みなべ町
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平成の大合併において2004年10月1日、和歌山県内で一番早く誕生した町。日本一の梅の里として知られ、梅の代表品種として知られる「南高梅」の故郷である(原種「高田梅」および地元にある「南部高校」の略称から生まれた名前である)。また、青梅とともに、梅干しの生産が日本一である。 町の木ウバメガシを使った備長炭(びんちょうたん)の生産では同県の日高川町が2005年5月に誕生するまでは日本一であった(現在は国内2位)。
目次 |
[編集] 地理
[編集] 沿革
- 1889年(明治22年)市町村制実施により、岩代村、南部村、上南部村、高城村、清川村が発足。
- 1897年(明治30年)9月11日 - 南部村が町制施行し南部町となる。
- 1954年(昭和29年)8月-南部町と岩代村が合併し南部町が発足。
- 1954年(昭和29年)12月-上南部村、高城村、清川村が合併して、南部川村が発足。
- 2004年(平成16年)10月1日-南部町と南部川村が合併し「みなべ町」が発足。
[編集] 行政
[編集] 歴代町長
- 初代(2004年10月~)-山田五良(やまだごろう)・・・旧南部川村長
[編集] 経済
[編集] 産業
梅関連産業は生産農家だけにとどまらず、梅加工業、流通業、小売業などへの波及効果が大きく、地域経済の基幹産業となっている。 あまり知られてはいないが、黒潮に近いこともあって伊勢海老やイワシ、アジ、サバ、タチウオなど魚種が豊富で、水揚げ量も多い。
名産一覧
- 梅干し-生産日本一。特に南高梅を使用したものは最高級品とされ特産品。
- 備長炭-木炭の最高級品。
- 蒲鉾(かまぼこ)-南蛮焼(なんばやき)、ごぼう巻は特産品。
- 干物-めざし、イカの一夜干し、しらす干し、アジの開き、カマスの開きなど。
- 盆石界で知られる瓜谷石は同町から採掘される。
[編集] 姉妹都市・提携都市
国内、海外ともになし。
[編集] 地域
[編集] 学校・園
- 保育園(所)
- みなべ町立南部保育所
- みなべ町立上南部保育所
- みなべ町立高城保育所
- みなべ町立清川保育所
- 愛之園保育園
- 幼稚園
- みなべ町立南部幼稚園
- 白梅幼稚園
- 小学校
- みなべ町立南部小学校
- みなべ町立岩代小学校
- みなべ町立上南部小学校
- みなべ町立高城小学校
- みなべ町立清川小学校
- 中学校
- みなべ町立南部中学校
- みなべ町立上南部中学校
- みなべ町立高城中学校
- みなべ町立清川中学校
- 高等学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道
役場の最寄駅は南部駅で、同駅は代表となる駅ともなっている。この南部駅には一部の特急とすべての普通列車が停車する。岩代駅は普通列車のみ停車の無人駅である。このあたりの紀勢本線の普通列車はおよそ1時間に1本ほどの割合で運行されている。
[編集] 道路
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事
- 景勝地
- 梅林
- 南部梅林(みなべばいりん) - 「一目百万、香り十里」と称される日本最大の梅林で、田辺藩によって始められたという梅林。尚、この梅林は観梅用ではなく、産業(果実採取)用の農林である。しかし、地元農家の好意で開花シーズンに一般公開されているものである。
- 開園時期 梅の開花期の8:00~17:00
- 所在地 みなべ町晩稲(梅の里観梅協会)
- 岩代大梅林 - 2万本の梅の海
- 所在地 みなべ町西岩代(岩代大梅林観梅協会)
- 千里梅林 - 千里の浜の海を見下ろす丘に位置する
- 所在地 みなべ町山内
- 旧跡
- 施設
- 温泉
- 鶴の湯温泉
- みなべ温泉
- 紀州みなべ千里浜温泉
[編集] 祭事
- 梅祭り - 2月21日
- 須賀神社の秋祭り - 10月9日
- 鹿島神社の秋祭り - 10月第3日曜日
- 清川天宝神社の秋祭り - 10月第4日曜日
[編集] 宿泊
[編集] 出身著名人
- 吹石徳一 - 元プロ野球選手
[編集] 関連著名人
[編集] 関連項目
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