カルロス・フエンテス
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カルロス・フエンテス(Carlos Fuentes Macías、1928年11月11日 - )は、メキシコの作家、批評家。
パナマ・シティ生まれ[1]。両親共にメキシコ人学者。子供時代はキト、モンテビデオ、リオデジャネイロ、ワシントンDC、サンティアゴ、ブエノスアイレスなどで育つ。1965年に両親と同じく学者になり、パリやロンドンで教える。また、ハーヴァード大学やコロンビア大学などでも教え、現在はブラウン大学で教えている。
- ^ 出生地については、古い研究書やホアキン・モルティス社から出版されているフエンテスの諸作品については、メキシコシティ生まれと記されており、さらにラテンアメリカ文学研究者スティーヴン・ボルディによると、「1994年にベラクルスの生まれであると発表された」という説もある。
目次 |
[編集] 作品
[編集] 小説
- 『仮面の日々』 (Los días enmascarados) 1954年
- 『大気澄み渡る土地』(La región más transparente)1958年
- 『良心』(Las buenas conciencias)1959年
- 『アルテミオ・クルスの死』(La muerte de Artemio Cruz) 1962年
- 『アウラ』(Aura) 1962年
- 『盲人の歌』(Cantar de ciegos) 1964年
- 『聖域』(Zona sagrada) 1967年
- 『脱皮』(Cambio de piel) 1967年
- 『誕生日』(Cumpleaños) 1969年
- 『我らが大地』(Terra Nostra) 1975年
- 『ヒドラの頭』(La cabeza de la hydra) 1978年
- 『遠い家族』(Una familia lejana) 1980年
- 『焼けた水』(Agua quemada) 1984年
- 『老いぼれグリンゴ』(Gringo viejo) 1985年
- 『胎児クリストバル』(Cristóbal nonato) 1987年
- 『コンスタンシア、そして乙女たちのためのその他の小説』(Constancia, y otras novelas para vírgenes) 1989年
- 『闘い』(La campaña) 1990年
- 『オレンジの樹、あるいは時の円環』(El naranjo,o los círculos del tiempo) 1993年
- 『ダイアナ、あるいは孤独な狩人』(Diana, o cazadora solitaria) 1994年
- 『ガラスの国境』(La frontera de cristal) 1995年
- 『ラウラ・ディアスとの歳月』(Los años con Laura Díaz) 1999年
- 『メキシコの五つの太陽』(Los cinco soles de México) 2000年
- 『イネスの本能』(Instinto de Inez) 2001年
- 『鷲の椅子』(La silla de águila) 2003年
- 『心配な仲間』(Inquieta compañía) 2004年
- 『すべての幸福な家族』(Todas las familias felices) 2006年
[編集] 戯曲
- 『すべての猫は褐色』(Todos los gatos son parados) 1970年
- 『片目は王』(El tuerto es rey) 1970年
- 『月光に蘭』(Orquídeas a la luz de la luna) 1982年
- 『夜明けの祝祭』(Ceremonias del alba) 1991年
[編集] 評論・エッセイ
- 『ラテンアメリカの新しい小説』(La nueva novela hispanoamericana) 1969年
- 『二つドアのある家』(Casa con dos puertas) 1970年
- 『メヒコの時間』(Tiempo mexicano) 1971年
- 『セルバンテス、あるいは読みの批判』(Cervantes o la crítica de lectura) 1976年
- 『すばらしい新世界』(Valiente mundo nuevo) 1990年
- 『埋められた鏡』(El espejo enterrado) 1992年
- 『二つの村のための三つの議論』(Tres discursos para dos aldeas) 1993年
- 『小説の地理学』(Geografía de la novela) 1993年
- 『メヒコの新しい時間』(Nuevo tiempo mexicano) 1994年
- 『時の中の肖像』(Retratos en el tiempo) 1998年
- 『ラ・マンチャのマチャード』(Machado de la Mancha) 2001年
- 『これを信じる』(En esto creo) 2002年
- 『幻を見ながら』(Viendo visiones) 2003年
- 『反ブッシュ』(Contra Bush) 2004年
- 『それぞれの68年』(Los 68) 2005年
[編集] 邦訳
- 『メヒコの時間』西澤龍生訳 新泉社
- 『聖域』木村榮一訳 国書刊行会 1978年
- 『アウラ』安藤哲行訳 エディシオン・アルシーヴ 1982年
- 『脱皮』内田吉彦訳 集英社 1984年
- 『アルテミオ・クルスの死』木村榮一訳 新潮社 1985年
- 『私が愛したグリンゴ』安藤哲行訳 集英社 1990年
- 『セルバンテスまたは読みの批判』牛島信明訳 水声社 1991年
- 『遠い家族』堀内研二訳 現代企画室 1992年
- 『アウラ・純な魂』木村榮一訳 岩波書店 1995年
- 『埋められた鏡』古賀林幸訳 中央公論社 1996年