ときめきメモリアル2 Substories
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『ときめきメモリアル2 Substories』(-ツー サブストーリーズ)は、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が発売したアドベンチャーゲーム3部作の名称である。
前作『ときめきメモリアル』で発表され好評を博した『ときめきメモリアルドラマシリーズ』に当たる外伝シリーズとして、『ときめきメモリアル2』のゲーム設定を元に同様に3部作として制作された。
発売日は第1弾『Dancing Summer Vacation』(ダンシング・サマー・バケーション)が2000年9月28日、第2弾『Leaping School Festival』(リーピング・スクール・フェスティバル)が2001年3月29日、第3弾『Memories Ringing On』(メモリーズ・リンギング・オン)が2001年8月30日。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] ストーリー
[編集] Dancing Summer Vacation
舞台は高校1年の夏休み。主人公(プレイヤー)と一緒にゲームセンターに遊びに行った寿美幸は、そこでたまたまプレイした『ダンスダンスレボリューション』でとてつもないハイスコアをマークしてしまう。それを見た業界関係者から、同ゲームの全国大会予選への出場を要請されるが、美幸の本来の実力ではこのようなハイスコアは出せない。そこで、プレイヤーと美幸の特訓の日々が始まる。
[編集] Leaping School Festival
舞台は高校2年の秋。文化祭直前のある日、街中のゲームセンターでゲームの腕前について口論を始めてしまった赤井ほむらと伊集院メイ。2人はたまたま居合わせた主人公(プレイヤー)に対し、どちらを支持するのか迫ってくる。そこに現れた2人の共通の友人・一文字茜が巻き込まれる。文化祭はいったいどうなるのか?ほむら、メイ、茜の運命は?
[編集] Memories Ringing On
主に描かれるのは高校3年のバレンタインデー直前。 劇中の実際の時間軸はひびきの高校卒業後であり主人公が卒業目前の出来事を回想するという形で進行する。 主人公(プレイヤー)の幼馴染である陽ノ下光、その友人の水無月琴子、担任教師でかつての「近所の憧れのお姉さん」である麻生華澄。この3人の人間関係が、主人公を巡ってギクシャクし始める。果たして卒業式の日に、恋愛成就の伝説に祝福されるのは?そして卒業後の主人公との関係は? CD-ROM2枚組
[編集] 今作にいたるまで/キャラクター設定
前作『ときめきメモリアルドラマシリーズ』(以下「ドラマシリーズ」)では、『ポリスノーツ』などを手がけたコナミコンピュータエンタテインメントジャパンの小島組が制作を行ったが、制作チームが異なることから来る『ときめきメモリアル』本編とのキャラクター設定やビジュアル面の違和感を訴える声も少なくなかった。
そこで今回の『ときめきメモリアル2 Substories』(以下「Substories」)では、『ときめきメモリアル2』本編を制作したコナミコンピュータエンタテインメント東京オリジナルスタッフの制作で、前作で指摘されたビジュアルや世界設定の違和感を抑えるということ、また前作のように特定のヒロインを単独フィーチャーするのではなく、3作品で隠れキャラ以外のヒロイン全員がメインを張れることなどを売り文句にし、それぞれ『Dancing Summer Vacation』では寿美幸・白雪美帆・八重花桜梨、『Leaping School Festival』では一文字茜・赤井ほむら・伊集院メイ、『Memories Ringing On』では陽ノ下光・水無月琴子・麻生華澄をメインヒロインとし、それぞれのキャラクターごとのマルチシナリオを展開した。 また『Substories』作品間で主人公は同一人物と思われる。(性格、言葉遣いに共通点が多いが、確実に同一人物と断定できる根拠は『Memories Ringing On』で進行により『Dancing Summer Vacation』の回想シーンが挿入される程度。進め方によっては他作品との関連が無いまま終了する)
[編集] 概要
2000年春に開催された「東京ゲームショウ2000春」で大々的に発表され、同年9月に第1弾が満を持して発売された『Substories』だったが、映画的演出と感動的なシナリオが評判を呼んだ前作『ドラマシリーズ』の後継作としての路線を期待していたファンからはそれらの要素がない為不満の声が上がった。また、『ときめきメモリアル2』本編からの使い回しが指摘されたゲーム中のグラフィック・サウンドをはじめ、物語を盛り上げるための演出クオリティや、ゲームとしての細部の作り込みも甘かった。
さらに、本来隣町としてつながっている世界観を生かすために、3作それぞれで前作『ときめきメモリアル』のキャラクターをゲスト出演させたものの(ときめきメモリアルシリーズの登場人物を参照のこと)、前作の設定との矛盾も存在する。
しかし2本編と共通の脚本岩田靖弘だからこそ出来る作風として『ときめきメモリアル2』本編の流れには忠実という見方がある。本来『ときめきメモリアル2』が持っていた設定、キャラクターが楽しめるかどうかが評価の分岐点となる。
[編集] 特記事項
- 『Dancing Summer Vacation』では、同じコナミの音楽シミュレーションゲーム『ダンスダンスレボリューション』(Dance Dance Revolution)がミニゲームとして採用されている。これは『ときめきメモリアル2』の総合プロデューサーである斎藤幹雄(メタルユーキ)が、当時『DDR』の家庭用ゲーム機向け移植を並行して手がけていたことから実現された。今作では『Dance Dance Revolution Tokimeki MIX』として、過去の『ときめきメモリアル』に関連する楽曲をリミックスした7曲を収録している。詳細については『ダンスダンスレボリューション』の項を参照のこと。
- 『Leaping School Festival』では、『ときめきメモリアル2』の関連ネットサービスとして運営されていた「ひびきのネット」のオリジナルキャラクターとして創作された2名の女子生徒(ひびきのネット上のNPC)がゲスト出演を行った。詳細についてはときめきメモリアルシリーズの登場人物の項を参照のこと。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ときめきメモリアル2 Substories ~Dancing Summer Vacation~
- ときめきメモリアル2 Substories ~Leaping School Festival~
- ときめきメモリアル2 Substories ~Memories Ringing On~
- ときめきメモリアル2シリーズ
- ときめきメモリアル - ときメモ公式サイト
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