はやみねかおる
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はやみね かおる（1964年 - ）は、三重県伊勢市出身の小説家。三重県立宇治山田高等学校、三重大学教育学部数学科卒業。ジュブナイルミステリを主に書く。
小学校教師として、本嫌いの子供に本を薦めるうちに自分でも書き始める。『怪盗道化師（ピエロ）』が第30回講談社児童文学新人賞に入選し、デビュー。「勇嶺 薫（はやみね かおる）」名義でも本を刊行しているが、本名は非公開である。小説のあとがきには､自分の妻･息子､そして本を製作するにあたって協力した人に対し､感謝の意を必ずと言っていいほど述べている。主な作品は世界観と登場人物を共有しており、所々に散りばめられたパロディも特徴である。
ヒットした夢水清志郎シリーズは、1999年にNHK教育テレビのドラマ愛の詩で「双子探偵」というタイトルでドラマ化された。主演は三倉茉奈・佳奈。
目次 |
[編集] シリーズ作品リスト
[編集] 名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ
詳細は名探偵夢水清志郎事件ノートを参照
- 自称名探偵で、大の自信家である夢水清志郎（ゆめみず きよしろう）と、岩崎亜衣（いわさきあい）・真衣（まい）・美衣（みい）の三つ子の三姉妹を主人公とするジュブナイルミステリ。一般に亜衣の一人称で語られ、夢水は「教授」と呼ばれている（M大学の元論理学教授であるから）。講談社青い鳥文庫。
[編集] 怪盗クイーンシリーズ
詳細は怪盗クイーンシリーズを参照
- 『いつも心に好奇心（ミステリー）!』でデビューした怪盗クイーンの物語。気まぐれな怪盗クイーンがパートナーのジョーカーやRDと共に、華麗に宝を盗み出したり、ライバル達と戦いを繰り広げたりする冒険物語。講談社青い鳥文庫。
[編集] 虹北恭助シリーズ
詳細は虹北恭助シリーズを参照
- 虹北恭助（こうほく きょうすけ）は、虹北商店街にたたずむ古本屋「虹北堂」に住んでいる。彼は「魔術師（マジシャン）」と呼ばれている。何故なら、虹北商店街でおこった不思議な事件を、いとも簡単に解決しているからだ。
- 同じく虹北商店街に住む響子ちゃんをワトソン役に、名探偵の推理が冴える！
[編集] 都会（まち）のトム&ソーヤシリーズ
詳細は都会のトム&ソーヤを参照
- 青い鳥文庫を卒業した少年少女たち向けの、講談社「YA!ENTERTAINMEMT」から刊行されているシリーズ。2007年8月現在、第5作目まで発売されており、累計発行部数は20万部を超えている。
- 塾通いに追われる平凡な毎日を過ごしているが、どんな状況下でも生還できるサバイバル精神を持つ内藤内人（ないとう ないと）と、大財閥「竜王グループ」の跡取りで、学校創設以来の秀才との呼び声高い知的頭脳派だが猪突猛進なところがある竜王創也（りゅうおう そうや）の二人の中学二年生を主人公とする、街中サバイバル・ストーリー。
- 都会を舞台に、究極のゲームを作るために二人が冒険する様子を描く。
[編集] 四シリーズ以外の作品名一覧
- 怪盗道化師（ピエロ）（デビュー作。）
- バイバイスクール -学校の七不思議事件-
- オタカラウォーズ -迷路の町のUFO事件-
- ぼくと未来屋の夏（武本糸会によって漫画化もされている。全2巻）
- 僕と先輩のマジカル・ライフ
- 天狗と宿題、幼なじみ（「殺意の時間割 ミステリ・アンソロジー4」及び「青に捧げる悪夢」に収録。「僕と先輩～」の幼少期の話。）
- 少年名探偵WHO 魔神降臨事件（講談社青い鳥文庫スペシャル短編集「あなたに贈る物語」収録。未来屋から派生した物語。）
- 少年名探偵WHO 透明人間事件（『メフィスト』2007年5月号掲載）
- 赤い夢の迷宮（講談社ノベルスより2007年5月11日発売。「勇嶺薫」名義。初の大人向け本格ミステリーである。）
