なんでんかんでんフーズ
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なんでんかんでんフーズは東京にある博多ラーメン店の「なんでんかんでん」を経営する株式会社。
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[編集] 概要
1987年7月8日、東京都世田谷区羽根木、環状7号線沿いになんでんかんでん(博多弁でなんでもかんでもの意味)をオープン。タクシー運転手やラーメン好きの間で評判を呼び、マスコミでも取り上げられ行列のできる店に成長した。一時は幹線道路である環状7号線の夜間渋滞をひきおこしたともされ、環状7号線沿いを全国有数のラーメン激戦区へとするきっかけともなる。
「九州じゃんがららぁめん」とともに豚骨ラーメンの普及に重要な役割を担った。以降、各地のご当地ラーメンが東京に進出し「東京ラーメン戦争」とも言われる状況へと至り、個性派ラーメンの隆盛へと発展、近年のラーメンブームの端緒となる。ちなみに、現地福岡では、じゃんがららぁめんは評判が悪く、閑古鳥が鳴き続けてあっという間に閉店してしまった。
特徴として店名を印刷した海苔がラーメンにのる。この海苔にカルシウムで文字を書き広告とする方法は特許を取得している。
[編集] 創業者
創業者は代表取締役社長の川原ひろし(かわはら ひろし、1964年3月13日 - )。福岡県出身。彼は九州産業大学附属九州高等学校の出身である。
川原は歌手を目指し上京し、Wけんじの弟子として前座歌手をつとめていた。ラーメン店の成功により一躍有名になり、マネーの虎やダウンタウンのガキの使いやあらへんでなどでTV出演もしている。川原の祖父俊夫は、辛子明太子の発明者とも言われる「ふくや」創業者であるが、なんでんかんでん経営に関しては出店資金を除いて実家からの援助はない。 各店舗にはふくやの辛子明太子が常時置かれている。
2003年6月4日には川原と氏神一番によるバンドラーメンロックとしてCD『ラーメンロック』を発売した。
佐野実や他の傲慢なラーメン店主に対して、「彼らによって、ラーメン業界が誤解されたくないし、ラーメンが嫌われたくない」とコメントしている。
既婚者で一男一女の父でもある。
モノリス社長岩井良明と仲が良く、マネーの虎で投資希望者であったベトナムで歌手活動をしているSAKAIと未だ交流がある。
2007年12月14日放送のテレビ番組太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。に出演の際にて、賞味期限について「賞味期限切れたタマゴを割ってみて腐ってなかったら使う。うちでは期限切れのネギ入れている。」と発言。物議を醸している。
マネーの虎では例え話を好み、「店を潰すなら渋谷を裸で歩いたほうがいい」や、「飛行機とさぁ、経営って同じなんだよね」などと言っていた。
[編集] 店舗一覧(2007年現在)
北海道1店、東京2店、石川1店、名古屋1店を構える。
- 東京本店
- 歌舞伎町店
- 帯広店(閉店)
- 金沢店
- 名古屋錦店
[編集] 関連図書
- 『博多ラーメン なんでんかんでんの作り方』川原ひろし著 日経BP社 1999年 ISBN 482224136X