出力は100ps/8,500rpm、輸出仕様の出力は106ps/8,700rpmとなる。
[編集] ZRX1200R/S
[編集] 参考文献
- カワサキバイクマガジン 2007年1月号