ツーショットダイヤル
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ツーショットダイヤル (和製英語:Two-Shot Dial)とはダイヤルQ2、一般の公衆回線、国際電話回線を利用した男性有料・女性無料の双方向会話サービス。
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[編集] 概要
男女の出会いや交際を目的としたもので1990年代に若者の間で人気となった。 名称は男女が二人きりになる、デートするという意味の当時の若者の俗語であったツーショットに由来し、サービス利用者間で気に入った同士の男女は二人だけで会話することができた。当初の仕組みは男性がNTTによる情報料金課金回収代行サービスであるダイヤルQ2回線から電話し(通話料を除いて1分100円の情報提供利用料金)女性はフリーダイヤルを通じて結線されていた。男女ともにプッシュ操作で通話相手が変更できた。
サービスの由来は同様の事が目的のテレクラ(テレフォンクラブ、テレホンクラブ)と呼ばれる電話を利用した風俗店であるが、ダイヤルQ2の登場により自宅の電話からも気軽に利用できる事から人気が高まった。
[編集] 社会問題
Q2サービス開始直後からの爆発的な利用拡大に伴って、援助交際目的の利用が次第に増え少年非行や未成年相手の淫行の温床になったり、若年者が長時間利用したことによる高額の利用料金請求などが社会問題となった。また同時に不当請求事件(回線所有者自身がQ2利用した記憶がないのにNTTから請求がある)、情報提供事業者が自ら違法テレカを利用し自らの提供番組に電話し不当利益を得る、などの事故も起こった。
1991年、世論や事態を重視したNTTは、情報提供事業者の電話回線の利用企画書をより厳しくチェックしたり、当初の利用企画書内容と異なる事業内容の番組の回線利用(すなわちツーショットダイヤル)をしている事業のQ2回線利用契約を更新しない、といった自主規制に乗り出した。これにより1992年にはダイヤルQ2回線を利用したツーショットダイヤル事業者は事実上消滅している。
一方で1991年以降、ツーショットダイヤル事業者はこの規制に対応すべく、男性の利用料金の課金を銀行振込やクレジットカードによる決済を利用した利用ポイント数(1分100円。1ポイント)管理方式の一般の公衆回線経由のツーショットダイヤル事業に切り替えて事業を継続したり、男性側回線の課金に国外への通話を発生させた際の着信国側の通信会社からの払戻を利益原資とした国際電話回線を利用した。
またこの頃から女性のサービス利用者が雑誌広告や街頭配布ティッシュでは、男性側の需要に追いつかない 或いは 長時間の通話が期待できない(男性側が従量課金なので長く話すほうが事業者収益が増える)故に、女性向けの求人誌などを利用した一般利用客に扮した在宅アルバイト(サクラ)雇用が増加した。
[編集] 最近の傾向
1990年代後半からは普及したインターネットや携帯電話のWWWやメールを用いた出会い系サイトの普及により、ツーショットダイヤルは次第に衰退していった。一方、SMやスカトロといった特殊マニア向けのツーショットダイヤルは依然男女ともに、気軽に話せると根強い人気。