さすらいの太陽
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『さすらいの太陽』 (さすらいのたいよう) は、すずき真弓、藤川桂介原作の漫画作品。1971年にテレビアニメ化された。視聴率的には日本テレビの「タイガーマスク」とNETテレビの「クイズタイムショック」などの人気番組に押され高くても9%台程度と伸び悩んでいた為、アニメとしてはB級作品として扱われるケースが多い。
目次 |
[編集] アニメ版ストーリー
昭和29年4月12日(原作では昭和28年8月2日)。同じ病院で二人の赤ちゃんが生まれる。一人は大財閥の令嬢、もう一人は下町の貧しい屋台のおでん屋(原作ではラーメン屋)の家の娘だった。だが、ひねくれた看護婦の野原道子は、金持ちの恋人が出世のために道子を捨てて別の女性と結婚した怨み(原作では家への仕送りのため貧しい生活を強いられ、同僚から馬鹿にされていた怨み)から二人をすり替えてしまう。
成長した令嬢、香田美紀は貧しい峰のぞみをいじめるが、二人は歌手になりたいという同じ夢を抱いていた。実は、香田美紀は、峰のぞみの歌手としての才能に嫉妬していたのである(原作では、美紀が友人たちと一緒にいた喫茶店に偶然入店した歌手を見て、「私はあの人よりうまく歌える」と豪語し、歌手を志願する)。
香田美紀が親の財力によって難なく芸能界デビューを果たしたのに対して、峰のぞみは、流し(当時、カラオケは発明されておらず、酒場でギター伴奏をしたり、お客のリクエストで歌う商売があった)の歌手として下積み生活を続けることになる。
やがて、野原道子の弟・純の紹介でDMプロに入社し、ドサ回りを経た後、香田美紀の付人としての苦しい下積みの中で、レッスンを休んでまでへとへとになるまで仕事をし続ける香田美紀を見たのぞみは、「これで本物の歌が歌えるのか?」と疑問を抱き、デビュー寸前で江川いさお(原作では江川いさを)のもとを離れ、「本物の歌とは何か」を求め、日本中を放浪する旅に出た。
素直な性格で誰にも優しいのぞみの行動は、旅先で出会った人々に強烈な印象を与えることになる。時々披露される自作の「心の歌」とともに…。
その後、峰のぞみが芸能界から去り、一安心していた香田美紀は、奇妙な噂を聞くことになる。ラジオの深夜番組に心の歌のリクエストが殺到しているというのである。この噂は芸能関係者の間で「名前も知らない謎の歌手」「幻の心の歌」として、あっというまにひろがった。
相変わらず地方を旅していた峰のぞみは、音楽祭に参加するというあるバンドグループと知り合った。このバンドと一緒に参加することになった峰のぞみは音楽祭という思いがけない大舞台で、心の歌を熱唱することになる。会場は大感動の渦に包まれた。
大財閥令嬢としての幸せを奪い、さまざまな試練を見ること生きがいにしていた野原道子にとって、峰のぞみが芸能界に衝撃的デビューを飾ったことは最悪の展開であった。
追い詰められた道子は最後の行動に出るのであった。
[編集] 登場人物
- 峰のぞみ(声:藤山ジュンコ)
- 香田美紀(声:嘉手納清美→平井道子)
- ファニー(声:井上真樹夫)
- 熊五郎(声:富田耕生)
- 野原道子(声:来宮良子)
- 江川(声:朝戸鉄也)
- 慎介(声:梓欣造)
- 静子(声:麻生美代子)
- 一夫(声:近藤高子)
- ユキ(声:橘和香)
- 大次郎(声:小林修)
- 澄代(声:槙伸子)
- 夢麿(声:西川幾雄)
- つね(声:麻生みつ子)
- 新田(声:青野武)
- 純(声:野田圭一)
- ナレーター(声:矢島正明)
[編集] 漫画
[編集] アニメ
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
[編集] サブタイトルリスト
- すりかえられた運命
- 二つの誕生パーティー
- 盗まれたメロデー
- 私には歌がある
- 初めてのアンコール
- 訪れたチャンス
- 歌を忘れたカナリヤ
- 二人のちかい
- さょうならファニー
- あすへの旅立ち
- ひびけ!トランペット
- 泣くな花笠
- ふまれた野の草
- 涙のワンピース
- めざせチャンピオン
- 夕陽にうたえ
- 海女の特訓
- 港にこだまする歌
- 遠い歌手への道
- 帰ってきたファニー
- 海に歌えば
- のぞみのデビュー
- まぼろしの歌手
- 知らされた秘密
- 父との別れ
- 心の友 心の唄
[編集] 前後番組の変遷
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