エルツ山地
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エルツ山地(Erzgebirge)は、ドイツとチェコの国境線となっている山地である。西端はチューリンゲンヴァルト(Thüringer Wald)とベーマーヴァルト(Böhmer Wald)と交差して、東へ行くにつれ標高は低くなっていく。
胡桃割り人形をはじめ、数多くの独特で精巧な木材芸術で有名。
冬季はレジャー・クロスカントリースキーで賑わうアルテンベルグ(Altenberg) ─ 東チューリンゲンのアルテンブルグ (Altenburg) ではない ─ や、エルツ山地木材芸術博物館があり、東エルツ山地では最も高いシュヴァルテン山 (Schwartenberg) を抱えるザイフェン (Seiffen) など、観光要素も豊富。
周りが山で鎖されているため、交通の便が悪く、自動車が唯一の移動手段となっている市町村が多い。