うま辛王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うま辛王(うまからおう)とは、岐阜県高山市の第3セクターの飛騨唐辛工房が発売しているソースである。
[編集] 概要
- トウガラシを自然発酵させた物をペースト状としたソース。辛味のなかにしっかりとした旨味があるのが特徴。
- 元々は、岐阜県高山市の「キッチン飛騨」のステーキハウスの料理長が、1970年頃、ステーキにあう調味料として試行錯誤のうえ開発した「唐辛」というソースである。このオリジナルソースを試験的に、ステーキハウスの客に提供(客席に置き、自由に使用してもらう)したところ評判になり、一部の客はそのソースを瓶ごと失敬するという事態まで発生する。
- 1997年(平成9年)、唐辛は岐阜県特産品開発コンテストで大賞を受賞する。
- 2000年(平成12年)、製造特許取得。村おこしとして岐阜県大野郡高根村(現高山市)に第3セクターの飛騨唐辛工房を設立。唐辛をうま辛王と改称して本格生産開始。
[編集] 製造方法
- 乾燥赤トウガラシを御嶽山の湧き水と天然塩に浸す。
- 一定間隔で攪拌しながら、15~24ヶ月(平均18ヶ月)熟成させる。
- 熟成終えたものを粉砕し、米酢を加えた後、攪拌しながら1ヶ月熟成させる。
- ペースト状にする。