くぢらもち
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くぢらもちは、山形県新庄市・最上地方の菓子である。くじらもちという表記もある。
[編集] 概要
その名称から鯨肉が入っていると誤解を招くことが多い。もともと、桃の節句の時期などによく作られていた。
由来は久しく持ちの良い食べ物ということで「久持良餅」であるとか、形が鯨肉に似ていることから「鯨餅」であるといわれているが真相は定かではない。
主に、最上地方の商店やお土産屋で入手できる。最上地方以外でも、JR駅のキヨスクや、道の駅などの観光・休憩施設販売されている。一般家庭でも自家製のものを作る家が多くあり、家庭の味として受け継がれている。
[編集] 製法
もち米とうるち米の粉を水で練り、箱の中でのばし、ムキ胡桃・砂糖水を加えて、せいろで蒸したもので、味噌・醤油・餡など多彩な種類がある。