イエロー (ポケットモンスターSPECIAL)
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イエローは、漫画『ポケットモンスターSPECIAL』に登場する架空の人物である。
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[編集] プロフィール
- 本名:イエロー・デ・トキワグローブ
- 性別:女
- 誕生日:3月3日
- 年齢:(9歳)→11歳→12歳→14歳
- 出身地:トキワシティ郊外
- 好きな事:スケッチブックに絵を描く、釣り
- 登場章:(第1章)・第2章・第3章・第5章・(第六章)
- 登場巻:3-7・9・11-15・24-26・(27)・(28)
- 持ち物:ポケモン図鑑(初代)、麦藁帽子、スケッチブック、釣竿
- 代名詞:癒す者(ポケモンの回復)
[編集] 人物
- トキワの森で10年に1人生まれる、ポケモンの心や記憶を読み取り、傷を癒す能力を持つ少女(他にもモンスターボールを動かしたり、自らの手持ちを強化したり(通常は力を封印しており、イエローの強い感情がきっかけとなり強化される)、荒地に花を咲かせたり(バッジエネルギーがイエローの力によって変化した)とその能力は多種多様)。その為かポケモンが傷つくことを嫌っており、バトルや捕獲が恐ろしく苦手。
- 9歳の時(第1章)、トキワの森でレッドに助けられて以降、強い憧れを抱いている。第2章ではそのレッドの危機という事実をブルーから聞かされたことがきっかけで、旅に出ることになる。後にレッドに好意を寄せる。
- 出発に際して、ブルーから「女だとなめられないように」と貰った麦わら帽子(この麦わら帽子には羽が2枚付いているが、これが第3章で重要な意味を持つ)でポニーテールを隠し、男と性別を偽る(第1章での1人称は「私」だったが、第2章以降は「ボク」)。しかし第2章終了時点でグリーンやマサキ、カツラといった人たちに正体がバレ、唯一正体がバレていなかったレッドにも第3章終盤で正体がバレてしまう(ただ、その後も1人称は「ボク」のままである)。
- 性格はおっとりしていて優しいが、のんびり屋な一面があり、その言動で周りの者を煙に巻くこともしばしば。ただ、トキワの森を荒らす者に対しては強い怒りを示すことがある。また、釣りやお絵描きが趣味のようで、竿さばきの腕はかなりのものだが、絵のほうはあまり上手くはない。どんな場所で状況でも、すやすや眠ることができる(これは能力を連続して使用したことによる疲労からくるものである。ただし、ベイリーフのにおいをかいで寝るなど、元々かなりの寝ぼすけであるとも伺える)。小柄で少々幼く見える容姿をしており、作中でジョウトの図鑑所有者達と対面する際には、実は彼らより年上である事を度々ネタにされている。
- ポケモンの姿が変わることを嫌がり、初めて自分のポケモンが進化した際に大泣きしたほど。第2章では預かっていたレッドのポケモン図鑑を使って進化キャンセルをし続けた。但し、スオウ島でのワタルとの決戦では躊躇うことなく進化に踏み切り、レッド・グリーン・ブルーの援護もあり、ワタルの野望を阻止することに成功する。
- 第5章でシルバーと共にトキワシティで争いに巻き込まれて、最終的にレッドたちとともに石になってしまう。
- 第2章でミュウツーと共闘したことがあり、その経緯からミュウツーに信頼を置かれている。
- また、イエローはゲームに容姿の原型が無い完全オリジナルキャラクターである(他には第6章に登場するエメラルドがいる)。
- 出番に能力と主人公たちの中では相当優遇されており、読者からの人気もあり、人気キャラ投票ではレッドに次ぐ2位を獲得した。余談だが、図鑑所有者全員集合の公式イラストが描かれる時は彼女が中心に配置されることが多く、公式ホームページの第3章のトップ絵では当時準主人公でありながら、主人公の3人を差し置き中央に描かれていた。27巻限定版に付いていたアートボードでも、真ん中のエメラルドの上に描かれており、エメラルドを除けば9人の中で最も中心に近い。
- 第6章で、ハギ老人(このときはハギ名誉艦長)らによって石化した状態でバトルタワーに運ばれる。
[編集] 所有ポケモン
第5章現在のメンバー。ポケモンの種族名から一部を取り、ほとんどの手持ちに「すけ」をつけてニックネームとしている(但し例外もいる)。普段の状態では、42レベルのオムすけが最高で、20レベルが最低だが、イエローの「気」が高まることによってポケモンも同調し、手持ちポケモンは表に出さない力を解放しレベルが上がっていく(おそらく全員80レベルは超え、ラッちゃんが最高になると思われる)。しかし、イエローの気が元に戻ると手持ちのレベルも元に戻るようである。
[編集] 手持ち
- チュチュ(ピカチュウ)♀ Lv.31(3章終了時点)
- 特性:せいでんき 性格:おっとり
- 技:
- トキワの森でケガをしたところをイエローに助けられ、そのまま手持ちに加わる。普段ボールには入れず、連れ歩いている。
- ちなみにレッドのピカとは、恋人同士である。
- 第3章では育てや夫婦のもとでタマゴが発見される。(卵はゴールドが孵している)
- ラッちゃん(ラッタ)♂ Lv.25(3章終了時点)、64(2章終了時点)
- コラッタ→ラッタ
- 特性:こんじょう 性格:がんばりや
- 技:"いかりのまえば"・"ひっさつまえば"
- レッドの指導下、初めて手にした「お友達」。また、イエローが初めて「ポケモンの進化」を経験したポケモンでもある。
- 前歯を使った技が得意で、カンナの作り出した氷やビルの鉄筋コンクリートを砕くほどの威力がある。
- ドドすけ(ドードリオ)♂ Lv.33(3章終了時点)、62(2章終了時点)
- ドードー→ドードリオ
- 特性:はやおき 性格:せっかち
- 技:"ドリルくちばし"・"ふきとばし"
- 釣り人の叔父・ヒデノリ(第3章に登場)から貰ったポケモン。
- ヒデノリにはなついていなかった為、図鑑(イエローがレッドを探す時に持っていったレッドの図鑑)はイエローが主だと認識している。
- 移動要員。イエローいわく乗り心地最高らしい。
- オムすけ(オムスター)♂ Lv.42(3章終了時点)、56(2章終了時点)
- オムナイト→オムスター
- 特性:すいすい 性格:すなお
- 技:"みずでっぽう"・"ハイドロポンプ"・"ふぶき"・"れいとうビーム"
- カスミから譲り受けたポケモン。当初はいうことをきかなかったが、グリーンとの特訓以降は命令を聞くようになる。
- 第3章で、エンジュシティの「スズのとう」が火事になった時、"ハイドロポンプ"で空中から消火した。
- ゴロすけ(ゴローニャ)♂ Lv.39(3章終了時点)、57(2章終了時点)
- ゴローン→ゴローニャ
- 特性:がんじょう 性格:きまぐれ
- 技:"とっしん"・"まるくなる"・"メガトンパンチ"
- タケシから譲り受けたポケモン。当初はいうことをきかなかったが、グリーンとの特訓以降は命令を聞くようになる。
- ゴローン時代、真っ二つに割れたサントアンヌ号を支えることができるほどのパワーを見せた。
- 第3章では控えメンバーだった。
- ピーすけ(バタフリー)♂ Lv.20(3章終了時点)、60(2章終了時点)
- キャタピー→トランセル→バタフリー
- 特性:ふくがん 性格:ゆうかん
- 技:"いとをはく"
- タマムシシティで助けてくれたイエローを慕ってグリーンとの特訓場所までやってきた。しかし捕獲の苦手なイエローは一人で一日かけても捕獲できず、グリーンの指導の下、さらに朝から夜までかかってようやく捕獲する。
- キャタピー時代は糸が非常に重宝したが、進化後は飛行手段として活躍している。
[編集] 一時手持ち
- ピカ(ピカチュウ)♂ Lv.88
- 特性:せいでんき 性格:なまいき
- レッドが第2章で行方不明になった時と第3章でレッドがシロガネ山で怪我を治癒する際に手持ちとして加わった。