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すくらっぷ・ブック - Wikipedia

すくらっぷ・ブック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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すくらっぷ・ブック』は、1980年から1982年にかけて、秋田書店週刊少年チャンピオンに掲載された小山田いくの漫画。全11巻として少年チャンピオンコミックスから刊行されていた。その後、復刊ドットコムより全4巻に再構成され刊行されている。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] あらすじ

柏木晴、通称晴ボンは、長野県小諸市の芦ノ原中学校の生徒。彼を中心とした少年少女達が織りなす、恋と青春の学園生活が描かれる。

[編集] 概説

作者の小山田にとっては初の連載作品。彼の初期作品群の特徴である、恋愛青春群像ものに分類され、今なお人気の高い作品である。全101話。

これ以前に、同じく週刊少年チャンピオンに掲載された読み切り作品『12月の唯』『春雨みら~じゅ』『三角定規プラス1』の3作品とは内容がリンクしている。なお、これらの短編は、本編が単行本化される際に一緒に収録された。

連載時期と作品中の時間の流れがほぼリンクしていたのも特徴で、作中で主人公達が2年生になったばかりの時期から中学を卒業するまでの2年間を、実際に約2年(1980年4月~1982年3月)の連載期間をかけて描き上げた。主人公達は1966年度生まれであり、これは作者の丁度10歳下にあたる。この1966年丙午に当るため前後の年に比べ出生率が極端に下がった年であるが、作品中それを感じさせる描写は無い。

舞台となる「芦ノ原中学校」は架空の中学校だが、そのモデルは小山田の生まれ育った長野県小諸市に実在する芦原中学校とされており、本編中には懐古園浅間山といった地元の名所が登場している。また主人公達の卒業した「坂道小学校」はこれも小諸市に実在する坂の上小学校がモデルと思われる。

作者独特のギャグ要素が、特に作品前半において色濃く出ている。また、同時期に週刊少年チャンピオンに連載を持っていたとり・みきとの誌面を利用したおちょくりあいは有名である。

初期には登場人物が「さだまさし」やその他のフォーク・ニューミュージックを口ずさんでいることが何度かある(歌詞はローマ字書き)。

なお、同じ作者の『むじな注意報!』は、本作品と同じ時間軸上(17年後)にある作品で、本作品の登場人物のうち数人が実際に登場している。

かつては少年チャンピオンコミックスから全11巻でコミックスが刊行されていたが、長らく絶版となっていたために、新規に入手することは困難な状況が続いていた。世に出てから四半世紀近くたった2006年になって、復刊ドットコムより「小山田いく選集」の一部(第3集~第6集)として、全4巻に再構成されて刊行された。

[編集] 主な登場人物

[編集] 7組のクラスメイト

※本編開始時は2年7組、後半ではクラス替えがなかったため、そのまま持ち上がりで3年7組となる。

柏木晴(かしわぎ はる)
本編の主人公。通称晴ボン。6月10日生まれ(作者と同じ)のA型。美術部所属で、3年時には美術部長となる。また文系、中でも国語が得意科目でよく会話の中に故事を引用する。ただ真面目過ぎて周りを見ないことを非難される場合もある。かなりのロマンチスト。
背が低く、2頭身で描かれていたこともあって、よく坂口やマッキーの頭の上に乗っている描写がある。背が低いことは若干コンプレックスになっている模様。また雷が大の苦手。
幼い外見に反して、穏やかな性格とやや老成した見識、周囲を巻き込むバイタリティを持っており、クラスや仲間内での中心人物として人望も厚い。しかし時折未熟さが出てしまい、トラブルの際などはかえって事を大きくしてしまうことも。また年相応の悩みを持つこともあり、それによって自身がトラブルの原因になることもしばしば。
本編開始当初は理美に思いを寄せていたが、マッキーにアタックされて付き合うようになる。
女生徒にはかなり人気があり、中でもカナは雅一郎と付き合うようになるまでは彼に思いを寄せていた。また、光代も当初彼に好意を寄せていた。
身長のせいもあって運動が苦手であったが、マッキーによる地獄の特訓やターコ達の協力で人並みに走ったり泳いだりできるようになった。
るり子という妹(4歳年下)がいる。また、1話で出会った猫が後にペットとして飼われている。
短編『春雨みらーじゅ』の主人公でもある。
なぜかギャグシーンで妖怪油すましの姿を取ることが多く、油すましの存在をこれで知ったという者も多い。
後の『むじな注意報!』では画家として大成し、ニューヨークで個展を開くまでになっている。
市野清文(いちの きよふみ)
晴の幼なじみにして親友。5月11日生まれのAB型。サッカー部所属で2年の始めから既にエースストライカーと呼ばれていた。3年次にはサッカー部部長を勤める。また、晴とは対照的に理系が得意で、何かあると電卓(連載当時はまだパソコンは黎明期で、それほど普及していなかった)を叩いて計算しようとする癖がある。
活発な性格で、気の強い行動派。得意な計算を生かして晴とともに様々なトラブル解決の中心となるが、彼の計算が役に立ったことはあまりない。
晴を含め、仲間からはイチノと姓で呼ばれることが多い。また、サッカー部ではゴールぎわのコンピューターの異名も持つ。まれに、ぬりかべ電卓と呼ばれることもあった。
理美と付き合っており、2人のカップルは(数回あった危機も含めて)周囲から目標扱いされるほど。ちなみに、短編『春雨みらーじゅ』は、その付き合い始めた頃の物語。
科学的なものに大きな信奉を持っており、科学では割り切れないお化けが大の苦手。よくその事をからかわれる。また、情緒的でロマンチストの晴とはしばしば言い争いをすることも。
坂口光明(さかぐち みつあき)
体重105kgの巨漢の柔道部員で、必殺技は「浅間おろし」。晴と市野とは理美を巡る騒動を経て親友となる。4月21日生まれのO型。また、カナとは遠戚関係で家が隣同士ということもあり互いを兄妹のように思っている。その体の大きさからかクマと呼ばれることもある。登下校の際などはよく晴やマッキー、カナを肩や頭に乗せていた。
体躯と同じく豪放磊落で懐の大きな性格をしており、晴や市野が突っ走りすぎた時などはフォロー役として活躍した。市野曰く「でかくてあったかいヤツ」。
手先が器用で技術科が得意であり、2年の夏休みの課題には立派な机を製作したほど。
既に市野と付き合っていた理美に思いを寄せていたが、後にかがりに告白され、明確にそれを受けた描写はなかったが、次第にカップルとなっていった。
それまでの間に、光代と接近した時期もあったが、明確な恋愛に発展するには至らなかった模様。
カナのことは妹のように思っており、そのカナに好意を寄せた雅一郎とは、決闘するに至ったほど。
迎麻紀(むかい まき)
通称マッキー。8月17日生まれのB型。いつも額に上げている眼鏡がトレードマークの活発な少女。第2話で初登場し、そのままメインヒロインとなる。なお、実際に眼鏡をかけるシーンはあまりない。
明朗快活で本編のムードメーカー的存在。特に雅一郎とは毎回のようにギャグを交えたケンカや掛け合いをする迷コンビ。
勘違いから、晴にキスをして、それ以降付き合い始める。
男子生徒(主に雅一郎)と互角に喧嘩するほど運動能力は高いのだが、面倒くさがりなためか、あるいは特にやりたいことがなかったためか、部活動はしていない。勉強は苦手。
早由美(さゆみ)という10歳年上の姉がいる。
後の『むじな注意報!』では、明確に表現されてはいないが晴と結婚しているようである。
日生香苗(ひなせ かなえ)
通称カナ。4月30日生まれのA型。内向的な少女。前髪で右目を隠した独特の髪型をしている(初期は右目があまり隠れていない)。坂口とは遠戚関係で家が隣同士ということもあり互いを兄妹のように思っている。
7話からの登場ながら、本編中最も精神的に成長したキャラの一人であり、それを反映してか初期の子供っぽい絵柄から中期以降多少大人っぽい絵柄に変わっている。彼女をメインとしたエピソードやメインキャラの心情が彼女の視点で語られることも多く、本編のヒロインの一人。
晴に思いを寄せており、その晴に感化されて美術部に入部し、絵の才能を開花させ、3年時には副部長を任せられるほどになる。内向的だった性格も、晴や仲間達との交流によって、次第に明るさを見せるようになる。
大失恋した雅一郎を、晴への恋が叶わない自分を重ねて慰めるが、その雅一郎に惚れられてしまい、紆余曲折の末に付き合うことになる。
晴と同じく雷が大の苦手。
小宮山雅一郎(こみやま まさいちろう)
連載前の短編『三角定規プラス1』から登場。晴と同じく2頭身で、彼とは宿命のライバル同士。通称雅一郎。晴が油すましの姿をするのに合わせて、土ころびの姿をすることも多かった。
血液型はB型。誕生日は主要キャラの中では唯一不明(ただし晴よりは後)。
悪戯を生きがいとしており、前述の三角定規の仲間(シンは否定)や本編中では正賢や西尾と組んで、もしくは単独で悪戯ばかりしている。
晴やマッキーとはケンカが絶えないトラブルメーカーで、晴の妹のるり子からも馬鹿にされているが、何だかんだで仲は良く、何かと晴たちに協力したり、落ち込んだ晴たちに旅を勧めるなど優しい一面も見せた。またぶっきらぼうな言い回しながらたまに問題の核心をついたり晴たちを諭すようなことも言う。
年上の女性に弄ばれた末に失恋したところを、慰めてくれたカナに本気で惚れてしまい、強引にアタックするようになる。それは彼女の兄を自任していた坂口の逆鱗に触れて、2人は決闘することになるが、そこで雅一郎の見せた本気に、坂口は彼を認め、またカナもその思いに打たれて付き合うことになった。
その後も悪戯は止まなかったが、惚れた弱みか、カナが哀しそうな顔をすると慌てて平謝りするようになる。
手先が器用で、ラジコンで動くゴキブリや乗用可能なカマドウマ、果てはモビルスーツ「まさ」などを作ったこともある。また、悪戯するときなどに、自称だが甲賀忍法を使うこともある。
ふざけている一方で、一族に医者が多いことから歯医者を真剣に目指している。
五島かがり(ごとう かがり)
画廊喫茶「妖精館(アルフヘイム)」の看板娘。5月14日生まれのO型。両親を小学校時代に亡くし、兄の猛と2人で「妖精館」を切り盛りしている。(物語中、中学生同士で喫茶店に出入りすることは校則で禁じられているようだが、晴たちはかがりの家に遊びに行くことを口実に「妖精館」に通うようになり、メインキャラのたまり場として「妖精館」は本編に欠かせない舞台となる)
後に「妖精館」の店員として由紀が雇われたため(それは、かがりの負担を軽くしようという猛の配慮だった)、それまで店に出ていたかがりは無聊を託つことになり、その折りにアドバイスをくれた坂口に、次第に好意を持つようになり、3年に上がって日が立たぬ時期に、正面から坂口に告白する。
その時には、すぐには返事をもらえなかったものの、夏の頃にはすっかり互いにカップルと認め合うような仲になっていた。
サバサバした性格で良くも悪くも男っぽく、悪戯をする雅一郎などはよくぶっ飛ばされていた。ちなみに雅一郎にはそのヘアスタイルからか、「(男まさりの)栗きんとん」や「アロエ頭」と呼ばれていた。
当初は前述の通り店に出ていたために部活動はしていなかったが、由紀が店に来てからは時間に余裕ができたことと兄の薦めもあってテニス部に入部した。
桜井光代(さくらい みつよ)
さくらいカメラ店の一人娘。本人も写真が好きで、写真部に所属している。本人曰く、「風景写真専門」。周りからはみっちゃんと呼ばれている。
クラスの中ではちょっと大人っぽい、言わばお姉さん的な立場を取り、女性の心理について晴に助言することもあった。ただ、自分自身の恋愛については、周囲を見てつい一歩引いてしまうところからか、好意を持っていた晴にしても、坂口にしても、結ばれることはなかった。ただし、得難い友人としての付き合いは続き、特に坂口からは、他人には出来ない相談事を持ちかけられたこともあった。
戸沢正賢(とざわ まさたか)
短編『12月の唯』の主人公。転校していった唯とは、手紙をやりとりしながら遠距離恋愛を続けている。
本編中では、基本的にはふざける立場としての登場が多く、雅一郎とコンビを組んでの悪戯も多い。が、ナイーブな一面を見せることもあり、憎めないキャラである。趣味はわら人形を作ること。
なお本編中ではまさたかと名前を平仮名表記されることが多い。
佐々木広明(ささき ひろあき)
短編『12月の唯』にも登場。通称ヒロ。美晴と付き合っている。唯の幼なじみで、その唯と付き合っている正賢とも友人同士。優しい性格で、恋人の美晴との関係は晴とマッキーの関係に似ていると言われたことも。
和泉美晴(いずみ みはる)
短編『12月の唯』にも登場。ヒロと付き合っている。非常に短気で、雅一郎から「戦闘力はマッキーに匹敵する」と言われる実力の持ち主。優しいヒロとの付き合いを経てすこしずつ女の子らしくなっているようである。
大江嘉(おおえ よしみ)
生物部員。血液型はA型。3年時には生物部長になる。おっとりした性格で少々鈍いところはあるが、様々な生き物との交流から生き方を学べる独自の感性や優しさを持っており、美術部長の重圧に悩む晴に助言を与えたりした。
藤原秀一(ふじわら しゅういち)
生物部員で剣道部番外部員。血液型はO型。前髪で両目を隠している。隣のクラスの美幸と付き合っている。通称秀やん
ペットとして飼っているアオダイショウのニョコをよく頭に乗せている。が、中学卒業に合わせ、ニョコは野生に返すことになる。
むじな注意報!』では、教師として登場する。山中姓になっているところから、美幸の家に婿入りしたと思われる。
岡田信也(おかだ しんや)
ルーム長(学級委員長)をしている。通称シン
顔・頭・運動神経、三拍子揃った優等生ではあるが、生真面目で少々融通が利かない面がある。
短編『三角定規プラス1』では主人公で、騒動の末に直美と付き合うこととなった。
女生徒からの人気は高く、3年時の学園祭にクラスで出展した映画「カッシーニ間隙」では、主人公役を演じた。
関谷直美(せきや なおみ)
短編『三角定規ぷらす1』のヒロイン。雅一郎達に着替えを覗かれる騒動を経て、シンと付き合うようになった。
演劇部員(『三角定規プラス1』登場時はバレーボール部員)で、「カッシーニ間隙」ではヒロイン役を演じた。
友田和則(ともだ かずのり)
老けて見えるが晴達のクラスメイト。常にサングラスをかけており、素顔は本編中一度も登場しない。(素顔についてはヨーコ曰く「かわいい」らしい。また寺尾聰に似ているとも言われた)
皮肉屋で、特にクラスメイト達の恋愛については、過去に辛い思いをしたからか非常に辛辣。
だが、3年に進級した時にヨーコの世話をクラスメイト達に押しつけられ、とりあえず付き合ううちに、その純粋さに感化されたのか、次第に丸くなっていった。
山崎洋子(やまざき ようこ)
通称ヨーコ。11月1日生まれ。
晴をして、「何を考えてるかさっぱりわからない子」と言わしめた、今で言う不思議系の少女。
友田のことは、大切な人と思っているようだが、恋愛の観念があるのかどうかはいまいち不明だった。
文章を一度読んだだけで丸暗記出来るという意外な特技があり、その技量は雅一郎が「人間テープレコーダー」と驚いたほどである。
土屋悦子(つちや えつこ)
副ルーム長(学級副委員長)をしており、個性の強い面々のそろった7組の実質的なまとめ役。
誕生日がクラスメイトの中で一番遅く(3月7日生まれ)、つまり一番若いのに通称ばーちゃんと呼ばれている。それは、とりもなおさずクラスメイト達が彼女のリーダーシップを認めた上での、尊称の意味合いなのだが、本人は「老けて見えるのか?」と気にしている。
稲玉和夫(いなだま かずお)
実家の農業をよく手伝っており、自分自身もそれに誇りを持っているが、農作業が忙しいために友人と遊ぶことは少ない。一人称は「おら」で、かなり訛りのある話し方をする。少々ズレた感覚を持っており、良くも悪くもマイペース。
通称ノーミンは「農作業をしているムーミン」の略。アサ曰くは「農作業用ズゴック」。
修学旅行で会話を交わした妙子と後に再会したことにより、芦ノ原中学と南中学を股にかけた大騒動を起こすことになる。
西尾佳典(にしお よしのり)
雅一郎や正賢の悪戯仲間。晴とマッキーが付き合うようになった悪戯の仕掛け人だったりと、出番そのものは非常に多いのだが、なぜか主役となるエピソードはなかった。女生徒には人気があるようで9話のクラス男子人気投票では5位だった。
稀にツッコミ役にまわることもある。
風魔忍術を習得しており(自称)、雅一郎とは忍術のライバルでもある。
葵多寿子(あおい たずこ)
晴、市野とは小学校からの同級生。10月6日生まれ。通称ターコ。そばかす顔が特徴。以前、市野と付き合っていたが、中学に進学する頃に自然消滅する。その後、饗場と恋仲になるが、こちらも別れてしまった。
饗場千尋(あいば ちひろ)
多寿子と付き合っていたが別れる。見た目のカッコ良さでは7組のトップクラス。一見クールだが、怒ると理性を失いやすい。
田島康正(たじま やすまさ)
短編『三角定規プラス1』から登場する、雅一郎、シンの親友。通称ヤッチン。体形が坂口とかぶるせいか、本編での出番は少ない。
村井弥生(むらい やよい)
第39話に登場。クラスではシン、悦子と並ぶ優等生で、性格はクール。雅一郎、正賢、西尾の給食中の悪戯をやめさせようとするが、返り討ちに遭う。
八重沢奈美子(やえざわ なみこ)
第79~80話に登場。新聞部員(本編登場時には既に3年生は部から引退しているので、正確には元新聞部員)。晴達とともに学校の幽霊騒動を解明する。大江とは幼馴染で、それを知った晴達にくっつけられそうになったが、結局友達同士のままとなる。
小林那緒子(こばやし なおこ)
第87話に登場。通称ナコ。晴達とは小学校時代からの同級生で、当時晴に恋心を抱いていたが気づいてもらえなかった。
工藤由美子(くどう ゆみこ)
第60・89話に登場。泳ぎが得意でプールの女王と呼ばれたことも。唯を想って寂しがる正賢の相談相手になるが、市野達に浮気していると誤解される。

[編集] クラスメイト以外の同級生

青木理美(あおき りみ)
クラスは2年6組→3年6組。吹奏楽部所属で、3年時には副部長。ちなみに担当楽器はフルート。1月13日生まれのAB型。
性格は優しくしっかりもの。友達としての付き合いの長さやその聡明さから、晴の心情を最もよく理解する一人であり、本編のヒロインの一人でもある。
1年生の秋に、当時付き合っていた上級生に振られ、直後に声をかけてきた市野と付き合いはじめた。この顛末は、短編『春雨みらーじゅ』に晴や市野側からの視点で描かれ、また本編中に、同じエピソードを理美側から描いた話もある。その影響で本編第1話ではメインヒロインとなるが、第2話にマッキーが登場するとその座を譲る。
かなりの美少女で、初期は晴や坂口も彼女に好意を持っていたが、彼らは結局、市野と理美の間に割ってはいることができないことを悟り、親友付き合いをするようになった。
恋人の市野との関係は周りから理想像とされるが、かなりのやきもち焼きでもあり、その力関係は彼女の方が上のようである。
隣のクラスなのだが、よく7組に来ており、準クラスメイトと言える。
高校に進学する際、市野とは進路が分かれることとなる。
最終話で髪を切った。本編中では唯一、髪型を変えたキャラクター。
山中美幸(やまなか みゆき)
クラスは2年6組→3年6組。秀一の恋人。血液型はB型。
ちょっと幼い感じだが、秀一によるとそこがいいらしい。
後に秀一と結ばれた。(『むじな注意報!』にて婚姻関係があかされる)
清水友彦(しみず ともひこ)
クラスは2年1組→3年1組。美術部所属で、専門は陶芸。
写生大会で風景画専門の晴を差し置いて入選したこともある。
加茂進(かも すすむ)
晴達と同学年の美術部員。クラスは不明。専門は石膏彫刻。名字の読みは作中には出ていない。
宇木朝実(うき あさみ)
南中学のサッカー部員。晴&市野と小学校時代の同級生で、また市野とはサッカーでのライバル同士。通称はアサ
後に転校してきた妙子に惚れてしまうが、周囲に恋愛ごとを相談できる友人がおらず、市野や晴に話を持ちかけてきた。
同級生に次回作『ぶるうピーター』の主人公の明科一帆と亀行道がいる。彼等は今作には登場しないが、『ぶるうピーター』第73話の回想シーンで市野の話をする場面がある。
恵庭妙子(えにわ たえこ)
九州の中学校に通う少女。修学旅行でたまたま晴達の宿の向かいに泊まり、会話を交わした。
後に南中に転校し、アサを通じて晴達と劇的な再会をする(この時に宮崎出身と明かされた)。が、そのときの彼女の言動が原因で一波乱が起こることになった。
石黒唯(いしぐろ ゆい)
正賢の恋人で、短編『12月の唯』のヒロイン。この中で札幌の中学校に転校してしまったため、本編開始時には既におらず、ストーリーにほとんど登場しなかったが、正賢とは遠距離恋愛を続けており、実に最終話で彼との再会を果たす。

[編集] 上級生

香樫英司(かがし えいじ)
晴達が2年生の頃の美術部部長。晴やカナに、美術に対しての姿勢や、部長としてのリーダーシップについて多大な影響を与えた。晴を部長に、カナを副部長にし、後を託して卒業していった。
高峰高校に進学後は、美術部が荒れていたことと、自身がスランプに陥ったことでやる気を失っていたが、受験の願書提出を兼ねて高校を見学しに来た晴やマッキーと再会し、やる気を取り戻した。
宮本幸夫(みやもと ゆきお)
晴達が2年生の頃のサッカー部部長。市野に部長の座を継がせる。卒業後は天池高校に進学している。
平泉元(ひらいずみ げん)
晴達が2年生の頃の柔道部部長。必殺技は「浅間山天明3年大噴火」。マッキーや理美と遊ぶ坂口を「女とちゃらちゃらするとはだらしない」と一喝するが、同級生の石和道子につきまとっていることをマッキーに暴露され、逆に女性との付き合い方を学ぶこととなる。それが功を奏したらしく、後には道子と交際するようになった。部活引退時に坂口に部長を譲ろうとするが「ガラじゃない」と固辞される。宮本とともに天池高校に進学している。

[編集] 下級生

坂井かおる(さかい かおる)
美術部の1年後輩。10月22日生まれ。晴の後を継いで部長となる。恵子とは名コンビでツッコミ役。
中沢恵子(なかざわ けいこ)
同じく美術部の1年後輩。1月11日生まれ。カナの後を継いで副部長となる。通称けーこ
常に赤いベレー帽をかぶっているのが特徴。しゃべり方も、「~でございます」と独特。晴の3年時のバレンタインデーには晴に赤ベレーを渡してしまう。
モデルはおそらく当時の小山田のアシスタントと思われる(似た容姿をした、けーこというアシスタントの話がちょくちょく描かれている)。

[編集] 大人達

正木義明(まさき よしあき)
芦ノ原中学の教師で、2年7組→3年7組の担任。担当教科は美術。
「妖精館」のマスター猛とは高校→大学と同期で、今でも親友付き合いをしている。
晴たちの2年時の夏休みのときに、その2年前の(自身が教師になる半年前の)話として猛との登山の話をしている。
クラスの生徒達にとっては、頼れる兄貴分といった存在。
愛車はトヨタ・カローラレビン(TE27)。ただあまり運転していないようで運転の腕はいまいち。
晴達の卒業と同時に、彼も芦ノ原中学を離れて海紅中学に転任することになった。
五島猛(ごとう たけし)
かがりの兄で、画廊喫茶「妖精館(アルフヘイム)」のマスター。ひげ面が特徴。
山好きで、かがりによると、暇と金さえあれば山に登っている。
晴達にとっては、もう一人の兄貴分といえる存在で、教師の正木とは別の角度からのアドバイスをすることもあった。
前述のとおり正木とは高校→大学と同期で、同じ山岳部に所属していた。
由紀には好意を持っているようだが、山登りばかりしていて女性慣れしていなかったせいか、なかなか口に出せないでいた…らしい。
晴達が2年生の時点で26才だった。(第30話、第40話)
飛田由紀(とびた ゆき)
スキー場で吹雪に巻かれた晴を助けた女性。晴は、彼女が素性を明かさなかったところから、雪娘と思っていた。
実際のところは、正木や猛の高校時代の2年後輩。新潟の大学に通うために故郷を離れていたが、晴と出会ったのはたまたま戻ってきていた時だった。新潟での生活になじめず、失恋もあり傷心の帰郷だった模様。
大学卒業後、故郷に戻って「妖精館」で店員として働くようになり、かがりや晴達からは姉のように慕われる存在となった。
猛との仲は、なかなか微妙なところ。
多岐間重一(たきま しげかず)
芦ノ原中学校の校長先生。短編『12月の唯』からの登場にもかかわらず、ずっと「校長先生」とのみ呼ばれており、本名が明かされたのは実に晴達の卒業式だった。
生徒達に対しては基本的に見守るスタンスで、生徒達や新米教師である正木にとって人生の先輩として接していた。
正木と同様に、晴達の卒業に合わせるかのように芦ノ原中学の校長を退き、教育委員会に転出する。
有吉 ?(ありよし ?)
芦ノ原中学校の教頭先生。名前は不明。第96話に登場。
晴達の卒業式のプログラム作成を校長に一任して、形式ばった式が嫌いだった校長の夢をかなえさせる。
吉村 ?(よしむら ?)
芦ノ原中学校のベテラン国語教師。名前は不明。第4・78・96話に登場。
晴達の2年7組での授業中に居眠りをしてしまい、生徒達に罰として便所掃除を言いつけられる。
晴達が3年時は、他の3年のクラス(クラス名は不明)の担任を務める。


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