ひかりone
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ひかりone(-ワン)は、KDDIによる光ファイバーサービスの名称である。
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[編集] 概説
2005年10月13日に、KDDIと東京電力が通信事業において包括提携。この提携に従い、2006年4月1日、FTTH事業を行う東京電力の光ネットワーク・カンパニーの事業をKDDIに統合することで合意し、2006年6月1日からサービスの本格的提供を開始した。
KDDIの「光プラス」と、両社共同の「KDDI&TEPCO 光キャンペーンプラン」を統合する形でスタート。 東京電力が別個に提供していた「TEPCOひかり」は、2007年1月1日にKDDIに統合され、TEPCOひかりがひかりoneに名称を統一することになった。
[編集] 特徴
KDDIの持つ先進のコンテンツデリバリネットワーク(CDN)網を用いた、高速、光ファイバーサービス。 高速・大容量下り最大100Mbpsインターネット接続サービスのほか、NTT加入電話相当の品質・信頼性・機能を備えた電話サービス、最大50チャンネルを揃えた多チャンネルTV放送、約5000本からなるビデオ・オン・デマンド(VOD)、カラオケ配信を行なうTVサービスを一本の光ファイバーで提供。
高速光アクセスネットワークを複数に分岐するGE-PONを用い、光ファイバーを直接宅内に引き込むホームタイプと、VDSL、構内LAN等で提供するマンションタイプがある。尚、UR都市機構住宅専用のマンションタイプも存在する。
[編集] 対応地域
ホームタイプ 東京都、茨城県、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、山梨県の一部
マンションタイプ 日本全国の主要都市
[編集] 対応プロバイダ
2006年夏までは、DION、@niftyの2社のみの受付となっていたが、その後、急速に対応プロバイダーが増加し、2007年11月現在、au one net(旧DION)、@nifty、DTI、BIGLOBE、So-net、ASAHIネット、@TCOMの7つのプロバイダーに対応している。
[編集] ネットサービス
上下100Mbpsの高速、大容量回線である為、パソコンを複数台接続しても快適なインターネットを楽しむ事ができる。(一部マンションタイプに関しては上下100/35Mbps、もしくは上下70/30Mbpsの場合もある)
[編集] 電話サービス
2003年8月、他社に先駆けて、当時の光プラスマンションタイプで採用された、光ファイバーを使ったいわゆる直収電話サービス。 一般的にNTT加入電話に相当するとされ、高額な施設設置負担金(いわゆる電話加入権)が不要で、かつ電話の月額基本使用料も525円と非常に低廉である。従って、固定電話を引くのも比較的容易になっている。
また、通話料においては固定電話宛の場合、日本全国市内通話並みの料金で掛けられる為、NTT加入電話の通話料と比べても、その料金差は非常に大きい。
[編集] テレビサービス
月額2520円で、多チャンネルTV放送40チャンネルが見放題で、別途有料チャンネル申し込みにより、最大50チャンネルを視聴することが可能。
尚、月額利用料内にビデオオンデマンド3本分とおためしカラオケ10曲分の利用料、そして機器のレンタル料も含まれている。
[編集] その他
- 新規加入キャンペーンにより、一年間インターネット料金が月額4,980円(通常基本料金6,615円)、電話基本料が無料、2007年9月末利用分までテレビサービスが月額315円で利用でき、登録料、開通工事費、土日工事費等が無料となっている(ホームタイプ)。これにより、Bフレッツ等、他社FTTHサービスと比べると、より低廉な料金でサービスを利用できるようになり、光ファイバーの垣根が下がったのは言うまでもない。
- 特に月額料金においては、インターネットと電話を合わせた合計金額がADSL 50MとNTT加入電話基本料の合計額に近い料金で使えるケースもあり、人気が高まっている。最近はADSL 12Mが2,000円前後で提供され、電話基本料が1,418円(NTT東の1級取扱所 ダイヤル回線 Myリビング適用)とすると合計額は3,400円前後であり、料金的な優位性が低いケースもある。
- ひかりoneの説明から、宅内レイアウト、導入相談等を引き受ける、おまかせアドバイザーと言うサービスを無料で行っている。他社が電話サポートのみに徹している中で、無料で顧客宅へ訪問し、説明等を行うスタイルは業界の中では異例である。特にインターネット関連の知識を持ち合わせていない人にとっては最良のサポートと言える。
[編集] イメージキャラクター
[編集] 外部リンク
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