オジブワ
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オジブワ族(Ojibwa、チペワ族、Chippewaとしても知られる)は、アメリカ合衆国でチェロキー族、ナヴァホ族に次いで、3番目に大きい、北米でクリー族に次いで、４番目に大きいアメリカインディアンの部族。10万人ほどがアメリカ合衆国のミシガン州からウィスコンシン州、ミネソタ州、モンタナ州にかけての北部に居住し、約7万6000人ほどがカナダのオンタリオ州からブリティッシュコロンビア州に居住する。
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[編集] 歴史
- 他の北東部族と同様、白人入植者との軋轢で西方へと領土を移動する歴史の繰り返しだった。1730年代にはスペリオル湖畔に到達し、イロコイ族を東へ押し返し、ヒューロン湖とエリー湖近辺を制圧した。スー族とはその後も長きに渡り敵対し、これを負かした唯一の部族となった。
[編集] かつての文化
- 正式名は「アニシナアベ族」（Anishinaabe）といい、「野生の人々」という意味である。このほか、「オジブウェー」、「チペワ」などとしても知られる。アルゴンキン語族に属し、ニピシング族、オタワ族、ポタワトミ族などと近縁である。ミシサウガ族とソートー族はオジブワの下位部族に当たる。
- 「オジブワ」は、「皺を寄せたモカシン」というような意味である。彼らの履くモカシンは、甲の部分が別革を縫い合わせたタイプだった。
- 夏はティピーで暮らし、冬はウィグワムを住まいとした。
- 敵対者の肉を宗教的に食する慣習があった。死者は座った姿勢で土葬にされた。
- 氏族（クラン）を中心とした母系社会で、クラン・マザーと呼ばれる女性が部族をまとめる。これは現在も変わらない。
- 「ナナボーゾ」というトリックスターを持つ。
- ベリー類や野生リンゴ、近隣湖沼でのカヌーによる魚、マコモ（ワイルドライス＝野生米）の採集と、アヒル、バッファローを初めとする狩猟を伝統的な生活としていた。カエデ蜜（メープルシロップ）も伝統的な食材である。
[編集] 現在
- 同化政策で伝統的な文化のほとんどが破壊されたが、デニス・バンクスらの主導で、現在、伝統的な部族食材のリリースに力が入れられている。バッファロー牧場でバッファローの繁殖が図られ、オジブワ族保留地が販売するマコモやメ－プルシロップ、バッファローの肉、ハーブ・ティーなどは、健康食品として注目されていて、日本にも輸入されている。
[編集] オジブワ族の著名人
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
