インターキュー
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インターキュー(interQ)は、GMOインターネットが提供するインターネット接続サービス=ISPの名称。
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[編集] 概要
当時のインターネット接続はプロバイダ(ISP)への登録申し込み後に利用開始まで最低でも数週間掛るのが普通で、会費や利用料金の支払いは銀行振込による前払いかクレジットカード決済による月額課金を前提とした登録会員制であったが、インターキューはインターネット接続にNTTによる従量課金のダイヤルQ2を利用したためオンライン登録後すぐに利用開始でき、利用料金はダイヤルQ2の課金としてNTT電話料金請求と一緒に支払う事ができた。自らを「インスタントプロバイダ」と称しているとおり、利用時の簡便さが差別化のポイントとなった。
このシステムはインターネットをすぐに利用開始したい者には手軽に入会できるため人気が出た。またクレジットカードを持っていないため支払い方法に不便を感じていた若者などに好評で、固定会費がない故の割安感もあり会員数も増えて事業は急成長した。
ボイスメディアからの業態変更の背景にはツーショットダイヤルなどアダルトコンテンツが社会問題化した等による既存事業の逼迫が関係していたとも見られる。 また同時期にマイクロソフトが発売したパソコン用OSソフトWindows95のヒットによる家庭へのパソコンの普及や、それに伴うITバブルと呼ばれるITベンチャー企業への投資や大手企業との提携による市場の活性化が、ダイヤルQ2を利用したISPとしての同社の参入を促した。
なお、ダイヤルQ2接続型のinterQ ORIGINALは2002年1月22日にサービスを終了している。ダイヤルQ2にパスワード制が導入されたためである。
[編集] 沿革
- 熊谷正寿が1991年に設立した株式会社ボイスメディアを1996年にインターキュー株式会社へ商号変更し、ダイヤルQ2によりインターネット接続するインターネットサービスプロバイダへ業態を変更
- 1999年 - JASDAQへ株式上場。
- 2001年 - グローバルメディアオンライン株式会社(GMO)へ商号変更
- 2005年 - GMOインターネット株式会社に商号変更、東京証券取引所市場1部に指定変更
- ISPサービス合計会員数が50万人を突破。
[編集] 関連項目
- InterQ同様にダイヤルQ2を利用したISP
- ワイワイワイネット - 会社自体は現存するが、2001年にアクセスプロバイダ事業は撤退。
- ゼンエーフーズ(ZZZインターネット) - 2001年にISP事業撤退、2003年に事実上倒産(全事業停止)。
[編集] 外部リンク
- interQ MEMBERS
- interQ ORIGINAL(サービス終了)
- GMOインターネット
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